京成電鉄の運賃、どうして高いのか!? JRよりも割高な理由とは?

京成電鉄の運賃が他の私鉄各社よりも高いと感じたことはないだろうか。首都圏の大手民鉄の中では一番料金が割高となっている。JRの電車特定区間よりも値段が上の状態となっている。




京成線といえば、京成上野駅や日暮里駅から千葉方面や成田空港へ走る路線として誰もが知っている大手私鉄である。ほぼ全線に渡ってJR総武線と並行して走っていて、競合対象となっているのが確かだろう。

近距離が高い傾向

京成本線

京成の運賃をJRと比較すると、特に近中距離にて割高な傾向にある。都心部からちょっと離れた郊外へ行く場合、京成よりもJR東日本の方が値段が安い。

10km区間の場合、京成電鉄の運賃は190円(切符)となっている。JRの電車特定区間の場合だと170円となっていて、前者よりも安い。

20kmの乗車時もJRの方が安い。京成では320円に設定されている一方、JRの電車特定区間では310円となっている。価格差はあまりないものの、JR線の方が値段が低いことには変わりない。

他の首都圏の私鉄各社の場合、JRと比べると私鉄側の方が安いケースがほとんどである。特に私鉄とJRがともに並行して走っていて競合がある場合には私鉄側が割安なことが多い。

総武本線E217系

仮にJRが私鉄よりも安い運賃になっていたとしても、それはJR側が競合対策のために特別運賃を設けていた場合である。定価ではどうしても地域に密着した私鉄側が割安となる。

しかし、JR総武線については特別運賃を設定している区間はない。東京~千葉間は電車特定区間になっているのみである。それにも関わらず、京成電鉄の方が値段が高い結果となっている。



長距離なら京成の方が安い

一方で、30kmを超えると今度は京成の方がJRよりも運賃が安くなる。片道30kmの乗車時、京成は440円である。JR東日本の電車特定区間の場合は460円となっている。後者の方が20円高い。

都心から成田空港へ行く際にかかる運賃についても、乗車券であれば京成本線の方が安い。これは、JR総武本線は千葉より成田側は通常の幹線料金となるためである。

京成3500系

京成上野駅から成田空港までは乗車券が1,030円となっている。対するJR総武線の場合は東京駅から成田空港までで1,320円となっている。

京成高砂駅から北総鉄道・成田スカイアクセス線を経由した場合でも1,240円である。超高いとして有名な北総線を使ったとしてもJR東日本より安い料金で行けることを考えると、成田空港までの運賃が圧倒的に京成が有利であるといえる。

おすすめ記事