南武線の朝ラッシュ、混雑度はどれくらい!? 乗車率は190%にも

JR南武線の朝ラッシュではどのくらい混雑するのか。乗車率は190%近くまで達すると言われる。首都圏の路線ではトップクラスで、平日は例外なく超満員電車となる。




南武線は単独では東京都心へは直結していない。主に神奈川県内のアクセス手段という性質が強い。そのため、郊外のベッドタウンから都心への足というわけではない。

しかし、実際には都心直結の路線並みの混雑度となっている。東京メトロ東西線や東急田園都市線、中央総武線と大差ない。

国土交通省が公表している各路線の混雑率の最大値を見ても、南武線では毎年190%に近い数値を出している。

混雑する朝ラッシュの南武線

出典:www.youtube.com/watch?v=T5gZn51oN2o

具体的に言うと、人と人が接するほどの混み具合である。ドア付近に立てば、ほぼつり革や手すりにはつかまれない。スマホの操作も難しいかもしれいないというレベルだ。

朝ラッシュの時間帯は、快速の運転がなくすべて各駅停車であるため、どの電車も混んでいることになる。

人口増加が原因?

最近は武蔵小杉が住みたい街ランキングで第1位を獲得するなど、人気を集めている。そんな背景から、南武線の沿線は全体的に人口が増える傾向にある。

最も混雑が激しい区間も武蔵中原→武蔵小杉間となっている。乗車率は190%近くまで達するのはこの部分である。

また、南武線は都心の周辺の地域だけを走っていることもあって、上下線のどちらも混雑が激しい。川崎方面に行く電車も、立川方面へ行く電車も朝ラッシュの時間帯は混雑している。

しかし、特に混雑が激しいのはこの武蔵小杉駅の周辺のエリアである。武蔵溝の口~武蔵小杉の区間において、特に乗客が集中する。人口が多くて輸送力が不足気味になっているのは確かである。

武蔵小杉駅では、JR横須賀線や東急東横線・目黒線に乗り換える人が一定数いるため、ある程度乗客は降りていく。そこから川崎駅側は少しは緩和される。

ただ、川崎駅に近づくにつれて、電車は再び混雑が激しくなる。今度は川崎駅にて東海道線、京浜東北線に乗り換える人や京浜工業地帯へ出勤する人で混雑し始める。



6両編成は短すぎる

南武線ではどの列車も6両編成で運転されている。首都圏のJRとしてはかなり短い。都心部に近い地域を走る路線では、現在では10両編成が主流である。しかし、南武線は最長で6両までしか対応していないのが現状。

朝ラッシュの時間帯である7時台と8時台の運転本数は、2~3分間隔となっている。山手線並みの本数が確保されている。

しかし、現実を見るとそれでも足りていない。その原因が、6両編成と1列車当たりの輸送力が少ないからだ。

仮に、南武線において6両編成から10両編成にすれば、今の朝の激しい混雑は大幅に緩和されるだろう。8両編成化であっても、輸送力は25%増えることから結構和らぐ。

とはいえ、現実的には6両編成から増やすのはかなり難しい。ホームの増設ができない駅も少なくない。駅の両端に踏切があるようなところだと、ホーム長の延長は不可能に近い。

そんな現状から、当面は今の乗車率がピークで190%という状態は改善される見込みがない。

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