大学の文系の学部はいらない! 果たして必要性は低いのか?

大学の文系の学部学科はいらないという声が少なくない。国立大学では特に一部の学部の廃止が検討されている中、理系と比べると必要性が低いのではないかと懸念されている。

中でも廃止や統廃合が検討されているのは文学部などの人文科学系である。文系不要論の中でも第一候補ともいわれている。

理系の学部学科なら日本や世界の科学技術の発達に貢献し、産業の活性化にも一役買っているという考えが強い。

対する文系は何も生み出していなく、中でも人文科学類はただ国の税金を無駄遣いしていると非難される例がたびたび見かける。




役に立つ理系、役に立たない文系

社会に必要な理系

科学技術に貢献する理系

理系の場合は一種の産業に直結した知識を学ぶ学部として幅広く支持されている。モノづくりの分野に欠かせない学問を学習できるということで、日本の産業へ貢献できるという見方が大きい。

医学部や薬学部、看護学部では医療分野に携わるために必要な知識を学ぶため、人の役に立てるという可能性が大きい。

実際に国もこれらの分野には補助金を出すなどして研究や教育に力を入れていることがわかる。

工学部や理学部、農学部に関しても、より科学技術を発達させるために研究を進める場として理解されている。

理系の場合はいずれの学部や学科も「役に立つ」ところというイメージが広く浸透している。




役に立たない文系

必要性が低い文系

一方の文系に関しては、国や社会に対して貢献していないという批判がある。国立大学となると税金の無駄遣いと揶揄されるケースも少なくない。

法学部や経済学部などの社会科学系はある程度専門的な職業に就職できるなどのメリットがあるため、支持される意見も多い。

一方の文学部をはじめとする人文科学の分野は不要と考える人が結構いる。学生に対して科学技術の発達や人の役に立つ知識を習得させるという性質が薄いとして批判の対象になっている。

国立大学の文系学部の一部廃止の理由もここにあるようだ。人々の社会では「役に立たない」という。

戦時中は文系だけ学徒出陣で徴兵された

文系が社会的には優遇するほど必要だとされていない理由は、過去の歴史上での出来事でも確認できる。

太平洋戦争中の学徒出陣である。大学生の場合、兵役の義務は通常なら大学を卒業するまでは免除されていた。卒業後に入隊するという形が取られていた。

しかし、選挙区が悪化すると多くの兵士が必要になるということで、大学生を徴兵することとなった。

ここで実際に学徒出陣で徴兵されたのは文系の学部に所属する学生のみであった。理系は引き続き免除され、学校で勉強し続けることが許された。

兵器の研究開発をはじめとする科学技術の向上に必要だからだ。技術力の向上が求められる中、理系はそれに携わる要員となるため、戦場に送るのは避けられた形である。

どうしても文系の場合は戦争遂行のためには必要性が低いと判断された。学徒出陣の文系・理系の待遇の違いがその必要性の有無にも関係しているのは確かだろう。




三井住友海上火災保険の新卒採用の難易度とは!? 倍率は20倍程度か

三井住友海上火災保険の就職難易度

三井住友海上火災保険の新卒採用の就職難易度とは具体的にどのくらいのレベルになるのか。倍率は毎年何倍くらいにまでになるのか。

採用人数に関しては、全域社員が100~150人、地域社員が300~400人ほどでここ数年は推移している。

保険業界の中でも大手企業である一方、募集人数が数百人単位という大量採用になっているため、倍率自体はそれほど高いものにはならない。

とはいえ、それでも応募する人の数が圧倒的に多いため、決して入社が簡単であるとは言えない。内定獲得をめぐる争いはかなり激しいものとなることが確実だ。




倍率は概ね20倍程度と予想

三井住友海上火災保険の新卒の倍率は概ね20倍くらいではないかと予想する。正式なデータは公表されていないものの、企業規模や業界の人気度を考慮すると、これくらいの競争となるだろう。

