【近鉄vsJR】大阪~奈良間の移動、どっちが速くて便利なのか比較!

大阪と奈良の中心部を結ぶ鉄道路線は2つある。近鉄奈良線とJR大和路線である。いずれも阪奈間を結ぶ重要な交通手段であり、関西の中でも利用者数が多い。ここで両者を比較した場合、どちらが優勢になるのか。




比較のポイントは運賃の安さ、快速などの速達列車の本数、所要時間、遅れの少なさである。近鉄とJRではそれぞれ独自の事情があり、かなり違うのは間違いない。

あなたはどっち!? 近鉄とJR!

近鉄奈良線 JR大和路線
運賃 560円(難波~奈良)

490円(鶴橋~奈良)

560円(難波~奈良)

470円(天王寺~奈良)

本数(日中ダイヤ) 快速急行=毎時3本

急行=毎時3本

大和路快速=毎時4本
所要時間 36分(難波~奈良)

31分(鶴橋~奈良)

49分(難波~奈良、乗り換え1回)

33分(天王寺~奈良)

遅延の頻度 常に3~5分程度の遅れる 運転見合わせが目立つ

運賃ならJRが安い

近鉄奈良線とJR大和路線

運賃に関しては、特例運賃が適用されているJRの方が優勢であるといえる。特に大阪環状線発着を考えると、JR大和路線の方が安い。近鉄奈良線側は通常の料金で計算されるため、特別安くはならない。

JRの場合、通常の路線であれば運賃は私鉄と比べて高い。近鉄とJRの幹線料金と比較しても、近鉄の方が安い水準になっている。

しかし、阪奈間は並行私鉄との競合があるということで特別に割安になっている。電車特定区間よりも低く抑えられているため、近鉄を使うよりも安いのだ。

本数は近鉄の方がやや優勢

速達列車の運行本数については近鉄の方が優勢といえる。快速急行と急行を合わせると1時間当たり6本走っている。一方のJR側は大和路快速が毎時4本となっているため、近鉄よりは少ない。

ただし、JR大和路線には桜井線(万葉まほろば線)直通の快速が毎時2本走っていて、王寺駅で奈良方面に行く各駅停車と連絡する。乗り換えという手間が増えるのは確かだが、これを合わせると1時間当たり6本の快速電車は走っていることになる。

とはいえ、乗り換えなしで電車1本で阪奈間を結ぶ電車の運行本数に限れば、JRよりも近鉄の方が多いため、利用者にとってはメリットが大きい。

所要時間は近鉄が圧勝

所要時間については、JR大和路線よりも近鉄奈良線の方が早い。地図を見るとわかるが、近鉄は生駒トンネルをくぐって阪奈間をほぼ一直線で結んでいる。急勾配が多い路線ではあるが、距離は短い。

JR大和路線は山岳地帯を避けるようにして大和川の河岸を走っている。そのため、遠回りして線路が延びている。必然的に距離が長くなっている。

いずれの路線もカーブが多く最高速度を維持して走れる区間は少ない。そのため、距離の短さが所要時間の勝敗を決めているといえる。

ただし、最終目的地により所要時間の長さは逆転する可能性が大きい。JR大阪駅のある梅田地区へ行くのであれば、大和路快速なら乗り換えなしで行けるため、所要時間も近鉄を使った場合よりも短くなる。

定時運行はどっちもどっち

近鉄奈良線は慢性的に遅れが生じている路線として有名である。ダイヤが過密していることや、大和西大寺駅の平面交差の問題から、3~5分程度電車が遅れて到着するのは当たり前になっている。

天候にも左右されやすい。生駒山系の山岳地帯を通過するため、大雨や強風の際には直ちに運転見合わせになるケースが多い。

JR大和路線についても、直通先である大阪環状線の影響で列車が2~3分くらい遅れることがよくある。また、踏切が多いために人身事故が多発しやすい。一度起こってしまうと運転見合わせになるため、利用者にとっては非常に都合が悪い。

どちらも地縁が発生しやすい環境となっているのは間違いない。そのため、優劣をつけるのは正直なところ難しい。

おすすめ記事