JR京葉線の複々線化は完全白紙? 計画はどうなったのか!?

JR京葉線ではかつては複々線化の計画が持ち上がっていた。線路が建設された際にも、将来的な需要に備えてもう2本線路が敷ける用地を用意していた。




現在でも、京葉線の高架橋を見るとどの痕跡が残っている。複々線を行える橋脚や空き地が見られる。計画が具体化されるとすると、これらのスペースを確実に使うことになるだろう。

しかし、実際には京葉線の複々線化はまったく話に持ち上がってさえいない。今の複線のままでよいという見方がほとんどの情勢といえる。

複々線化の計画が消えた京葉線

本当に白紙となってしまったのか。そして、今後は永遠に京葉線が複々線になることはないのか。

人口減少と混雑緩和が進んでいる

京葉線の沿線は人口減少が進んでいる。一部の電車が直通する内房線や外房線の沿線も含め、東京湾沿岸の地域は人口の流出が加速しつつある。

複々線化は将来的な人口増加でさらに混雑が激化することを見据えた上で工事を着工することが大前提となっている。

すでに土地が確保されているとはいえ、線路を今の2倍に増やすためにかかるコストは決して安いものではない。大規模な工事になるのは避けられない。

京葉線は需要が増えているのとは対照的だ。1990年代から2000年代前半までは確かに混雑はかなり激しいものだった。

朝ラッシュの混雑率は200%を超えていた時代もあったほどだ。しかし、ここ最近は170%程度まで下がってきた。

つまり、混雑が緩和されつつあることを意味する、これにより、多額のコストをかけてまで複々線化を実施するメリットがなくなっているのは否定できない。計画が白紙化されても不思議ではない。



なぜ人口が減少しているのか?

なぜ京葉線の沿線の人口は減少しているのか。東京一極集中が進んでいる中で、他の地域だと人口増加が進んでいて、地方の過疎化といった出来事と並行して社会的な問題といわれている。

人口が減少する京葉線沿線

京葉線はそのような現象の例外に当たる地域となっている。入ってくる人よりも出ていく人の方が多い状態となっている。

最もの理由は、東京湾岸という地域に当たるためである。海のそばでしかも埋め立て地が広がっているため、地震の際の液状化現象が深刻な問題となった。

浦安市や習志野市や特に液状化が激しかったエリアである。災害に非常に弱いということで、東京湾岸のエリアを避ける人が多いのは確か。

そんな特徴から、京葉線の沿線の人口が減少している。複々線化の必要性がますます消えていっていることがわかる。

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