【小田急】複々線によって最高速度は向上するのか!?

小田急では2018年に複々線化事業が完成していよいよ列車の大幅な増発が可能になるが、最高速度の引き上げは行われないのか。より速達性が向上する計画は今のところないのか。




現時点ではロマンスカーやあさぎり号などの特急で最高速度が110km/h、快速急行、急行といった普通電車で100km/hとなっている。JR線のみならず私鉄の中でも遅いほうに部類される。

小田急の場合は多摩丘陵を走ることからカーブや勾配が多い路線ではあるものの、半径が小さい急カーブはあまり多くはない。したがって、高速走行ができないかというとそうではない。スピードの引き上げは可能といえる。

複々線化で線路容量に余裕

小田急4000系

複々線化により、小田急のダイヤには余裕ができる見通しだ。特にオフピークの時間帯では線路容量に大幅なゆとりができることになる。

急行線と緩行線が分離されることにより、急行線を走る優等列車は最高速度を上げても前を走る遅い各駅停車に追いつくという現象が起きる可能性がなくなる。設備上は、最高速度を引き上げても十分対応できるのは間違いないだろう。

しかし、今のところは小田急にて最高速度を引き上げるという計画はないと思われる。たとえ複々線化が終わっても利用者数が多い路線のため、輸送力の強化が最優先課題とされる。そのため、速達サービスの充実化が後回しになる可能性が高い。

しかも、カーブが比較的緩やかになっているとはいえ、最高速度を定速で運転できるほどの直線も少ない。

特急列車の110km/h、普通列車が100km/hが最高速度という現状の設定がさらに向上するのは難しい。



快速急行の増発はすでに実現

小田急の複々線化

一方で停車駅の少ない列車の充実化はすでに実現されている。それが、快速急行の本数の増加だ。以前は快速急行の本数は日中の時間帯で1時間あたり3本であった。しかも、運転間隔も不均等で30分開くという場面も多かった。

2016年3月のダイヤ改正より、快速急行は3本→6本に増発された。ほぼ10分間隔で運転されるようになり、速達サービスの充実化が行われた。

特に都心から新百合ヶ丘以西に向かう人にとってはかなり利便性が上がる内容だ。停車駅が急行よりも少なく設定されているため、所要時間も早くてメリットが多い列車が増発されたことになる。

複々線化が完了した後は、快速急行だけでなく急行についても増発される可能性が高い。そうなれば、快速急行が止まらない駅を利用する人にとってもメリットが大きくなる。

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