圏央道の暫定2車線区間、4車線化はいつ完成するのか!?

圏央道の茨城県と千葉県内の区間は暫定2車線で供用されている。将来的には4車線化が行われる前提で建設されているが、それが完成するのはいつ頃になるのか。

この暫定2車線の区間は、交通量が増える時間帯になると必ずと言っていいほど渋滞の名所となる。中でも、久喜白岡JCT~幸手ICの間の部分はこれらの中でも特に車の数が多いため、渋滞が頻発している。

茨城県、千葉県内でも、部分的には4車線になっているところがあり、遅い車を追い越しできる場所がこまめに用意されている。

圏央道の暫定2車線

しかし、ほとんどは片側1車線の状態が続くことに加えて、制限速度が70km/hと低いことから、所要時間は高速道路としては長くかかってしまう。


2025年頃になるか?

圏央道の4車線化の工事は2017年現在、まったく実施されていない。道路の設計段階とされている。

高速道路の建設は、工事が開始されてから開業するまでには最低でも5年はかかることが多い。すぐには完成できないのは確か。

私としては、特に交通量の多い久喜白岡JCT~つくばJCT間は2025~2030年頃になると考えている。東北道と常磐道を結ぶこの区間は、渋滞が頻発しているという現状から、4車線化の実施は必須。

圏央道

どの場所よりも優先的に行われる区間であるのは間違いない。4車線化のための用地はすでに確保されている。地形も概ね平地であるため、山を削ったり、トンネルを掘ったりする必要がない。

橋桁を立てて道路を敷くだけのため、工期はそれほどかからないだろう。したがって、10年以内には4車線化が完成されると考える。

千葉県区間は2030年以降か?

常磐道と接続するつくばJCT以東の千葉県内の区間について、4車線化は茨城県内よりは遅くなる可能性が高い。2030年以降になると思われる。

交通量も、他の部分と比べると少ない。しかも、大栄JCT~松尾横芝IC間は未だに開通されていなく、完成時期も未定となっている。

未完成区間を抱えている以上、交通量もそれほど増えない。そのため、4車線化の工事も後回りとなると考えられる。

ただし、早い時期から開業していた東金JCT~松尾横芝IC間については、4車線化の計画が持ち上がってきている。この区間は、「千葉東金道路」の2期区間として建設された部分であり、松尾横芝ICにて銚子連絡道路と接続している。

銚子連絡道路の全線完成の時期は未定となっていて、従来の幹線道路である国道126号線の一部を改良するだけに留まるという予定もあるが、圏央道区間は交通量が多いということで、4車線化の需要があるようだ。

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