なぜJR東日本には「新快速」がないのか?

新快速

wikipediaより 関西の速達種別「新快速」

JR東日本に関西で有名な「新快速」という種別の電車が存在しない理由とは何か。首都圏ではあまり速達性が重視されていない訳とはどんなものか。関東ならではの鉄道事情にについて今回は取り上げる。

JR西日本の関西の東海道・山陽本線を走る新快速は、最高時速130キロメートルというスピードを出すことや、表定速度が80km/hを超えるという驚異の速達性を持っていることで、鉄道に詳しい人であればだれもが知っているだろう。

同じく、名古屋周辺の中京圏においても新快速という列車種別が存在し、こちらもまた、最高時速は120キロメートルではあるが、直線が多くて停車駅がかなり少ないという特徴から、表定速度は80km/hを超える。




いずれの地域でも、主要な路線では速達性を重視し、よりスピードを出して停車駅を少なくした列車を運行している。

しかし、首都圏のJR東日本においては、新快速という種別の電車は一切存在しない。「特別快速」という名称の列車は存在するが、表定速度は関西や中京ほどは速くはない。関東の場合は全体的に停車駅も多いのも気になるところであろう。

私鉄との競争が関東はない!

関西や中京の場合は、並行する私鉄が走っている。JR線の近くには競合してつの線路があり、駅周辺の人口が多くても、利用者が2社に分かれてしまい、サービスの質を下げてしまうと乗客が減ってしまう可能性があるという事情を持っている。

一方の首都圏の場合、JR線の近くには私鉄が並行して走っていない場合が多い。沿線人口をJR線1本だけでカバーしているケースが少なくない。

特に、関東北部と都心を結ぶ東北本線や高崎線、埼京線などにおいては、競合私鉄が存在しない。ほとんど独占できている環境にある。

また、たとえ並行する私鉄の線路があったとしても、私鉄の場合はカーブが多くて線形が悪い場合が多い。

たとえば、総武線と並行する京成線の線形は悪い。カーブはかなり多く、最高速度がほとんど出せないという性質を持っている。

また、関東の場合は沿線人口が多いことから、列車の運行本数も多く、ダイヤが過密している場合が多い。過密ダイヤであることによって、線路容量の面で優等列車を設定できる余裕がない。

こうしたことから、JR東日本の場合は速達性を重視することよりも、運行本数の拡大や途中駅の利便性の強化の方に重点を置いているのである。これが、速達性を追求している関西や中京を走るJR線との違いではないだろうか。

まとめ

首都圏 関西、中京
並行する私鉄が少ない 競合私鉄が多い
列車本数が多い 列車本数が少ない
沿線人口が多い 沿線人口が少ない
ダイヤ過密 ダイヤに余裕あり

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