阪急宝塚線の混雑はどのレベルになる!? 急行は満員に!

阪急宝塚線ではどれくらい混雑するのか。朝ラッシュとなると乗車率は何%程度にまでなるのか。関西の私鉄の中でも主要な路線ではあるが、距離が短い。しかし、通勤通学の時間帯でも空いているわけでは決してない。

今回の主役である阪急宝塚線とは、大阪市の中心部である梅田駅から宝塚駅までの24.5kmを走る路線である。JR宝塚線(福知山線)と全線に渡って並行するが、阪急電車側は豊中市や池田市を経由する。


朝は乗車率は160%ほど

阪急宝塚線

朝のラッシュの時間帯となると、列車にとっては乗車率が160%程度になるものもある。150%の目安というのが、車内でギリギリ新聞を読める程度であるとされているため、それができるかできないかの境目程度の混雑となるため、乗車率が160%程度と考えられる。

国土交通省が公表している全国の鉄道路線の混雑率に関するデータによると、阪急宝塚線で最も混雑するのは三国~十三の区間とされている。数値は140~150%で毎年推移している。

しかし、これはあくまでも各駅停車に限った話である。京都線・神戸線との乗り換え駅である十三駅にはすべての列車が停車するが、三国駅は各駅停車のみしか止まらない。

朝ラッシュの上り電車としては他に、特急日生エクスプレス・通勤特急・急行・準急が運転されている。特に豊中駅から北側の駅から乗車する乗客で十三・梅田駅へ行く人はこれらの通過駅のある電車に乗る。

阪急宝塚線で乗降客数が多い駅の代表として、豊中駅、石橋駅、池田駅、川西能勢口駅が挙げられるが、いずれも優等列車に乗客は殺到する。

特急と急行に関しては、乗車率は160%くらいにまで達すると思われる。いずれも途中駅で降りる乗客がほとんどいないこともあって、上り電車は停車駅に止まるたびに混雑度は増すばかりである。

日中も急行は混雑する

日中のオフピークの時間帯の場合、急行は依然として混雑する傾向にある。午前中一杯は上りの急行が豊中~十三間は常に座席は満席となっている。石橋駅から梅田側は立っている人が少なくない。

午後になると上り電車は急行であっても混雑は落ち着く。ノンストップ区間に入る手前の豊中駅から乗った場合でも後ろ寄りの車両であれば座れる可能性が高い。

阪急宝塚線の急行

15時を過ぎると今度は梅田駅発の下り電車が混雑し始める。夕方もやはり急行が混雑する傾向にある。始発駅であっても並ばないと座れない可能性も高くなる。

阪急宝塚線の場合は、急行であっても豊中駅から宝塚駅までは各駅に止まる。そんな性質もあり、各駅停車に乗るのは三国~岡町の5駅を乗り降りする乗客がメインとなっている。それ以外の駅を乗り降りする人はほとんど急行を使う。

したがって、阪急宝塚線ではどうしても急行の方が混雑しやすい環境となっているといえる。

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