【JR東日本】東海道線の本数が少ない、利用者は多いのに!

東海道線(東京口)の本数が少ないとして利用者から不満の声が多い。名古屋地区や関西と比べるとかなり運転間隔が長いのがJR東日本管内の形態となっている。


首都圏なのに少ない!

東海道線の東京駅発着の本数は、日中の時間帯で毎時6本となっている。横浜駅でカウントしても、上野東京ライン系統が1時間当たり6本、湘南新宿ラインが1時間あたり2本走っている。

横浜~平塚までは毎時8本走っているという計算になるが、それでも名古屋地区や関西の京阪神地区と比べると明らかに本数は少ない。

東海道線のE231系

1編成あたりの車両数が多いのがJR東日本の首都圏の電車である。名古屋では4~8両、関西では8~12両であるのに対して、東京口は10または15両編成で運転されている。それに比べるとかなり長い。

しかし、運行本数は利用者多いことを考えると少ない。関西地区を例に出すと大阪駅発着の場合、日中は各停・快速・新快速を合わせると毎時14本走っている。名古屋駅発着でも毎時8本ある。

一方、東京駅を発着する上野東京ラインは毎時6本だ。常磐線からの直通列車が一部あるが、すべて品川止まりのためここではカウントしない。人口が日本一の東京都と神奈川県内の移動手段である東海道線の本数は少ないことが理解できるだろう。

京浜東北線・横須賀線の本数は?

E233系

wikiwiki.jpより

ところで、東海道線は東京~横浜は京浜東北線が並行して走っている。横浜~大船は横須賀線が走っている。

いずれも東海道線の各駅停車の役割を果たしている。これら2路線は小さな駅が途中にいくつもあるが、東海道線の場合は大きな駅にしか止まらない。駅間距離も長く、実質的には「快速」としての役割を果たしている。

京浜東北線の場合、オフピークでも5本間隔で電車がやってくる。本数はかなり多いといえるほどの運行本数となっている。横須賀線は毎時4本の電車が走っている。

これらを合計すると、東海道本線としての運行本数はかなり多い。関西や名古屋地区よりも電車が多くは知っているということになる。

とはいえ、ほかの地域では快速のほかに「新快速」という種別の電車が走っている。京阪神に限れば、本数も単独で1時間当たり4本走っている。一方、東京口の場合は上野東京ラインの快速アクティーと湘南新宿ラインの特別快速の合計2本しか走っていない。

速達列車が充実しているかというと、そうとは言えないのがJR東日本管内の東海道線の運行体系といえるのではないだろうか。

おすすめ記事