クロスバイクで毎日片道10kmは楽勝か?通勤・通学へ

近年急速に人気上昇をし続けるクロスバイクというスポーツタイプの自転車であるが、通勤や通学で毎日片道10kmの道のりを走ることは可能だろうか。

たとえば、自宅のある郊外から職場のある都心まで片道10km以上ある場合、もはやママチャリでは不可能な距離であろう。らくらく進むスポーツタイプの自転車でなければ、毎日通うことは不可能といえる。

ただ、いくらクロスバイクであるとはいえ、本当に季節を問わず毎日自転車通勤・通学をやり続けることは本当にできるのかと思ってしまうだろう。結論から言うと、クロスバイクであれば片道15kmまでは無理なく行ける。


「楽勝」なのは事実?

ただ、クロスバイクによる長距離通勤・通勤が「楽勝」であるかどうかは、個人によって異なるのは間違いない。

体力に自信がある人であれば、片道15㎞程度の道のりであればらくらく行けるが、運動が苦手で体力のない場合は、7,8kmまたはそれ以下が限度となるかもしれない。

したがって、片道10~15kmの道のりを仕事や学校に行くためにクロスバイクで毎日走り続けるのは、必ずしも「楽勝」であると結論付けることはできない。

とはいえ、クロスバイクがママチャリなどの街乗りの軽快自転車よりははるかにら「らくらく」であることは事実である。車種にもよるが、重量が10~13kg程度であるクロスバイクは、少しの力でも大きな推進力が得られるため、疲労感が少ない。

少ないパワーでも進む仕組みになっていることから、まだスポーツタイプの自転車に乗った経験がない人にとっては、一度長距離の移動手段としてクロスバイクを使うことに挑戦する価値は大きいのではないだろうか。

片道15km超にはロードバイクがいい!

タイヤの幅が狭くて重さが軽いことで、ロードバイクと似ている点がいくつもあるのがクロスバイクである。しかし、長距離の移動となれば、自然とロードバイクの方が不老館が少なくなる。

クロスバイクの場合、ハンドルがフラットになっていることから、常に体を起こした姿勢で乗る続けるようになっている。しかし、長時間乗り続けるには、やはりドロップハンドルが良くなる。

ドロップ型のハンドルの場合、持ち方を変えられる設計になっていることから、こまめに持ち方を変えることができ、これによって疲労が少なくなる。また、前傾姿勢を採れるため、空気抵抗が少なくなって、少ないパワーでも進む。

こうした設計になっているのがロードバイクであることを考えると、片道15kmを超える道のりを毎日走るのであれば、クロスバイクよりもロードの方が適している自転車の種類である。

使用用途に応じて、購入する自転車の種類を決めることもまた必要である。短距離でもないが、長い距離というほどでもないといった中距離移動のための自転車としておすすめな種類がクロスバイクではないだろうか。

クロスバイクで走れる距離の限界とは!? 片道30kmまでか?

気になるのが悪天候の時の移動手段である。雨の日はどうするべきなのだろうか。

晴れの日と同じようにクロスバイクで通勤・通学に利用するべきなのか、それとも自転車の利用は控えて電車やバスなどの公共交通機関を使うべきなのだろうか。

この判断はとても難しいだろう。物理的には、雨が降っている場合でもスポーツタイプの自転車で仕事先や学校のある場所に行くことは可能である。しかし、荷物がぬれたり、衣服が汚れたりする可能性は否定できない。

雨の日の路面状況はとても滑りやすいため、スポーツタイプの自転車だと危険性がアップすることも否定できない。

このようなことから、クロスバイクを日々使っている人は、雨の日は一体どうするできなのだろうか。

装備があれば問題なし!

結論から言うと、雨天時のための装備がしっかりしていれば問題はない。レインウェアを用意し、バッグなどの鞄は防水処置が施されているものを使うのであれば、雨の日であってもクロスバイクで通勤・通学をすることは可能だ。

ただし、クロスバイクにはママチャリとは違って、デフォルトでは泥除けがついていない。

そのため、路面の水が飛び散る。なので、多少は汚れても良いような装備でなければならない。

特に背中に背負うリュックを使う場合には、跳ねた水が簡単にふき取ることができるようなものでなければならない。

防水になっているバッグであればそれができるが、メッシュ記事などは御法度である。

また、安全性についても、晴れの日よりは転倒などの危険性が増すのは事実である。したがって、普段ほどスピードを出すわけにもいかない。

雨の日もクロスバイクで通勤や通学に使う場合であっても、できるだけゆっくりと走れるようにするために、普段よりも時間に余裕を持って自宅を出発することが求められる。

悪天候だからこそ、慎重な運転を心がけるのが大切であるのは、言うまでもない。

もし、雨の日のための対策ができないのであれば、クロスバイクで移動するのはあきらめて、電車やバスといった公共交通機関を使って目的地まで移動するしかない。


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