JR東海の新卒採用で行われる面接について、どんな質問をされるのだろうか。また、最終選考までに実施される回数は毎年何回な場合が多いのか。同じ大卒でも総合職とプロフェッショナル職でそれぞれ異なる。
難易度については、だれもが想像する通り「総合職>プロフェッショナル職」であることは間違いない。募集人数も鉄道現業職である後者の方が多い。将来的には本社で働く可能性のある前者の方がやはり学生からは人気だ。
総合職
総合職の場合、面接の回数は全部で4回である1次・2次・3次・最終面接の合計4つである。ほとんどの場合、1対1の個人面接で実施されるケースが多い。集団討論になる例はあまりないようだ。
質問の内容については、自己PRや志望動機、学生時代に熱心に取り組んだこと以外に、以下のようなものが挙げられる。
- JR東海に対するイメージ
- 学生時代に何か挫折した経験はあるか?
- 今新幹線に求められていることとは何か?
- 鉄道に対するあなたの意見は?
- あなたの短所・欠点は何か?
JR東海は誰もが知っている超有名企業であるため、応募者数もかなり多い。特に総合職については、会社のかなめとなるような職種であることから、エントリーする学生はどんな会社よりも多いといっても過言ではない。
そのため、面接で内定を取れるかどうかは正直言って運であるといえる。運がよかった人だけが実際に入社できると考えてよい。それだけ難易度は超ハイレベルなのが現実だ。
プロフェッショナル職
総合職と同じ大卒採用であるプロフェッショナル職であっても、面接で聞かれる内容は違う。実施される回数も異なる。
プロフェッショナル職における面接は1次・2次・最終の合計3回である。募集人数も総合職と比べて多い。そして、仕事内容もかなり離れている。こちらは鉄道に特化した職種であり、たとえば駅員や車掌・運転士といった列車の運行に携わる仕事を行うことになる。
新卒採用の面接で聞かれる質問の内容としては、以下のようなことが挙げられる。
- 厳しくてキツイ仕事に耐えられるか?
- 鉄道の運行で大切なことは何か?
- 今までの経験で嫌だと感じたこととは?
プロフェッショナル職ならではの質問としては、現場で働く社員として必要な忍耐力や鉄道に関する考え方といった内容が中心であるという点だ。
会社全体を引っ張っていく総合職に対して、プロフェッショナル職は鉄道の運行を支える仕事であるという観点から、専門職の募集としての質問を面接で行っていると考えられるだろう。
なお、現業職(プロフェッショナル職)の就職難易度や応募者の数の動向については上記でも取り上げる。