【京葉線】なぜ他よりもオーバーラン・誤通過が多いのか?

京葉線で各駅停車の電車がどこかの駅でオーバーランしたり、快速だと勘違いして通過してしまったという出来事が頻繁に起こっている。

他の路線の場合、オーバーランや停車駅の誤通過がニュースになるほど起こることはかなり稀である。停車位置修正などがあるのは確かであるが、乗客やダイヤに大きな影響を与えるほどの出来事が起こるのは圧倒的に京葉線が多い。

オーバーランに関しては、雨や雪の日の線路がすべりやすい場合には起こりうることである。ブレーキの利きが低下することにより、ホームの正確な停車位置に止まることが難しくなるためである。

しかし、京葉線に限っては天候的な理由もない日に起こる。晴れの日でブレーキの利きが良好なときであってもミスが起きる。

変わらない景色?

京葉線の景色

京葉線の線路の大部分は首都高速湾岸線と東京湾の海岸の間を通っている。この風景はほとんど変わらない。

つまり、運転中に視界に入ってくる景色に変化が少ないといえる。視界に入ってくるものが同じ状態が続いてしまうと、どうしても眠気を感じたり、ぼおっとするような状態になちやすい。これが停車駅に近づいたときでも続いてしまうと、本来は止まるところを通り過ぎてしまう結果に陥る原因となる。

他の路線の場合、線路沿いの建物が変化したり、踏切があったり、緑地や田畑が出現したりする。一方の京葉線は、線路沿いは首都高速湾岸線と海岸しかない。建物についても、陸側はふつうの特徴もない住宅、海側は企業の倉庫・物流拠点がほとんどである。

さらに、高架区間がほとんどであるため、線路上の障害物への注意もおろそかになりやすい環境となっている。地上を走る路線の場合は、線路上に人や動物が入ってくる可能性があるため、前方への注意が向く。高架上ではこういった出来事が起こりにくい。

こうした京葉線ならではの特徴が、本来停車するべきの駅を誤って通過してしまったり、オーバーランしてしまう理由といえるのではないだろうか。

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