近鉄南大阪線の混雑状況、朝ラッシュはどのくらいの乗車率に!?

近鉄南大阪線は、関西地区では朝ラッシュの混雑が激しい路線の1つとして知られている。ただ、急行・準急・各駅停車ではそれぞれ混み具合に違いが見られる。それぞれ乗車率はどのくらいに達するのか。




天王寺駅と接する大阪阿部野橋駅から橿原神宮前駅まで走るのが近鉄南大阪線だが、一部の電車は長野線経由で河内長野駅を発着している。

朝のラッシュの時間帯においても、日中のオフピークと同じように急行と準急が無料の優等列車となっている。

国土交通省による各路線ごとの混雑率の調査では、近鉄南大阪線は最大で120%台後半という数値を記録している。最も需要が大きいのは北田辺→河堀口の部分とされている。

急行と準急が混雑

混雑する近鉄南大阪線の準急

出典:www.youtube.com/watch?v=jHorwXmQcR8

近鉄南大阪線でも、特に優等列車である急行と準急の混み具合が激しい。通過駅が多く設定されているため、遠距離利用者が多く使う電車ということで、これらが停車する駅を乗り降りする人は急行・準急に殺到する。

混雑率の最大値が北田辺→河堀口の区間というデータが出ているものの、これはすべての種別を合わせて総合的に計算した場合のものである。実際には種別で乗車人員が異なる。

急行や準急の方が各駅停車より多くの乗客が乗っている。各駅停車に乗るのは、近距離利用者がメインである。

急行については、古市駅→大阪阿部野橋間はノンストップだが、同時に最も混雑が激しい区間でもある。乗車率については、私の感覚では150%以上になると思われる。

これは、人と人がギリギリ接しない程度の混雑度に当たる。新聞を広げて読むのはやや不可能に近い。ドア付近だと、他人と接するかもしれない。

準急に関しても、藤井寺駅から大阪阿部野橋駅にかけては、途中の河内松原駅のみ停車する形になっているため、ノンストップ区間がやや長い。

同時に最も混雑が激しい区間にもあたるため、乗車率は急行と変わらないだろう。150%前後であり、窮屈感を感じるだろう。蒸し暑い夏場だと地獄に感じる人もいると思われる。



各停も空いてはいない

急行や準急の混雑が激しいのは事実だが、各駅停車においても決して空いているわけではない。乗客が多く乗っていて、座れない可能性が非常に高い状態には他ならない。

ただし、通過駅が多い優等列車とは違って、各駅停車は文字通りすべての駅に停車する。満員電車の状態が続く部分も短い。これにより、乗車率が高くても窮屈感を感じる時間は少しに収まる。

各駅停車が最も混雑するのは北田辺駅→河堀口駅の区間だが、それでも乗車率は大きくても120%程度だろう。遅延などのトラブルが発生しない限り、他人と接するほどすし詰め状態にはならない。

近鉄南大阪線では、優等列車が充実していることから、各駅停車に乗るのは絶対に座りたい中距離利用者と、移動距離が短い近距離利用者がほとんど。

そのため、急行や準急と比べると回転率が高い。朝ラッシュのみならず、日中のオフピークじ、さらには夕方の帰宅ラッシュの時間帯でも、他の種別よりは空いている。

藤井寺駅以東から大阪阿部野橋駅まで行く人でも、もし座席の確保を優先したいのであれば、各駅停車に乗ることも選択肢の1つだろう。

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