山手線で遅延が多い理由とは!? どこに原因があるのか?

JR山手線は首都圏を代表する路線だが、遅延が生じやすいのも特徴ではある。なぜ電車の運転見合わせやダイヤの乱れが多いのか。




山手線の場合、運行するJR東日本の中では踏切の数が圧倒的に少ない。駒込駅と田端駅の間に設置されている「第二中里踏切」の1か所のみとなっている。

それ以外の部分では、交差する道路とは立体で交差している。踏切がないため、列車と自動車や歩行者との衝突が起きる可能性が著しく低い。

駅構内を除いて人身事故が起きないような環境となっているのは間違いない。

信号や車両のトラブルによる遅延

山手線

山手線では、運転間隔が短いことや他の路線と接する部分が多いことで複雑な配線となっている部分が多い。これが、遅延が生じる理由ともなることがある。

他のJR各線とは違って、山手線では自動でブレーキがかかるTASC装置やホームドアが整備されている。

最新型の鉄道信号システムを搭載していることで、鉄道の運行にとって大きなメリットをもたらしているのは確かである。

しかし、思わぬトラブルも起こりやすい。問題が電車が走っているときに起きると、間もなく運行がストップしてしまう。



混雑による遅れ

山手線で3~5分ほど電車が遅れることがある。時刻表通りに走っていない光景が良く見られる。特に、朝や夕方の通勤ラッシュの時間帯となると、滅茶苦茶なダイヤになるケースがある。

混雑する山手線

通勤ラッシュとなると、山手線では全線に渡って混雑する。全線が都心部を走る路線ということで、常に乗車率が100%を超えているほどだ。

混雑が激しさを増すと、駅での停車時間がいつも以上に増える。中でも新宿駅や渋谷駅、東京駅では乗降に要する時間が長引きやすい。

ここでホームに停車している電車に後続の電車が接近して途中で止まることがある。これもまた、遅れの原因であるのは確かだろう。



他路線が原因で遅れる

山手線は、田端~品川間では京浜東北線と並行して走る。池袋~大崎間では埼京線・湘南新宿ラインと並行している。

線路はほぼ隣り合っているが、他の路線のトラブルによって山手線にも遅延が起きることがよくある。

山手線の遅延の原因となる京浜東北線

例えば、京浜東北線で信号トラブルが発生すると山手線の電車もそれによって一時的ではあるが止まってしまう。

あるいは、埼京線のホームで人が線路内に立ち入ったために山手線の電車も同時に運転見合わせとなることがある。

各路線の電車が走る線路自体はそれぞれ別々であっても、システムそのものは連動している点が少なくない。

これも山手線自体に何の問題もなくても電車が遅れる原因となっている。JRならではのデメリットともいえるだろう。

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