職種コース 倍率 難易度
全域(転勤あり総合職) 20+α ★★★★★
地域(地域限定型) 15~20 ★★★ーー

最も、詳しい倍率は職種によって違ってくる。大きく分けて、三井住友海上火災保険では「全域社員」と「地域社員」の2コースに分かれる。

全域社員とは、転居を伴う異動があるコースである。国内・海外を問わず広域にわたって転勤があるのが特徴。その分給料水準は高く、出世のスピードも速い。

地域社員とは、異動があっても原則として特定の地域内でのみに限られる職種である。

自宅から通勤できるというメリットがある一方で、給料水準は全国転勤ありの社員よりは低い。

内定までの倍率とレベル

就職では、どちらかというと全域社員の方が人気が高い。男子学生が多く応募する一方で、採用人数が地域限定のコースよりも少ない。

20倍を超えた倍率になる可能性も大いに考えられる。難易度が高い職種となるのがわかる。




全国転勤型の総合職の難易度はかなり高い

三井住友海上火災保険では、全域社員も地域社員も「総合職」という形になっている。

ただし、一般的な企業では、前者が総合職であるのに対して、引っ越しが必要となる転勤がない地域限定型の職種は一般職と呼ばれる。

社内ではどちらかというと優遇されやすい全国転勤ありの総合職の方が、新卒採用では難易度が高い。半面、一般職は比較的難易度が低い。

書類選考や面接で求められる人材の質も、将来的な幹部候補となる国内・海外転勤ありの職種の社員の方が高い水準のレベルが求められる。




地域社員の難易度は比較的低い

一般職に当たる地域社員は、比較的就職の難易度が高くはない。採用人数が300人以上にのぼることで、内定がもらえる人数そのものが多い。

全国転勤ありの総合職と比較すると、入社までの道のりは容易ということになる。

ただし、給料の水準は全域社員よりも少ない。初任給からその差が見られる。自宅から通勤できる範囲内での異動が基本ということで、それに見合った手当がもらえるのが総合職とも受け取れる。

とはいえ、大手企業でしかも金融業界ということもあり、標準的な会社と比べると地域社員でも給料は高い方に入る。大手の総合職の中でも高い年収という点では確かである。

なお、地域社員の場合は女性社員が多い。男性社員が多い全域社員とは対照的な男女比となっている。

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理系なら就職は楽? 文系よりも有利になる理由が3つある!

就職が楽になる理系

大卒向けの新卒採用においては理系の方が就職の難易度は低い傾向が見られる。つまり、就活が楽になるとも言い換えられる。

一般的には昔から理系学生は文系よりも就職で有利になるといわれている。好景気の時はどちらも同じくらいになるが、経済状況が悪化して不景気になると一気に理系が優勢になる。

新聞やテレビのニュースでも内定率の数値は文系よりも理系の方が高い。工学部・理学部だと苦戦を強いられる大学生及び大学院生が少ない。




理系が就職で有利になる理由

  • 製造業の技術職の採用が多い
  • 理系人口が少ない
  • 文系での代用が利かない

理系の学部学科に所属する学生が就職で有利になりやすい理由といえば、上のような要素が考えられる。

いずれも文系の就職事情とは対照的な内容となっている。

【就活】文系だと就職に不利!? 内定の獲得が厳しいって本当?

製造業界の技術職の採用人数が多い

理系がほしい製造業の技術職

まず、特に工学部・理学部の人材を求めている製造業の技術職の採用人数が多いことが挙げられる。

技術職といえば、設計や開発、研究に携わる要員であるが、ここでは理系の学生をほしがる。

すでに学校で必要な分野を学んでいるため、企業側にとっては探し求めている条件と一致しやすい。

日本の産業の中心といえばモノを作る業界で、すなわち製造業ということになる。常に人手不足が深刻な問題となっている業界でもあり、理系学生の獲得には苦戦している会社も少なくない。

