味の素の新卒採用の難易度はかなり高い。倍率は約300~400倍にもなり、大卒及び院卒の就職のレベルとしては最高クラスにランクインするくらいだ。
採用人数はその年によって前後するが、概ね20~50名ほどの募集となっている。それに対して応募者数は1万人近くにも達する。
競争が著しく激しいため、内定をもらうのは優秀な勝ち組だけだ。ふつうの人ならあっさり不採用となって落とされるというのが現状だろう。

味の素という会社に入社して働きたいという思いがいっぱいでも、内定を獲得するのは至難の業で、幻の夢となる可能性が極めて大きい。
倍率が300倍超とはどんな世界?
倍率が300倍にも達する会社はかなり少ない。大手企業の中でもかなり稀なところに限られる。せいぜい大きくても100倍が上限ともいえる。
味の素のように巨大な倍率になるのは、人気度が高いことに加えて採用人数が少ないためである。
食品メーカーということで誰もが知っている分野かつ会社名である。経営も安定していて、仕事がハードというイメージも少ない。
そんなわけで倍率がこのような高い数値に達している。就職先として狙っている学生がそれだけ多いことを示す。
これほどの倍率になると、難易度は最高クラスといわざるを得ない。優秀な人であっても、書類選考の段階で落とされる可能性が大いにある。
大半の応募者は書類選考の時点でOUTとなる。面接へ呼ばれる時点でかなりの優秀さが必要になる。凡人なら絶対に内定はもらえない。
内定者とはどんな人?
これほど高い倍率の中での競争を見事にクリアして入社出来た人とは一体どんな人物なのか。そんな疑問が出てくるだろう。

内定を獲得できる人とは、おそらく次のような条件を満たせた人になる。
- 難関大学に所属(学歴フィルター通過)
- エントリーシートの内容が一線を超えた素晴らしさがある
- 面接での受け答えの内容が100点
まず、味の素には学歴フィルターがあると考えられる。これほど競争が激しいとなると、効率的に選考を進めるために大学の偏差値で振るいにかける目に見えない制度があると予想できる。
難関大学の学生が圧倒的に有利になる。中堅以下の大学に所属する学生は不利なスタートになる可能性が高いと言わざるを得ない。
エントリーシートの内容も、他の就活生と比べて一線を超えた充実度を誇っていなければ、味の素の採用面接にすら進めない。
そして、面接では受け答えの評価が100点でなければならない。90点ではあっさり落とされてしまう。
「変わりがいくらでもいる」状態の中での採用試験なのが味の素。ほんのわずかでもマイナスのポイントがあれば内定はさようなら。それくらいの難易度といえる。
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東京都江東区在住。1993年生まれ。2016年国立大学卒業。主に鉄道、就職、教育関連の記事を当ブログにて投稿。新卒採用時はJR、大手私鉄などへの就職を希望するも全て不採用。併願した電力、ガス等の他のインフラ、総合商社、製造業大手も全落ち。大手物流業界へ入社。
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