【山手線】ワンマン運転は行われるのか!? もう車掌はいらない?

JR山手線でもワンマン運転が近い将来始まるのだろうか。全駅にホームドアが設置されれば駅構内での電車との接触事故がなくなるということで車掌がいらなくなるとして東京メトロなどではすでに一部の路線で行っている。

JR東日本の各線ではこれまでホームドアがすべての駅に設置されているというケースは存在しなかったため、地方のローカル線を除いてワンマン運転は一切行っていない。すべて最後尾に車掌を乗務させている。

なぜワンマン化が議論されているのか?

山手線ホームドア

車掌の一番の役割とは、発車時の駅ホーム上の安全確認である。ドアの開け閉めや車内放送であると思っている人は多いが、これは追加的なサービスであって、最大の任務はホーム上にいる人と列車の衝突が起きないように監視して、異常が発生しそうになった時には速やかに対応を取ることである。

長年、山手線は従来のホーム構造になっていたため、線路への転落事故がたびたび起きていた。目の不自由な人やスマホを操作しながら歩いている人が誤って転落するというケースが後を絶たないのはすべての鉄道各線に当てはまる共通点だ。

ホームドアが設置されれば、そうした事故が起きる可能性はほぼゼロに近い数字になる。車掌が電車の発車時に人と列車が接触しないかどうかを窓から顔を出して見張る必要もほとんどない。

そこで導入を検討するのがワンマン運転というわけだ。ドアの開け閉めやアナウンスを運転士が行うという仕組みがこれである。

全駅ホームドアが整備されている東京メトロ丸ノ内線や副都心線、都営三田線、大江戸線、さらには東急目黒線などではすでにワンマン運転を実施している。こうした事例があるということで、山手線における実施も考えられているわけだ。

課題もいろいろ多いのは確か!

TASC

ただし、ワンマン化はそう簡単なことではないのも確かである。ワンマン運転にするには、運転士がドアの開け閉めの際にホーム上を監視するためのモニターを運転席に設置しなければならない。

運転席から直接顔を出して目視するという手段もなくはないが、これだとドアを閉めてから電車を発車させるまでの時間を要してしまう。今よりも全体の所要時間が長くなる原因となるため、あまり現実的ではない。

駅メロと呼ばれる発車メロディーを流すための装置も改良を加えなければならない。スイッチは現在車掌の位置であるホームの後ろにあるが、運転士が操作できるように列車の前方か車内の運転席に新たに付けなければならない。

なお、ホームドアとセットとして不可欠なTASCと呼ばれる定位置停止装置がすでに整備されているため、運転士の負担の軽減化は図られているといえる。

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