都営浅草線の混雑状況とは!? 朝と夕方でも意外に空いている?

都営浅草線の混雑状況はいつもどんな感じになっているのか。朝と夕方の通勤通学ラッシュの時間帯においては、東京都心を走る地下鉄はどこも混む路線が多いが、こちらに限っては意外に空いている。




都営地下鉄浅草線ならではの特徴として、押上駅からは京成線と直通運転を行っている。泉岳寺駅からは京急線とも相互直通運転を行っている。さらに、京成を経由して北総鉄道にも乗り入れている。

単独路線ではないため、都営浅草線を使って郊外から都心へ向かう人は少なくない。郊外へ延びる私鉄と相互直通運転を実施している地下鉄路線は東京都内では多く、いずれも混雑率が高いことでも知られている。

都営浅草線の乗車率は最大でも110%

浅草線

国土交通省が毎年発表している首都圏の鉄道路線の混雑率のデータによると、都営浅草線の乗車率は最大でも113%となっている。これは朝の8:00~8:30の時間帯であり、浅草~本所吾妻橋の区間である。

朝ラッシュのピークの時間帯であっても他の鉄道路線と比較すると空いていることがわかる。しかも混雑するのは東武スカイツリーラインの終着駅である浅草駅周辺となっている。

東部鉄道を使って浅草駅で降りて都営浅草線に乗り換えるという乗客が多いため、この区間が最混雑区間になっているものと考えられる。

京成押上線との境界駅である押上駅付近については、京成線内からの乗客が押上駅で下車して東京メトロ半蔵門線に乗り換えるという例が少なくない。そのため、地下鉄内までそのまま乗り続けるという人はそれほど多くはない。

京急本線側については、横浜方面からの乗客の大半は品川駅で降りる。都営浅草線まで乗り続ける人は少数派となっている。

直通先の私鉄から都営浅草線まで乗り続けるという人はあまりいないのが特徴といえる。都営地下鉄は使わなずに手前で降りる人の割合が高いこともあり、朝のラッシュのピークであっても乗車率は約110%に留まっているのだ。



運賃が高いため、みんな乗りたがらない

都営地下鉄の他の路線にも当てはまる共通点であるが、都営地下鉄の運賃は高い傾向にある。東京メトロと比べても割高な料金に設定されている。京成や京急と相互直通運転を実施しているとはいえ、運賃自体は別料金になっている。

京成側の乗客が押上駅で乗り換えたり上野方面へ向かう理由は、都営浅草線を使うよりも安いからである。都心部では東京メトロやJR東日本の路線を使った方が安くなる例が多い。

京急側についても、品川駅で一旦電車を降りてJR線に乗り換えた方が運賃が安く済むのがほとんどである。しかもJRの方が路線網が豊富なこともあって利便性も高い。停車駅の数も都営地下鉄より少ない。

所要時間の面でも品川駅で降りてJRを使った方が早いという現状もまた、都営浅草線の混雑率があまり高くならない要因となっているのは間違いない。

そんなこともあり、都営浅草線の利用者にとっては通勤ラッシュの混み具合が緩やかというメリットとなっている。運賃が高くてあまり便利ではない路線だからこそ、朝と夕方の時間帯でも比較的空いているものと考えられる。

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