東急田園都市線の混雑緩和は実現する、それとも無理なのか!?

東急田園都市線の混雑緩和が実現する見通しはあるのか、それとも今のような朝や夕方の激しいラッシュがいつまでも続くのか。

朝ラッシュの7時台後半と8時台前半のピーク時には混雑率が200%にも達する路線ということで、首都圏の中では地下鉄東西線と並んでトップクラスに入る。




しかも混雑が続く区間が長い路線でもある。朝は準急が最速列車だが、長距離利用者が殺到するため、満員電車が続く距離と時間が長い。

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混雑緩和が誰もが願う夢でもある。そして、これが実現させるための対策がなかなか講じられていないのも事実である。

混雑緩和への対策は?

田園都市線の混雑緩和への対策

東急田園都市線の混雑緩和を実現させるための対策となる方法は以下のような内容が挙げられる。

  • 複々線化
  • 列車の増発
  • 時差出勤の推奨

抜本的な対策となるのはやはり複々線化である。線路を上下線でそれぞれ1本ずつ増やすことによって、列車の増発も可能になる。

複々線化がベストだが

列車の本数そのものが多くなれば輸送力が上がって混雑率が下がる。朝のピークでも今のような超満員電車から幾分緩やかにはなるのは確実。

今のところ、田園都市線では二子玉川~溝の口までの区間に限って複々線化が完成している。大井町線と線路を共有している形ではあるが、線路自体は田園都市線に含まれる。

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しかし、溝の口駅から中央林間側ではまったく複々線化が行われる目途が立っていない。同じく渋谷~二子玉川間の地下区間も複々線化の予定はない。

複々線化には膨大なコストと費用がかかる。沿線はすでに開発が進んでいることから、用地の確保も困難になるのは確実視されている。

地下区間においても、新たに長いトンネルを掘る必要があるため、決して簡単に工事がすすめられるわけではない。

今のところ、東急田園都市線の複々線化事業は2008年に終えた二子玉川~溝の口間で完成という形になっている。




時差出勤の推奨も

朝ラッシュで極端に混雑する原因といえば、通勤や通学の時間帯が一時的な時間帯に集中する点である。

7時台後半と8時台にみんなが一斉に移動することで、電車が大きく混み合うから混雑が激しくなる。

そこで東急電鉄が推奨しているのが時差出勤である。ピーク時を避けて6時台や9時台に出勤することを「おすすめ」としている。

過去には時差出勤を始めた人に対してポイントを付与したり、停車駅数が少ない臨時の特急を運転することがあった。

ただ、移動する時間を変えた人はそれほど多くはなく、朝ラッシュのピークの混雑率はほぼ同じだった。

複々線化のような設備的な輸送力の強化が必要になるのは否定できない。