中小企業だと人材確保ができていないというニュースがよく聞かれるが、大手企業も決して例外ではない。

需要に対して供給が追いついていないため、理系学生にとっては就職の難易度がその分下がる。




理系人口が少ない

日本国内の大学生の総数を見ると、文系・理系の割合ではそれぞれ70%、30%という感じになっている。

つまり、学生の人口の3分の1しか理系の人がいないというわけだ。ここから、理系人口は少ないということがわかる。

しかし、製造業界は日本の中心的な産業で、必要な人材が多い。これにより、就活における競争も下がる。

為替レートの変動で円高が進んで海外進出の国内の産業の空洞化が社会的な問題となることが度々あるが、それでも採用数はあまり下がらない。

文系だと学生数が多いため、良い就職先を巡る戦いは供給過多で激しさを増すが、理系は供給不足のため逆の現象が起きる。

人物面では優秀とは言えなくても、理系であれば内定がもらえやすいのはこのためだ。




文系では代用が利かない

ところで、製造業界などで募集している技術職の応募条件が理系限定となっている点については理由がある。

工学部・理学部では技術職の業務内容に必要な知識を学校で学んで身に着けている。

一方の文系学生となると、学校では仕事に必要な知識は学んでいない。企業にとっては技術職として雇うまでの能力がないと判断されてしまう。

理系学生を対象として採用ではどうしても文系学生での代用が利かない。

理系がほしい企業と就職事情

いくら文系の学生を採用するという選択肢があるとはいえ、できれば理系が好ましいということには変わりない。

内定がもらえやすいのは文系よりも理系で就職が楽になるという結果になる理由がわかる。

なお、医学部や薬学部に至ってはさらにこの流れが加速する。かなり専門的な分野になるため、もはや文系ではまったく代わりとなりえない。

到底の学部学科に所属する人しか採用できない環境である。採用する人が「だれでもよい」というわけにいかない事情がある。




人と話すのが苦手な「コミュ障」は就職の面接でどうしてる!?

人と話すことに苦手意識を持つコミュ障

人と話すのが苦手な人のことを「コミュ障」ということがある。決して社交的ではなく、性格が内向的である人々だが、就職の面接ではどのように通過しているのか。

文系であっても理系であっても就職をして社会人になるためには面接をクリアしなければならない。

しかし、現実的にはコミュ障と呼ばれる高校生や大学生、大学院生は結構な割合でいる。男女問わず人と接することに苦手意識を感じているのは少数派とは言えない。




コミュニケーション能力が高い人だけ採用するわけではない

民間企業でも公務員でも、採用する人材は人と話すのが得意なコミュニケーション能力の高い人だけというわけではない。

コミュ力が決して良好であるとは言い難い人も採用しているところが多い。面接で上手くしゃべれる人を求めているわけでもない。

本当に採用されるのは、その職場で求めたい能力を持っている人である。

営業職のように言葉で説明したり、モノやサービスをPRする力のある人を採用したいところもあれば、技術職のように研究や開発にまじめにコツコツ取り組める人を求めるところもある。

文系の就職で営業以外の職種はあるのか!? あとは公務員だけ?

確かにまったく人と話せないような人だと内定を取るのが難しいかもしれないが、少しでも会話が成り立つのであれば、働く場所は必ず存在する。

コミュ障だと内定が取れなくていわゆる「無い内定」になるということは有り得ない。




コミュ障が就職で不利になる?

就職で人と話すのが苦手な学生の事情

人と話すことに苦手意識を持っている「コミュ障」の学生が就職に不利になるという意見は多い。

この見方に関しては、確かに不利になって倍率が高い人気の大手企業から内定を獲得するのは難しい。

有名企業が求める人材の共通点といえば、次のような内容になる。

  • 高学歴かつ有名校出身
  • コミュニケーション能力が高い
  • 業務に必要な技能がある

これらすべての要素が備わっている人だけが厳しい競争を勝ち抜いて内定を獲得できる。1つでも欠けていれば不採用だろう。

面接で論理的にはっきりと話せるような学生がどうしても有利になる。人気企業となれば求めらえる能力の高いことが必須条件になる。

どんな職種であれ、コミュ障だとそれが得意な人よりは評価が低く見られやすい。そして、「コミュ障=就職できない」という言葉もこの流れから生まれているのも間違いない。

特に世の中全体が不景気となると、各企業が募集枠を縮小することで、コミュ障にとってはピンチになりやすい。




社会人になればコミュ障が改善される?

