銀行の離職率(新卒3年以内)の目安! 各行の実績を一覧化

銀行各行の新卒3年以内の離職率

銀行の新卒3年以内の離職率の目安の一覧を掲載。具体的な数値を公表していないところもかなり多いため、実際の平均値は不明としか言えないが、概ね10~30%で推移している。

メガバンクと呼ばれる大手都市銀行では1割前後に収まっている。一方の地方銀行ではそれよりも高い傾向が見られ、2、3割にも上るところも見える。


メガバンクの離職率

銀行名 離職率 概要
三菱UFJ銀行 8.1%
三井住友銀行 7.5% 最も低い
みずほ銀行 8.4%
りそな銀行 8.8% 最も高い
※データは2017年に東洋経済新報社が行った調査より

メガバンクは銀行の中ではまだ離職率が低い方に分類される。新卒が入社後3年以内に退職する人の割合は全体の10%未満で推移している。

大手4行とも言われるグループに入るが、離職率では大きな差はない。

年によっても順序が入れ替わることもあるが、基本的には高くても1割が上限と考えてよい。

三菱UFJ銀行

三菱UFJ銀行の新卒3年以内の離職率は8.1%と出ている。

メガバンクの中でも知名度は最も高いというイメージが強いが、仕事内容は決して楽なのものではない。

年間休日は120日以上となっているものの、毎日の残業がある程度は長い部署が多いとの声もある。

それでも定着率が高い理由は給料水準が高く、ネームバリューに優れているからだと考えられる。

転職すれば年収が下がり、勤務先が大手都市銀行ではなくなることから、大変でも辞めずに頑張れる人が多いと分析できる。

三井住友銀行

三井住友銀行の新卒3年以内の離職率は7.5%。メガバンク4行の中では最も低い数値になっている。

新卒で就活中の学生の入りたい企業では三菱UFJ銀行の方が上に来ることが多いものの、離職率ではこちらの方が低い結果となった。

仕事内容は決して楽とは考えられず、働き続けたいと強く思っている人が多いとは限らないものの、銀行の中では比較的「働きやすい職場」の条件を満たしていると、少なくともデータからは読み取れる。

給料水準も高く、ネームバリューも誰もが知っている大手の銀行のため、ハード面でも働き続けるメリットが大きいと新入行員たちが思っているのも否定できない。

みずほ銀行

みずほ銀行の新卒3年以内の離職率は8.4%。メガバンク4では平均的で「ふつう」に該当するような数値になっている。

売上高では三菱UFJ銀行や三井住友銀行を上回っている年が多い。規模で言えばトップ級に当たる。

ただし、仕事内容は同じように大変だと感じる行員が多いことも事実。本当に離職率が低いホワイト企業と比べると、まだまだ離職率が低いとは言えないレベル。

1割を超えない理由としては、給料水準が高いこととネームバリューがあるというメガバンクからではの特徴があるためだと見られる。

りそな銀行

りそな銀行の新卒3年以内の離職率は8.8%。他のメガバンク3行と比べると最も高い数値になっている。定着率が一番低い。

理由は銀行ならではの共通点もあるが、何より大手都市銀行の中では知名度が若干落ちること、その分ネームバリューに欠けることが背景にあると思われる。

給料水準も他の3行よりは低い金額で推移している。

仕事内容や残業時間、休日の日数ではメガバンク並みとはいえ、規模と賃金の差により若干離職率が高くなっていると分析する。

ただし、離職率に大きな差があるわけでないのは確か。あくまでも僅差であり、イメージに影響するほど悪いデータとは言い難い。

地方銀行の離職率

銀行名 離職率
佐賀銀行 6.1%
千葉銀行 7.1%
上記以外
(横浜銀行、福岡銀行、静岡銀行、常陽銀行、西日本シティ銀行、七十七銀行、広島銀行、京都銀行、八十二銀行、中国銀行、群馬銀行、北陸銀行、伊予銀行、十六銀行、山口銀行、足利銀行、東邦銀行、南都銀行、池田泉州銀行、大垣共立銀行、百五銀行、第四銀行、山陰合同銀行、滋賀銀行.etc)
未公表(最低でも10%以上と推定)

地方銀行の場合、離職率または新卒3年後定着率そのものを公表していないところがほとんど。

佐賀銀行は6.1%、千葉銀行は7.1%がそれぞれ新卒3年以内の離職率となっている。

メガバンクよりも低い水準にとどまっている。仕事内容は似たり寄ったりなのは否定できない一方、積極的に「働きやすい職場作り」に努めていることもある点で他行よりも状況が良い。

業務の効率化をより強く推奨している。有給取得率もいずれも銀行の中では高い。

地銀の推定離職率はやはり1~3割

離職率が3割近くになる地銀

正確な情報には欠けてしまうものの、推定でも最低10%はあると考えられる。

公表している銀行はそもそも離職率が低いところに限られている。絶対100%公表しなければならないという義務がないため、退職する人が続出する銀行ではそもそも離職率を未公表としている。

佐賀銀行や千葉銀行で5~10%という数値で推移していることを考えると、それ以外の地銀は1割以上になるという見方ができる。

転職業界が出している資料では3割前後にも達するとも言われている。

働き方改革には消極的な保守的な地方銀行となれば、今の時代では離職率が高い数値になることは避けられない。

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