国道1号線の浜松バイパスの区間は自動車専用道路ではなくふつうの一般道路となっている。自転車も通行可能になっている。
浜松バイパスの両端は国道1号線の「浜名バイパス」と「磐田バイパス」に接続している。いずれも自動車専用道路で歩行者と自転車などは通行禁止になっている。
ロードバイクやクロスバイクにのるスポーツサイクルを楽しむ人は旧道を使うしかない。
本線車道でも法律上は自転車通行可
本線車道も法律上は正式な禁止という形にはなっていない。
中央分離帯が広く場所が確保されているため、巨大な幹線道路となっているものの、絶対に自転車で車道を走っていはいけないというルールはない。
この区間をロードバイクで爆走しているサイクリストがいる。ただし、数でいうとそれほどではない。
同じ国道1号線でも市街地を抜ける旧道の方のルートを選ぶ人が圧倒的に多い。片側1車線のところが多いため、自転車で車道を走るハードルが低い。加えて、車の巡航速度が遅いこともあり、バイパスと比べて安全性が高い。
浜松バイパスは大規模な幹線道路ということで、トラックをはじめとする交通量が多い道路である。片側4車線で路肩も多少はあるものの、自転車の車道走行は危険がいっぱい。
円滑な交通の妨げになる?
しかし、浜松バイパスの本線車道を自転車で爆走することには問題点があるのは否定できない。法定速度の60km/hの道路ということで、車の流れが速い部分が多い。
自転車が車道を走ることで、後続車がつっかえて長い渋滞ができる可能性がある。
つまり、円滑な交通の流れの邪魔になる可能性があるというわけだ。交通量が多いため、少しの徐行が渋滞へと発展しやすい。
ただし、車道を走らないからといって自転車が走るスペース=歩道というわけでもない。
浜松バイパスは河川を渡る橋を除いて全線に渡って側道がある。側道の道幅は広く、走っている自動車は軽トラくらいだろう。
自転車が単独で走る道としては非常に最適な条件となっている。サイクリングロードのような存在といっても過言ではないだろう。
なお、国道1号線「浜松バイパス」も将来的には高架化される可能性がある。連続立体化が実現すると、高架部は自転車禁止の自動車専用道路になるだろう。
ロードバイクなどが走れないルートへと変わる可能性があるのが浜松バイパスの現状といえる。
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