人と話す機会が少ないのが学生のうちだけといってもまた過言ではない。就職して社会人となると、どんな職種であれ他人とコミュニケーションをとる機会が自然と出てくる。

学生までは友達が少ないとか、自分の意見を発する機会が少ないということで、どうしてもコミュ障だと感じやすくなる環境が結構ある。

社会人となるとそういうわけにはいかない。職場の同僚などと話すことは1日の中では必ず数回はある。

毎日これ続けばいつかは人と話すことに慣れてくる。最初は不安でも、気が付いたら全く抵抗を感じなくなったという例も多い。

他の人と話す勇気を出してみるのも大切である。




【大学受験】文系と理系はどっちが簡単? 勉強が楽なのは!?

大学入学の文系・理系の難易度

大学受験においては文系と理系ではどっちの方が難易度が簡単なのか。旧帝大などの難関レベルの国公立大学に合格できるのはどちらの方が確立的に大きいのか。

受験勉強が楽な方を選択したいという高校生は多いかもしれない。どうせなら、入りやすい方に進んだ方が、志望校合格という点では有利になることも考えられる。

また、大学入学後の勉強が楽な方はどちらになるのかも気になるところだろう。

単位を落としたり、留年となる確率もまた文理選択の決め手となることもある。




文系=楽、理系=厳しい

文系 理系
数学 ⅠAⅡBまで ⅠAⅡB+ⅢC
英語 必須 ほぼ必須
国語 必須 ほぼ必須
社会 2科目必須 1科目だけ
理科 1科目だけ 2科目必須

一般的には文系は勉強内容が比較的簡単で、理系の分野は難しいという意見が多い。すなわち、「文系=楽、理系=厳しい」というイメージが強い。

大学受験における科目についても、文系は英語と国語、社会(地歴公民)ができれば難関大学への合格可能性が高まる。

一方の理系については数学・理科ができれば合格の可能性がアップする。しかし、特に数学については苦手意識を持っている人が少なくない。

理系の場合は数学でもⅢCまで勉強する必要がある。文系の場合はⅡBまでとなる。勉強する内容が1.5倍になるのも理系の特徴である。

文系でも英語を苦手とする高校生の割合は小さくはない。だた、どちらかというと数学を不得意とする人が多いように感じる。

数学や理科は入試で点が取れる人は高得点をたたき出すものの、取れない人は大きく苦戦する。この点から、文系の方が入りやすいという意見が強い。

さらに、文系の場合は受験科目として数学を取る大学が難関校を中心に多い。しかし、範囲はⅠAⅡBまでということで、それほど難しくはない。

文系と理系を比較すると、勉強する内容が薄いのは文系ということになる。




大学入学後も理系は忙しい

  • 理系:取得単位数が多い、研究室配属あり
  • 文系:取得単位数が少ない、自由時間が豊富

大学へ入学した後のスケジュールに関しても、文系よりも圧倒的に理系学生の方が忙しい。単位取得するべき授業が多い上、3年生になると研究室への配属が必須となる。

文系でもゼミというものがあるが、その時間は理系の研究室と比べて大幅に少ない。

勉強する時間が長い理系

理系では研究室に朝から晩までいるという例が少なくなく、深夜までいるケースもある。文系は1時間半、長くても3時間程度で終わる。

遊べる時間が多いのは文系と判断して間違いない。勉学以外、たとえば部活やサークル活動に取り組みやすいのも文系のメリットといえる。

  • 理系:勉強する時間が長い
  • 文系:サークル、部活(課外活動)に時間をさける

この傾向については、私立大学であっても国公立大学であっても基本的に変わらない。

理系学生の研究室での拘束時間の長さは、どちらかというと私大よりも国公立の方が長い傾向が見られる。

入学後も「文系=楽、理系=厳しい」という環境が続くのはまったく否定はできない。




国立大学=頭いい! なぜそんなにすごいことなのか考察した

国立大卒の頭のいい人

国立大卒はそんなにすごい?

