田園都市線の複々線化、鷺沼駅まで延伸する可能性はあるのか!?

東急田園都市線の溝の口~鷺沼間を複々線化する計画が存在するが、実際にこれが事業化して完成する可能性はあるのか。現時点では二子玉川~溝の口の区間はすでに実現しているが、その先はまだ未定となっている。




現在の複々線区間である二子玉川から溝の口の間のところは、外側線を田園都市線、内側線を大井町線の電車が走っている。東急大井町線のほとんどは溝の口駅始発となっている。

一部並行して走る小田急線の場合、混雑緩和のために大規模な複々線化事業を会社をあげて進めている。線路容量をこれまでの2倍にすれば、列車の増発が可能になるという考えからだ。

田園都市線の場合、小田急並みに混雑が激しい路線ではあるが、今のところは目立った改善策は実行されていない。

溝の口~鷺沼間の複々線化計画がある理由とは?

田園都市線の複々線化

東急田園都市線においても、溝の口~鷺沼間を複々線化するという計画が存在する。今よりも延伸させることで、沿線から渋谷方面と大井町線の2方向へ人の流れを分散させて混雑緩和できるという期待があるためだ。

朝ラッシュ時の混雑を改善させるための最も有効的な対策とは複々線化である。線路を2倍に増やせば、列車の運行本数も2倍にできるからである。

供給量を多くすれば、過剰な需要を問題なく効率的にさばける。慢性的な満員電車という悪いイメージが解消されれば、沿線の価値も上がって東急電鉄全体の印象も向上する。

現状の単なる複線では、田園都市線の利用人口には到底追いつけていない。これにより、朝ラッシュの時間帯とされる7:00~8:30の間は乗車率が200%近くまで達するほどの超満員電車が続いている。



実現する目途は立っていない

しかし、残念ながら今のところは田園都市線の溝の口駅よりも先まで複々線区間を延伸させる目途は立っていない。

線路を増設するための土地も確保させていなく、線路周辺は住宅街が立ち並んでいる。仮に複々線化の計画を事業化するとしても、用地取得には困難が多くなるものと予想される。

東急8500系

複々線化が予定されていない以上、田園都市線の朝と夕方の混雑緩和が実現される目途は立っていない。近年も東京一極集中が進んでいることもあって、沿線の人口は依然として増加傾向にある。

このままいくと、田園都市線の混み具合は増す一方となることが予想されている。そうなれば、たとえ大井町線方面へいくらかの乗客の分散があっても、渋谷方面のラッシュ時の混雑度は解消されない。

東京メトロ東西線のように、通勤通学の時間帯の混雑がなくなる目途がまったく立っていないのが東急田園都市線の現状であるといえる。

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