【京急】なぜ毎日のように遅延する!? 私鉄の中でも特に多い理由は?

京急は遅延が多いということであまり定時運行がされてない。10分以上の遅れや発生したり、運転見合わせになって完全にストップするケースがほぼ毎日のようにある。どうしてそんなに不安定なのか、それには明確な理由がある。



京急線は泉岳寺・品川駅から横浜駅を通って三浦半島まで走る路線である。全線に渡ってJR東海道線・横須賀線・京浜東北線のいずれかと並行する。JR東日本との競合があるのは確かだ。

しかし、電車が遅れるという出来事は日常茶飯事である。JRもよく遅延するが、京急もそれに劣らないくらいなのが印象的ではないか。

どんな原因が京急に?

  • 複々線区間ゼロ
  • 本数が多い、ダイヤ過密
  • 枝分かれ路線が多い
  • 振替輸送の対象になって乗客殺到

京急の場合、複々線区間は一切ない。首都圏の私鉄各線では珍しい。東急や小田急などの路線にはどこかに複々線となっている部分が存在するが、京急電鉄にはそのようなところがない。

京急線

快特・特急・急行などの通過駅を持つ種別と各駅停車の電車がすべて同じ線路を走っているため、先頭を走る各駅停車のダイヤが乱れると後続の優等列車は追突しないように徐行運転を余儀なくされる。

しかも、運行本数もかなり多い。日中の時間帯であっても横浜方面と都心を結ぶ快特だけで毎時6本(10分間隔)で走っている。これに急行・各駅停車も走っているため、線路容量は限界に近い状態が続く。

上下線それぞれ1本の線路ですべての列車をさばくため、ダイヤは慢性的に過密だ。各駅停車だけを走らせている地下鉄や小規模な路線とは事情が大きく異なる。

混雑する京急

さらに、京急線は本線が1本あるだけではない。京急蒲田駅からは羽田空港へ行く空港線が分かれていく。京急本線は泉岳寺~浦賀までの路線であるが、途中の金沢八景駅から逗子線が、堀ノ内駅からは久里浜線が枝分かれしていく。

並行するJRの場合、東海道線、横須賀線、京浜東北線はそれぞれの線路がある。互いに線路を共用する部分はない。しかし京急はすべてが線路を共有する。そのため、どれかの路線で一度電車が遅れれば、京急全体に遅延が生じることになる。



JRがストップすると京急も遅れる!

そして、ほかの私鉄各線には見られない原因も京急にはある。それは、並行するJR線が運転見合わせとなって電車の運行がストップすると京急の電車も遅延するという事例だ。

東海道線と上野東京ライン

JR京浜東北線などが止まると、京急での振替輸送が始まる。これにより、本来はJR線を利用するはずの乗客がやむを得ず京急を使おうとして品川駅などに殺到する。

しかし、京急単独でも利用者数は多いため、それにJRユーザーが加わることで乗降時間が混雑の影響で普段より長くなる。駅での停車時間が長引くことで、京急全体も遅れが生じる。そのため、京急線も5分、10分以上の遅延が出てしまうわけだ。

別の鉄道会社の線路と並行するのが京急であるために、振替輸送の対象になりやすい。そして、この関係が遅延の原因となっている。

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