東武東上線で新宿・渋谷に行くには!? 副都心線の方が便利か?

東武東上線の沿線から新宿へ行く際には、東京メトロ副都心線を使うのが便利なのか。それとも、池袋駅で乗り換えてJR山手線や埼京線で行くのがおすすめなのか。

東武東上線単体の発着駅は池袋だが、和光市駅では東京メトロ副都心線と接続している。また、一部の電車は相互直通運転を行っていて、東上線から乗り換えなしで副都心線の沿線に足を運ぶことができる。

副都心線の利用者が乗り降りする駅といえば、新宿三丁目駅と渋谷駅が主流となっている。

東武東上線から直通する副都心線

しかし、このエリアではJR山手線と埼京線、湘南新宿ラインが走っている。東武東上線を利用する人も、池袋駅にてJRに乗り換えて新宿駅や渋谷駅に行くという例も多い。

そこで、1つ疑問に思うことがある。東武東上線の沿線と新宿駅や渋谷駅を移動する際には、副都心線とJR線のどちらを使うのが便利なのか。


新宿三丁目駅は不便?

副都心線の新宿エリアの駅は「新宿三丁目駅」である。ここは、JRや小田急、京王が乗り入れる巨大ターミナル駅である「新宿駅」とは離れた場所にある。

JR新宿駅周辺に用事がある人にとって、副都心線の新宿三丁目駅はやや不便なようだ。数百メートル歩かなければならないが、大人の足でも15分程度はかかることが多い。

距離は、公式発表では300mとなっている。しかし、都会の中心部ということで人の数が多く、感覚的にはこれよりも長く感じるかもしれない。途中の連絡通路には、ムービングウォークも整備されていない。

通常の電車の乗り換えよりは長い距離を歩くことになる。こう考えると、新宿三丁目駅は人によっては不便だと感じる可能性が大きい。

東武東上線から新宿まで行くのであれば、池袋駅にてJRに乗り換えて移動するという選択肢も入れるのがよいだろう。

渋谷なら副都心線が優勢

一方、渋谷駅となると東京メトロ副都心線の方が圧倒的に便利だといえる。副都心線の渋谷駅のホームは東急東横線のものと同じ場所にある。東横線とも相互直通運転を実施しているため、駅は完全に共有となっている。

地下に位置するため、地上に出るまでには時間が若干かかるものの、立地する場所はJRとほぼ同じところにある。

副都心線を使えば、池袋駅での乗り換える手間が省ける。しかも、池袋駅~渋谷駅間の所要時間も、副都心線・JRともにほぼ変わらない。

副都心線の各駅停車はJR山手線の電車と所要時間が同じである。急行は、埼京線と湘南新宿ラインの電車と同じになっている。

和光市駅での乗り換え時間が発生する場合でも、多くの時間帯では東武東上線と地下鉄の接続が考慮されている。同一ホームでの乗り換えとなるため、かなり便利な運行体系となっている。

トータルでの所要時間は、圧倒的に副都心線が短いと考えてよい。

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