国立大学の学生なら「頭がいい」という評価をされることが世間的には一般的となっている。私立大学と比べて国公立を出ていることはすごい実績と考えられる例が多い。

同じ国立大でも東大・京大をはじめとする旧帝大に分類されるような難関校もあれば、地方の大学のように偏差値的にはそれほど高くはない学校もある。

同じ国公立という立ち位置でも、その中でのレベルの高低があるのは確か。各都道府県の県庁所在地に立地する国立大学でも、それぞれによって入試の難易度は大きく違う。

それでも、全体的には高い評価を得ている。

「国立・公立卒です!」

「へえ…。優秀なんですね。」

そんなやり取りはまったく少なくない。

一方の私立大学に関しては、世間的に大きな評価を得ているのはほんの一部に限られる。早稲田・慶應・上智位という意見も少数派ではない。

偏差値が同じ数値になっている国立大と私立大があったとすると、「すごい」と感じられるのは国立の方になる。




なぜ国公立>私立なのか?

国公立大学と私立大学の大きな違いは学費の値段だけではない。入試の種類も2つでは大きく違う。

国公立大学の場合は基本的には学力考査となる。「一般入試」と言われているが、勉強ができて学校での成績が良い人だけが合格できる。

AO入試や推薦入試も制度としてはあるが、全体から見た割合はごく一部に過ぎない。ほとんどの在校生は一般受験で合格して入学した人である。

AO・推薦であっても学力が高いことは必須の条件。あくまでも高校での成績が優秀だった人が合格できることには変わりない。

こうした入試の制度から、「国公立=頭がいい」というイメージが広く浸透している要因となっている。

都市部でも地方の田舎でも私立よりも国公立の方が優秀だと判断される理由は、例外なく勉強ができる人しか入れないからなのだ。




私立=バカは本当、それとも間違い?

私立大と国公立大の評価

一方で私立大学だと「バカ」、「アホ」という声がよく聞かれる。勉強があまりできない学生が通うのが私大というイメージを抱いている人は確かに存在する。

その理由として、私立の場合は推薦入試が充実していることが挙げられる。スポーツ推薦や指定校推薦などがあり、一般入試で入るのは一部に限られる。

金さえ払えば入れるというようなFランク大学も存在する。偏差値の落差が激しいのも国公立とは大きく違うところである。

そして、国公立大学を受験する人は私立大学を滑り止めとして受験する。本命の国公立で不合格となって落ちた場合にやむを得ず行くのが私立という考えも根強い。

こうした背景から、国立なら頭がいいと評価されているのだと考えられる。

最も、私立大でも偏差値が高い学校はいくつもある。バカ・アホという概念とは無縁の名門校もあり、一概に評価が低いというのは完全な間違いである。

さらに、勉強がすべてではないもの否定できない。運動や芸術といった分野も人を評価するポイントである。国公立大学はあくまでも1つの学校の種類でしかない。

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経済学部は就職に有利になる? 金融業界や公務員に強いなのか?

文系の学部の中でも経済学部は比較的就職に有利になるという意見が多い。特に不景気になると理系が大幅に優勢になる反面、文系はなかなか内定がもらえない。

リーマンショック直後の約5年間は就職口が見つからないという人が少なくなかった。理高文低という現象が有名なのは記憶に新しいかもしれない。




ただし、経済学部に至っては悪い影響はそこまで大きくはならなかった。法学部についても同じことがいえるが、文系の中では卒業直前でも内定が1社もない「無い内定」の人は少なかった。

金融業界への就職に強い

金融業界への就職が多い経済学部

経済学部の場合は特に金融業界への就職が多い。製造業やその他サービス業へ入社する人も少なくないものの、銀行・保険・証券会社へ行くケースが目立つ。

学んでいる分野やお金のことであるという点が理由の1つだろう。さらに、古くからある学部ということで、新興企業よりも歴史が長くて安定した会社へ行く人が多いのも理由だろう。

ただし、理系の学生のように大学で学んだことが就職後の仕事内容へ直結しているというわけではない。

特定の就職先に偏っていると言えるほどではない。金融を志望する学生が多いのは確かだが、過半数といえるほどの割合にはなっていない。

工学部が技術職として就職するというパターンとは大きく違う。この点では、他の文系の学部と変わりはない。




公務員も結構多い

経済学部ならではの傾向としてはもう1つ当てはまることがある。それは、公務員になる人が多いという点。

公務員として官公庁へ入る人の出身学部としては、法学部と並んで経済学部が多い。文学部や国際・外国語系の学部、教育学部と比べると公務員になる学生の割合は大きい。

公務員になる際には試験に合格しなければならない。ここで、法経学系で学ぶ分野が問われる。法学部や経済学部に所属する学生にとっては、公務員試験の内容と直結している。

法学部なら文系でも就職に有利!? 不利になる確率が低い!

