【新快速】どうして関東には走っていないのか? 東京にない理由!

関西や名古屋地区で走っているJRの「新快速」という列車種別の電車は東京を中心とする関東地区では走っていない。日本一人口が多い地域であるにもかかわらずどうしてなのか理由について考えてみる。

新快速が現在走っているのは、JR西日本管内の東海道・山陽本線米原~姫路間とJR東海管内の豊橋~岐阜間である。いずれの区間も通過駅がある区間のみであり、乗り入れ先を含めるとさらに長い距離を走る。

特にJR西日本では京阪神という関西の3大都市を結ぶ。運行本数は1時間に4本、毎時15分(日中の時間帯)走っていて、比較的高密度で走っていることになる。表定速度も80km/hを超え、追加料金がかからない快速電車としては日本国内最速クラスである。

JR東海管内の名古屋地区では、毎時2本30分間隔で走っている。さらに、ふつうの「快速」も30分間隔で走っている。こちらお乗車券のみ・追加料金なしで乗れる電車では最速クラスである。

関東には存在しない3つの理由!

223系

wikipediaより

  • 利用者数が多い
  • 速達電車を走らせられる余裕なし
  • 私鉄との競合が少ない

関東地区では東京の一極集中が進んでいるということで、どの路線も沿線の人口はかなり多い。したがって、どの駅でも乗降客が関西や中京と比べてはるかに多い。

そこに新快速のような通過駅が多い電車を走らせてしまうと、通過する途中駅を乗り降りする人は乗れる電車の数が少なくなってしまう。そうなれば、後続の各駅停車の電車が混雑してしまう結果になる。需要があまりにも多すぎるということから、新快速を走らせられる余裕はない。

また、線路容量の面でも列車の運行本数が限界に達している路線が多い。人口が多くて利用者が多数いるということで列車は可能な限り運行しているが、それでも足りていないというケースも関東地区では少なくない。

当然ながら、新快速という種別を新たに導入できる余裕はない。線路を増やさない限り、もうこれ以上は電車を走らせられないというのが現状だ。

さらに、私鉄との競合が少ないのも新快速のような通過駅が多い電車がない理由である。関西や名古屋地区では、並行して私鉄が走っている。沿線の鉄道利用者をJRと私鉄で分け合っているという構図になっている。

少しでも利用客を奪うために、JR側では「新快速」という通過駅が多くて乗車券だけで乗れる速達列車を走らせている。しかし、関東ではJRが独占している路線が多い。速さを追求しなくても利用者を呼び込める。

何もしなくても乗ってくれる人が豊富にいるという事情から、あえて新快速を走らせなくても十分であるというのが関東ならではの特徴となっている。

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