文学部は就職に不利? 大手企業からの内定は本当に少ない!?

文学部の就職の事情

文学部は就職に不利という意見が結構多い。理系・文系問わず他の学部と比べても文学部の学生はなかなか内定が取れないという意見が少なくない。

誰もが希望する大手企業へ就職できる可能性が最も低い学部ともいわれている。公務員になる学生も割合的には他と比べて少ない。

中小企業への就職を余儀なくされるというイメージも強いのは否定できない。そんな文学部の就職の事情について調べてみた。




なぜ文学部は就職に不利?

文学部が就職に不利になる理由は、以下のような要因が挙げられる。

  • 企業活動(ビジネス)とは無関係
  • 学問の分野が職業に直結しない
  • ビジネスに無関心な学生が多い

企業活動とは関係ない学部学科の1つに文学部が該当する。文系の中でもビジネスの世界とは無関係といっても過言ではない。

就職に不利になる文学部

文系でも法学部や経済学部、経営学部などではビジネスまたはそれに関係する学問を学ぶ。

理系の学部学科でも、学校で学ぶ分野はそのまま職業へと直結する。工学部・理学部・薬学部・農学部などはそのまま専門的な職業に就職しやすいというアドバンテージがある。

学部 就職との関係
文学部 関係なし
法学部 ビジネスの世界に関係
経済学部 ビジネスの世界に関係
工学部 職業へ直結
理学部 職業へ直結
医学部・薬学部 職業へ完全に直結

例えば、法学部ではビジネスでは必須になる法律関係や国や自治体の政策について勉強する。経済学部はビジネスの集まりであるお金の流れ、つまり経済そのものについて学ぶ。

一方の文学部や文学やその他歴史について学ぶ。しかし、それ自体がビジネスに結び付くかというと、大半は結び付かない。

就職に役に立たない文学部

身に着けた知識は大学などの研究機関や専門家だけの世界に収まってしまう。仕事で活かすとなると、営業や企画管理などの職種ではほぼ無理だろう。

文学部で勉強する内容を職業で活かすのは難しいのは確かである。これにより、企業の採用担当者も文学部の学生を積極的には採用したがらない理由へとつながっている。




就職への関心が弱い学生が多い

文学部は他の学部と比べても就職にあまり関心がない学生が多いのも1つの特徴となっている。

企業の事業内容や仕事内容について、公務員に関係する国や地方自治体の事情についてあまり興味がない学生が文学部には多いと感じる。

これもまた、根本的な理由は学問の内容にあると考えられる。文学や歴史について学ぶが、今日のビジネスに関係することとは接しない分野がほとんどであり、就職という現実的な世界から遠く離れている。

一方で文系の社会学系の学部や理系の学部全般だとビジネスへと直結する要素が少なからずあることから、就職や企業活動に興味関心がある人は多い。

文学部=就職に興味ないという先入観

面接での評価

面接でも良く聞かれる質問内容であるが、「なぜ○○学部へ進学したのか?」と問われることがある。

ビジネスに関係のある学部であれば、次のように答えられる。

「○○学部で△△を学んで、就職して学んだ知識を活かしたいと考えたから」

つまり、就職した時に活用できる学問が学べるから自分が所属する学部に入学したと回答することができる。

しかし、ビジネスとは縁が薄い文学部だとこのように答えることができない。

文学部などの学部学科だと、なぜその学部を選んだのかという質問に対する答えとは次のようになるだろう。

  • 日本文学について学び、古代の社会について勉強したいと考えたから
  • 英文科へ行って英語力を身につけたいと考えたから
  • 日本語にはなぜひらがな・カタカナ・漢字があるのか知りたかったから

しかし、いずれも就職で活かせるような内容ではなく、就職した後の将来のビジョンでも使える要素のある回答ではない。

職業へ直結する学部学科に進学する時の考えのような回答と比べると、企業の採用担当者のイメージとしてはプラスにはならない。

実際の文学部に所属する学生の気持ちの面だけでなく、学生を採用する企業の採用担当者をはじめとする世間の先入観もますます就職に不利になる後押しをしているのも否定できない。

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