大阪環状線vs山手線! それぞれ何が違いは何か徹底比較した

JR西日本の大阪環状線とJR東日本の山手線に関して、今回は2つの路線をそれぞれ比較してみた。いずれも大都市の中心部を1周回っている路線図となっている。

都心部を代表する路線でもある。形はほとんど同じだが、中身については2つでは大きく違うのも特徴である。



大阪環状線と山手線の比較

大阪環状線 山手線
直通運転の有無 あり なし
種別 各停・快速 各停のみ
ホームドア なし あり
私鉄の動向 内側にもターミナル駅 すべて外側のみ
本数 4~12本/時 12本/時

大阪環状線とは、名前の通り大阪市内の回りを環状運転する路線である。JR大阪駅から京橋・鶴橋・天王寺を結び、西側では西九条駅などを経由する。

大阪環状線

内側の部分では大阪地下鉄の各線が多くの路線網を築いている。JR線は環状線の外側にしか路線を持たない。

山手線とは、東京都心部をぐるっと回る路線である。東京駅や新宿駅をはじめ、渋谷・品川・上野・池袋などの主要な駅を結ぶ。

山手線

内側では東京~新宿間では中央線が走っているが、それ以外の路線はすべて東京メトロまたは都営地下鉄となっている。大阪市とほとんど同じだ。

山手線は直通運転がない

東京都内を走る山手線では、すべて線内のみを走る電車しかない。黄緑のラインカラーで統一されていて、ホーム上は環状運転のみ行う電車専用だ。

他の路線と並行してい走る区間はある。田端~品川間では水色ラインカラーの京浜東北線と並ぶ。停車駅はこの部分ではどちらも同じ。

さらに、東北本線(宇都宮線・高崎線)、東海道本線とも並行する。こちらは、山手線は小さな駅に止まる電車という役割を担っている。

京浜東北線と山手線

出典:www.youtube.com/watch?v=A0wBaSJzMkA

池袋~大崎間では埼京線と並行する。埼京線は大きな駅にしか停車せず、山手線の快速の役割を果たしている。

湘南新宿ラインも埼京線の線路を走る。路線名は違うが、埼京線との同一区間の停車駅は変わらない。

いずれの場合も、線路は別々となっている。他の鉄道会社だと複々線の区間のような役割となっているのも特徴の1つだ。

大阪環状線は直通運転を実施

大阪環状線には、大和路線(関西本線)と阪和線の電車が乗り入れている。ほとんどの場合は快速で、JR大阪駅との利便性の向上を図るために直通運転を実施している。

ユニバーサルスタジオジャパン(USJ)のあるユニバーサルシティ駅方面へ行くJRゆめ咲線の普通電車も、一部大阪環状線へ直通している。

大和路線からは「大和路快速」が乗り入れている。阪和線からは関空・紀州路快速が乗り入れている。

大和路快速

大阪環状線内では、東半分ではすべての駅に停車する一方、西半分では通過運転を行っている。福島~新今宮間では快速として小さな駅はパスする。

全線に渡って環状運転を行う電車も他路線とを行き来する快速も同じ線路を走る。単なる複線のため、別々の線路を走るということは物理的にできない。



本数は圧倒的に山手線が上

電車の本数については、山手線の方が多い。山手線は日中の時間帯でも毎時14本の電車が走っている。4分間隔で走っているという計算になる。

朝ラッシュとなると2~3分間隔で電車が走っている。帰宅ラッシュの始める夕方も3~4分間隔で山手線の電車が行きかう。

山手線の本数

大阪環状線については、日中は毎時12本である。内訳は、快速が8本、各駅停車が4本という本数だ。

快速は、大和路快速と関空・紀州路快速がそれぞれ4本ずつ運転されている。天王寺駅で分岐していく電車である。

西半分の小さな駅だと、快速は通過することから、乗車機会はい時間当たり4本しかない。都市部から離れた郊外の駅のような感じだ。

野田・芦原橋・今宮の3駅が快速が止まらない駅に該当する。15分に1本しか電車が来ない駅として、不便なのは間違いない。



JRvs私鉄の構図

大阪環状線の駅を見ると、大阪駅と天王寺駅以外はそれほど大きな駅というわけではない。私鉄のターミナル駅というところもない。

京橋駅は京阪本線、鶴橋駅は近鉄奈良線・大阪線、新今宮駅では南海本線・高野線、西九条駅は阪神なんば線と接続している。

しかし、いずれも場合も終着駅ではない。そこよりもさらに大阪市中心部まで乗り入れている。

中心部にあるターミナル駅では、地下鉄と接しているため、私鉄利用者の多くはJRよりも地下鉄をセットで乗るというケースが多い。

山手線の駅を見ると、東京を代表する巨大な駅が多い。東京駅や新宿駅、渋谷駅、池袋駅、上野駅などは巨大なターミナル駅でもある。

首都圏の私鉄各線の都心部のターミナル駅はどこも山手線との接続駅となっている。山手線の内側は東京メトロと都営地下鉄しかない。

関東地区の場合、私鉄各線では地下鉄との相互直通運転を実施しているところがほとんどだが、それでも山手線と交わる駅を境に鉄道会社が変わる。

勢力的にJRの方が地下鉄を含めた私鉄よりも立ち位置が上という形となっている。大阪とは対照的だ。

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