【ほぼ毎日!】近鉄奈良線はどうして毎日遅延しているのか?

近鉄奈良線の特徴として毎日ように遅延している点が挙げられる。運転見合わせのような完全ストップまではいかないが、5分くたいは遅れて駅に到着するのが当たり前になっている。どうして時刻表通りに運行できないのか、理由に迫る。

近鉄奈良線は、大阪難波~近鉄奈良までの26.7kmを走る路線である。大阪の中心部から郊外へ延びる私鉄としてはかなり距離が短い。とはいえ、沿線の風景はバラエティー豊富である。大阪府と奈良県の境である生駒山をトンネルを通っている。

営業キロ数はかなり短いのだが、遅延が多いことで悪名高い。大阪線やけいはんな線よりも電車が遅れる頻度は多い。

なぜ奈良線だけ遅れる?

近鉄奈良線

  • 大和西大寺駅に起因する
  • 天候に大きく影響されるため
  • ダイヤ過密

近鉄奈良線が圧倒的に遅延が多い理由としては上記の3つが挙げられる。

まず、大和西大寺駅に電車が遅れやすい原因がある。この駅には奈良線だけでなく京都線の線路も走っている。しかし、奈良線と京都線は上下線ともに平面交差する構図となっている。

そのため、どちらかの路線で数十秒の遅れが出ただけでもう一方の路線の電車が大和西大寺駅に入線できなく駅の手前で停止することが頻繁にある。平面交差によって直接は関係のないほうの路線まで遅延が生じてしまう。

次に、天候に左右されやすいという点が理由として挙げられる。近鉄奈良線は急勾配が非常に多い。それは生駒山を超えるルートを通っているためだ。そして、山岳地帯を通過するということで大雨などの際には電車が運転見合わせになることがよくある。

土砂崩れが発生する可能性がある場所もあるということで、安全上電車の運行を止めてしまう。これにより、ほかの鉄道会社では正常になっていても近鉄奈良線は止まっているというケースもある。

そしてもう1つの遅延の原因がダイヤの過密である。近鉄奈良線の運行本数について、日中の時間帯でも大阪難波~東花園では15本走っている。つまり、平均すると4分間隔で電車が走っていることになる。

しかも、列車種別は豊富にあることから、前を走る各駅停車に後続の急行・快速急行などが追いついてしまって徐行運転になるという姿がよく見られる。少しでも各停が遅れると後続の電車も遅れが生じてしまう。

線路容量が限りなく限界に達していてダイヤに余裕がないことが、奈良線が遅れやすい理由になっているのは間違いないだろう。5分程度の遅れが生じる原因としては、このダイヤの過密状態に起因するケースが多い。

おすすめ記事