他の文系学部と比べて公務員となる人が多いのはこのためだろう。国家公務員でも地方公務員でも傾向としては同じ。

ただし、私立大学と国公立大学の学生ではやや傾向が違ってくる。私立は民間企業に就職する人が多い一方、国公立は特に地方部で公務員になる例が目立つ。




就職で不利になる学部とは?

就職に不利な学部

ところで、文系の中でも就職に不利になる学部とはどこなのか。このような疑問を感じたことがある人が結構いるのではないか。

統計的に見ると、文学部があまり良くはないように感じる。就職先としても、法経と比べると有名な大手企業に入社する人が少ない。公務員となる人の割合も小さい。

一流と見られるような就職先に入る人が少ないのが、文学部のデメリットかもしれない。

文系という分け方では同じでも、経済学部は社会学系に分類される。一方で文学部は人文学系に分類される。

人文学系の学部は就職の面ではあまり実績が良くない。法学部や経済学部が有利になる傾向があるのは確かだろう。

【大学のお金】文系と理系の学費、その差はいくら違うのか!?

なお、文系では国公立のみならず私立大学でも学部学科で学費の違いはほとんどない。

もし勉強したい内容よりも就職の面を重視したいと考えているのであれば、法学部や経済学部を狙うのも1つの選択肢かもしれない。

実際、就職事情を学部選びの基準と考えている高校生も少なくない。不景気になると一気に理系が人気になって文系が不人気になる理由でもある。




【大学のお金】文系と理系の学費、その差はいくら違うのか!?

文系・理系の学費の差額

大学の学費について、文系と理系ではどれくらいの違いがあるのか。国公立と私立では、それぞれいくらの差が出てくるのか。

いろいろと設備が必要になる理系の方が費用がかかるのは目に見えている。機械設備を使わない文系の学部ならコストが安いのは確かな事実である。




ただ、国公立大と私立大では同じ大学でも文系・理系の金額的な差は違ってくる。

国公立大の場合は、基本的案授業料は文系でも理系でも同じ金額である。私立は授業料から理系の方が高く、文系の方が安い設定にされている。

私立の4年間の学費は理系=550万円、文系=450万円

学部学科 学費(4年・6年間)
医学部・歯学部 4,000万
薬学部 1,000万
看護・保健 600万
工学部・理学部 550万
文系全般 450万

上の表は私立大学の学部別での在学中にかかる学費の目安である。文部科学省「平成26年度私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額調査」の統計を参考に算出した。

私立大学の場合は各学校によって若干の値段の違いがあるものの、平均すると4年間の学費は理系で約550万円、文系は450万円となっている。

ここから、文系と理系の違いはおよそ100万円ということがわかる。

文系の学費に関しては、学部学科による違いはほとんどない。法・経済・文学・教育などがあるが、いずれも金額の違いはほぼないに等しい。

私立は理系でも学部で学費が異なる

私立理系の学費

一方の理系の場合は、学部学科で異なってくる。550万円という金額は、工学部・理学部の場合である。

最も高いのは医学部・歯学部である。これらだと6年間通うことになるが、支払う学費は4000万円程度に上り、桁が違う。数千万円もかかり、お金持ちの人しか行けないようなレベルだ。

