【なるほど】都営新宿線の遅延の原因はほとんど京王線にある!?

都営新宿線では頻繁に遅延やダイヤの乱れが発生するが、その原因は地下鉄ではなく直通運転先である京王線に存在する例が多い。相互直通運転していることが理由で定時運行に問題が発生すると言っても過言ではない。




都営新宿線は地下鉄路線であり、本八幡と新宿の間の区間を走る。東京都交通局が管理し、荒川を超える鉄橋を除いては地下を走る。

しかし、線路自体は新宿駅より西側に延びている。新宿以西は京王電鉄が保有・管理している区間であり、路線の名称も京王線となっている。線路そのものがつながっていることにより、京王電鉄と都営新宿線は相互直通運転を開業以来実施している。

京王が遅延の原因をつくっている!?

京王9000系

https://www.youtube.com/watch?v=B203Cf3kfX8より

相互直通運転により、東京都西部から都心部へ移動する際には乗り換えなしで都営新宿線内の駅まで1本の電車に乗っていけるということで、乗客にとっては便利な存在である。もし、新宿駅で系統分離すると、乗り換えに時間を要するようになり、不便を感じる人も多く出てくるだろう。

しかし、便利な反面定時運行の妨げになるりやすいという性質を持っているのもまた事実である。

他の相互直通運転を実施している路線についても同じことがいえるが、直通先で何らかの異常が発生して電車に遅れが生じてしまうと、何の関係もない自社線内までもその影響が出てしまう。

都営新宿線はその典型的な例である。都営新宿線の区間では、遅延の原因としては信号トラブルや車両故障くらいであり、それが発生することは少ない。混雑度も激しくないため、乗り降りも比較的スムーズで、これが列車の遅れの理由とまでなるケースは稀だ。

直通先の京王線では、遅延の原因として混雑による乗降時間の延長、過密なダイヤ、踏切事故、悪天候などが挙げられる。地下鉄にはないような理由でダイヤが乱れ、ほぼ毎日のように列車に遅れが発生している。




京王線は複々線もない!

京王線の場合、利用者多くて運行本数が多いにも関わらず複々線区間がほとんどないため、ダイヤが慢性的に過密状態となっている。これもまた、遅延が生じやすい理由となっている。

複線ということで、上下線それぞれ同一進行方向へ列車が走れるのは確かである。しかし、1本の線路を各駅停車と特急・準特急・急行などの通過駅を持つ速達列車が走っているため、仮に各駅停車が少しでも遅れると、後続の優等列車が接近して徐行運転を余儀なくされるようになる。

先頭を走っていた各停は、途中の駅で後から来る速達列車の通過待ちをするケースが多いため、一旦発生した遅れを取り戻すのが難しい。結果的に時刻表通りにまで回復運転ができず、京王線全体的に遅延が生じやすい環境となっている。

そして、これが直通運転の相手である都営新宿線にも影響を与えてしまい、結果的に直接的な原因が存在しない都営新宿線の電車にも遅延が発生するというわけだ。

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