ボッシュの新卒採用の倍率は推定30倍! 就職難易度を考察

ボッシュ(外資系自動車部品及び電動工具メーカー)

ドイツを拠点とする外資系自動車部品メーカーおよび電動工具メーカー「ボッシュ」の大卒及び院卒の新卒採用の倍率は全体では20~30倍程度と推定。職種別では総合職のうち、事務系が約30倍、技術系が約20倍くらいと推定。

就職難易度に関しては、事務系が「やや難」、技術系が「やや易」に該当。

採用人数はここ数年は50人前後で推移している。このうち、事務系が5~10名、技術系が40~50名ほど。

なお、今回は日本法人に限って解説。ドイツ本社は取り上げない。


職種ごとの就職難易度

職種 難易度(満5点) 推定倍率/レベルの目安
事務系 ★★★★ 30倍、やや難
技術系 ★★ 20倍、やや易

ボッシュの事務系・技術系新卒採用の就職難易度はこのような形になる。いずれも総合職である。

文理別では、技術系の方が採用人数が多い上、日本国内の大学を見ると文系に分類される学部学科に所属する人の割合が高いため、倍率は圧倒的に事務系で高くなる。

事務系は文系全体が応募するものの、技術系は理系の一部のみという限られた学生だけが応募する構図上、倍率が下がる。

もっとも、いずれの職種も倍率が高くて競争が激しくて内定が簡単に取れるレベルでないのは確かだが、文系・理系では天と地の差がある。

技術系の倍率は20倍、難易度はやや易

理系限定の技術系

技術系の就職難易度は「やや易」レベル。倍率は約20倍と推定。

全体で毎年50~100ほどの募集をかけているが、その4分の3は理系を対象とする義塾職。

その年の内定者の数や世の中の景気によって変わってくるものの、平均するとこれくらいになると考える。

仕事内容は以下の通り。

  • 開発
  • 生産技術
  • 品質保証
  • 営業・プロジェクトマネージメント

応募できるのは基本的には理系の学生がメイン。その中でも工学系の学部学科に所属している学生が多く採用される。

募集要項でも「機械、電気、電子、情報、物理」の学部学科の在籍する学生のみ。

理系の学生の中での内定の争いとなり、採用人数もかなり多いことから、倍率は大手企業としては決して高い方ではない。

外資系企業でテレビCMも特に放映されていないため、学生の間での知名度は低い。

こうした点から、就職難易度は「やや易」という表現が妥当ではないか。

>>理系なら就職は楽? 文系よりも有利になる理由が3つある!

事務系は倍率が30倍、難易度が「ふつう」

採用人数が少ない文系の事務系

事務系の就職難易度は「ふつう」。倍率は約30倍と推定。

事務職の仕事内容は以下の通り。

  • マーケティング
  • 事業管理
  • 生産管理
  • 人事

採用人数は技術職と比較して大幅に少ない。毎年5~10人ほどとかなり少ない。

景気が悪くなって業績が少しでも良くなくなると、少人数しか採用しない。

一方で、ボッシュの事務職に応募できる条件上で学部学科の限定はない。全学部全学科向けの募集のため、不特定多数の学生が全国からエントリーしてくる。

理系限定のような制限がないことで、応募者が殺到して倍率が高くなっている。内定の獲得には運の要素も必要になるだろう。

採用人数そのものは少ないこともこれに拍車をかける。

少ない採用人数という分子に加え、応募者という分母が大きいという社会的な事情もあり、ボッシュの事務職の倍率は30倍かそれ以上となるだろう。

他社と比較して

他社との比較

ボッシュの就職難易度を他社と比較すると、以下のようにまとめられる。

  • 外資系製造業では高い
  • 大手製造業では並み
  • 応募者数そのものは比較的少ない

自動車部品メーカーは全体的に知名度が低いが、ボッシュもその例外ではない。大学生の間ではあまり知られていない会社。

とはいえ、外資系優良企業と認識している人もいる。

加えて、採用人数も少ないため、日本国内での会社の知名度にしては倍率が高く、それに伴って就職難易度が高め。

自動車関連メーカーではふつう

製造業で人気就職先の自動車メーカー

自動車関連メーカーで、新卒採用の世界で特に人気の就職先となるのが以下の会社。

基本的にトヨタ自動車とその関連会社、Honda、日産自動車が注目を浴びやすい。

テレビCMを放映し、製品も個人向けを手掛ける会社が大人気になる。

対して、ボッシュは就職先ランキングで社名が入ることはない。テレビCMもなく、就職先として考える学生の総数が少ない。

さらに、海外の自動車関連企業としても、誰もが想像するのはBMW、ダイムラー(特にメルセデスベンツ)、フォルクスワーゲン、アウディ、GM、フォードなどの一部の完成車メーカー。ボッシュが出てくることはまずない。

ゆえに、上記のような自動車メーカーと比べると、ボッシュの就職難易度は下がる。

部品メーカーでは意外にも人気

就職人気度は比較的低い自動車部品メーカー

一方、自動車部品メーカーとしてとらえると、ボッシュの人気度はやや高め。

同じくらいの就職難易度になる企業は以下の通り。

  • トヨタ車体
  • トヨタ紡織
  • アイシン精機
  • 愛知製鋼
  • 八千代工業
  • ケーヒン
  • 日産車体

いずれも大手完成車メーカーの子会社に当たる企業。

自動車関連産業に携わる人、あるいは本社、工場近くに住んでいる人であれば聞いたことがある会社であるが、一般的な大学生にとっては無名。

それでも、経営状況は良好で、自動車部品メーカーでは給料水準や制度が高水準。

ボッシュもこれらと同じクラスに該当。

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