薬学部も6年制となっていて、延1000万円もの学費がかかる。医療系よりは安いものの、庶民では手が出せないようなレベルである。家一軒が建つほどの数値である。

看護学部や医学部保健学科は、医薬系よりは安い。理工と同じく4年制となっている。ただ、4年間でかかる金額は600万円程度になり、理系の中でも高い方に入る。




国公立大は文系・理系も同じ

  • 国立大=200万円
  • 公立大=250万円

国公立大学に関しては、私立大学のように文系と理系で学費が違う例は珍しい。どちらも授業料は同じ金額に設定されている。

1年間の目安としては約55万円ほどとなっている。公立大は運営する自治体によって金額が異なる。国立大も法人化に伴って学校で若干違いが見られる。

ただし、全体的には似たり寄ったりの学費になっている。概ね200万~250万円ほどと考えればよいだろう。

医学部(看護・保健含む)や歯学部、薬学部では設備費や施設費を徴収するところもある。2005年に国立大学の法人化が行われてからはこの傾向が強まった。

ただ、私立大のように巨額な金額になることはない。最大でも年間で数万円で、私大のように数十万円にはならない。




教科書代や必要備品代に違いあり

学費以外の経費

ただし、文系と理系では授業料以外でもかかってくる費用は違う。

まずは教科書代である。理系の方が専門書を多く必要とするため、文系よりも書籍日が多く発生する。

必要となる備品のコストも理系の方が高くなる。パソコン本体はソフト代の値段がその代表的といえるかもしれない。

理系の場合は、値段が高い専門的なソフトウェアを購入しなければならないケースが多い。その金額は数十万円することが多い。

そして、パソコン本体の値段も違ってくる。なぜなら、理系だとより高いスペックのPCが必要になるからだ。

容量の多いメモリやHDD、高機能なCPUを搭載したパソコンが求められる。文系の場合、パソコンではレポートや資料の作成ができればOKだ。

インターネットとExcelやWord、PowerPointさえ使われば問題といえる。値段の安いPCでも特に問題ない。

購入するべきソフトウェアもマイクロソフト・オフィスくらいだろう。学割を適用すれば2万円以内で買える。




法学部なら文系でも就職に有利!? 不利になる確率が低い!

法学部は就職に有利になるのか、それとも不利になるのか。理系と比べると文系の大学生は就活でなかなか内定がもらえずに苦戦するというイメージが強い。

特に不景気になると理系学生が次々と内定をもらって進路が確定する中で、文系は何十社の選考を受けても内定ゼロ「無い内定」になることがある。




世の中の景気が良ければ文系・理系問わず就職先が簡単に見つかるものの、その年の経済状況に左右されるのが文系の特徴といえる。

法学部は文系のスターかも

有利な法学部の就職

法学部については、世間的なイメージと同じように就職事情は良好な傾向が見られる。文系の中では就職率が良く、大手企業や公務員といった人気の働き先の内定を獲得できる学生も割合的に多い。

文系でも法学部と経済学部のような学部は社会学系と呼ばれている。経済系もまた文系の中で就職事情が良好。

経済学部は就職に有利になる? 金融業界や公務員に強いなのか?

一方、文学部などは人文学系と呼ばれ、学問としてはそれぞれは別の性質を持っている。

法律や行政政策に関する分野は、官民問わず重要な分野である。民間企業でも法律に関して詳しい人材を必要とするのは確か。

理系は特に製造業にて技術職として豊富な人材を必要とするため、学生にとっても就職の難易度が下がる。

文系の場合は特に専門職としての採用を行わない例が多いため、学生にとっては難易度はやや上がる。

【就活】文系だと就職に不利!? 内定の獲得が厳しいって本当?

法学部も文系だが、それでも学校で学ぶ内容の関係から比較的採用されやすい。すなわち、就職が楽になる可能性が大きい。

まさに、文系の中ではスターのような存在といえるだろう。




官公庁への就職(公務員)が多い

公務員試験で有利な法学部

法学部の主な就職先については、特に官公庁や行政機関への就職が多い。公務員になる学生の割合が他の学部と比べて多い。理系と比べても法学部の人が多い。

国や地方自治体の機関に関する知識を学ぶ学部学科という性質から、法学部の学生で公務員になる人が多い理由と考えられる。

法学部の分野と公務員の関係が強いため、それに合わせて就職先として選ぶ人も多くなっている。

学校で学ぶ分野が公務員試験の内容に直結することも1つの要因に挙げられる。他の学部の場合、公務員試験の対策のためにはゼロから勉強することが必要になる。

しかし、法学部なら大学で学ぶ分野と重複する内容が多いため、勉強のための労力が少なくなる。これにより、採用までの難易度が他学部よりも低く、公務員になりやすい。有利になるというわけだ。




国公立大・私立大の区別は?

同じ法学部でも、国公立大と私立大の就職事情には違いがやや見られる。

国公立大学の場合、主な就職先としては公務員が多い印象が強い。地方に立地する大学だと、この傾向が強まる。

一方の私立大学だと公務員になる学生は決して少数ではないものの、民間企業へ入社する人の割合が多くなる。

このような違いが見られる理由としえは、大学の立地が関係していると考えられる。国公立大学の場合、地方に立地する学校が多いため、民間企業があまりない。

公務員試験で有利になる法学部の優秀な人材が流れるのは行政機関となりやすい。つまり、公務員が人気の就職先となる。

私立大学は大都市に立地することが多い。民間企業の本社が多数あり、大手企業も多い。これにより、法学部でも企業へ行く学生が多くなる。

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MARCHは就職の学歴フィルターでセーフ、それともアウト!?

MARCH(明治・青学・立教・中央・法政)の各大学は就職の際には学校名で有利になるのか、それとも不利になるのか。

学歴フィルターと呼ばれる制度をとっている企業は、特に就職先として人気が高い大手企業で重視される傾向が見られる。




早慶上智や東京理科大辺りのレベルの次のクラスとして分類される私大群であるのがMARCHであろう。

しかし、就職で有利になるという声もあれば、プラスの要素がないという否定的な意見もある。果たしてどちらの見方が正しいのか。

超大手だと不利になる可能性がある

MARCHの学歴フィルター

偏差値ごとに大学を並べた場合、各企業ごとによって評価は分かれてくる。

MARCHの各大学の学生が就職での手応え間で意見が二分されているのは、学歴フィルターの有利不利の境界線辺りに位置するからだろう。

  • ふつうの大手企業:MARCHなら高学歴で優秀
  • 超大手:旧帝大、早慶上智クラスが主流

普通の一般的な大手企業であれば、MARCHレベルの大学に所属する学生はそれなりに優秀だと判断される可能性が大きい。

一般入試での合格の難易度は高く、推薦でもだれでも応募すれば合格できるわけではない。評価は決して低くはない。

しかし、大手企業となるとメリットが薄くなる。この規模の会社への就職では、旧帝大に分類される国立大や早慶上智の最難関私大でないと優勢にはならない。

就職の「学歴フィルター」、大学名でのボーダーラインの基準とは!?

MARCHからの採用もゼロではないケースがほとんどだが、学生の総数から考えると明らかに少ない。

業界で言うと、メガバンクなどの金融や総合商社、日本を代表する製造業の会社でMARCHは有利にはならない可能性がある。




アウトになることはない

ただし、MARCHクラスの大学であれば学校名だけで不採用になるということはあまりない。

出身校としてのこのランクなら「恥ずかしい」という思いに至る理由はまったくない。超大手だと選考で有利に働く可能性が低いものの、それでもアウトになるほど不利にはならない。

東京を代表する私大ということで、各企業でもMARCHを卒業していて出身校としている社員はかなり多い。

日東駒専は就職の「学歴フィルター」でOUT、それともセーフ!?

学生数が多くて有名な日東駒専よりもワンランク上のグレードに入るのがMARCH。中堅ではなく、上位レベルになるのは確か。

一定の力があるのは確かだろう。本格的に学歴フィルターの心配が必要になるのは日東駒専辺りからとなる。




文系・理系では違う?

MARCHの文系・理系の就職事情

同じMARCHでも文系と理系では就職の事情が違ってくる。そして、世間一般で考えられている通り、どちらかというと理系の方が就職には強い。

MARCHの中で工学部や理学部などの理系学部に所属する場合、学歴フィルターの中でも優位に立てる可能性が大きい。

理系の学部学科に所属する場合は国公立大の方が人気度が高いものの、ネームバリューの点ではMARCHの方が強い。特に多くの企業の本社が集まる東京では、MARCHの方が優勢に立てるかもしれない。

文系の場合は、どうしても専門的な知識がないため、就職で有利になれる可能性が低い。

MARCHの学生の大半は文系学生だが、理系と比較してしまうと学歴フィルターで不利に働くことはゼロではない。