
シミックグループの採用大学は全国の国公立および私立大学から幅広く採用されている。旧帝大クラスから地方国公立、あるいは早慶、上智、GMARCH、関関同立、日東駒専、産近甲龍、そして薬科大学等から実績がある。
出身大学の学校名によって書類選考の合否が決まる「学歴フィルター」は緩やかと判断。中堅私大からも多数の採用があり、「Fランク大学」と認識される偏差値が40以下のところからも多数の採用には乏しい。
新卒採用の倍率は、シミック(本体)、シミックCMO、シミックヘルスケア・インスティテュートが約5倍、シミックファーマサイエンスは約10倍と予想。就職難易度は上場企業では「簡単」と判断。グループ全体の採用人数は200名前後で毎年推移。
主な採用大学
シミックグループの採用大学は下記の通り。
- 主なの採用大学
- 東京大学、京都大学、東京工業大学、大阪大学、神戸大学、名古屋大学、東北大学、九州大学、北海道大学、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、国際基督教大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、東京理科大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学、筑波大学、横浜国立大学、千葉大学、横浜市立大学、東京都立大学、お茶の水女子大学、埼玉大学、名古屋市立大学、京都工芸繊維大学、大阪市立大学、金沢大学、岡山大学、広島大学、新潟大学、信州大学、静岡大学、熊本大学、弘前大学、岩手大学、山形大学、茨城大学、群馬大学、山梨大学、岐阜大学、富山大学、福井大学、鳥取大学、山口大学、香川大学、徳島大学、愛媛大学、長崎大学、鹿児島大学、静岡県立大学、滋賀県立大学、京都府立大学、兵庫県立大学、県立広島大学、日本女子大学、日本大学、近畿大学、名城大学、芝浦工業大学、工学院大学、東京都市大学、東京電機大学、東京農業大学、福岡大学、大阪薬科大学、北里大学、京都薬科大学、岐阜薬科大学、昭和大学、東京医科歯科大学、東京工科大学、東京薬科大学、東邦大学、長浜バイオ大学、奈良先端科学技術大学院大学、新潟薬科大学、福山大学、星薬科大学、麻布大学、岡山理科大学、杏林大学、金城学院大学、神戸女子大学、神戸薬科大学、国際医療福祉大学、昭和女子大学、昭和薬科大学、城西国際大学、女子栄養大学、摂南大学、創価大学、玉川大学、千葉科学大学、千葉工業大学、中部大学、帝京大学、帝京平成大学、帝塚山大学、東北医科薬科大学、同志社女子大学、名古屋学院大学、日本獣医生命科学大学、日本薬科大学、藤田保健衛生大学、文京学院大学、北陸大学、武庫川女子大学、武蔵野大学、明治薬科大学、明星大学、酪農学園大学
上記はマイナビ「シミックグループ」にて掲載されている採用実績校の大学。
採用人数はグループ合わせて毎年200名前後だが、偏差値ランク帯の面での偏りはないと読み取れる。
学歴フィルター無し

上記の採用実績校から、全体像では俗に言う「学歴フィルター」があると読み取れる。
国公立・私立それぞれ以下のような特徴が見られる。
- 国公立大学:特に制限なし
- 私立大学:制限なし?
国公立大学は地方立地のところからも採用例があり、特に制限はない。
私立大学も「中堅私大」に相当する日東駒専、産近甲龍、南愛名中はもちろんのこと、偏差値40に満たないところからもある
《参考:就職の「学歴フィルター」、大学名でのボーダーラインの基準とは!?》
学歴フィルターの対象範囲
シミックグループにおける大学群ごとの採用の有無をまとめると、次のようになる。
大学群/職種 | 採用の有無 |
---|---|
旧帝大 | 有 |
早慶上智 | 有 |
難関国公立 | 有 |
GMARCH、関関同立 | 有 |
地方国立(駅弁大学) | 有 |
底辺公立 | 有 |
日東駒専、産近甲龍、四工大 | 有 |
大東亜帝国、摂神追桃 | 有 |
Fラン | 有 |
偏差値ランク帯で採用実績が空白となっている大学群はない。
他の製薬会社と比較して、高学歴(偏差値が高い難関大学)が重視されているとは言えない状況。
医薬品関連企業でも、シミックは知名度の面で劣ることもあって、そもそも募集人員に対して応募者数が少ないことがその理由と考えられる。
就職難易度と倍率
企業名 | 難易度(満5点) | 推定倍率/レベルの目安 |
---|---|---|
シミック | ★ | 5倍、ふつう |
シミックCMO | ★ | 5倍、易 |
シミックヘルスケア・インスティテュート | ★ | 5倍、易 |
シミックファーマサイエンス | ★★ | 10倍、やや易 |
シミックグループにて新卒採用を実施する具体的なグループ会社は上記の通り。それぞれの就職難易度および倍率の目安は上記と考える。
会社の知名度や事業内容を考慮すると、応募者数は合計で約500~1,000人前後と思われる。
《参考:製薬業界の就職難易度の一覧! 偏差値の順位をランキング化》
学部学科について

シミックグループでは、基本的にすべての職種で理系のみを対象とする。
具体的には、下記のように募集要項にて記載。
シミック(株):臨床開発総合職(臨床開発モニター、データマネジメント、統計解析、安全性情報)
シミックヘルスケア・インスティテュート(株):総合職(治験コーディネーター)
シミックCMO(株):総合職(製剤開発、技術、品質管理、エンジニアリング、品質保証)
シミックファーマサイエンス(株):研究総合職(非臨床、バイオアナリシス、品質分析試験、材料分析試験)
引用:マイナビ2022「シミックグループ(株)」(一部改変)
就職難易度および倍率は原則として、対象とする専攻分野の指定範囲が狭い所ほど下がり、反対に「全学部全学科」のところは難しいのは、どこの会社でも同じ。
しかし、シミックグループはそもそも研究・開発・生産技術関連の職種だけを募集し、文系が中心となる営業職や事務職の採用は新卒ではない。
基本的に薬学系、理工系の一部に限られるため、入社難易度は比較的低く、これに募集人員の多さや会社そのものの知名度の低さが要因となり、就職難易度は比較的簡単といえる。
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業種 | 会社名 |
---|---|
製薬会社 | 武田薬品工業、大塚製薬、アステラス製薬、第一三共、中外製薬、エーザイ、大日本住友製薬、田辺三菱製薬、塩野義製薬、小野薬品工業、参天製薬、大正製薬、沢井製薬、久光製薬、日本新薬、持田製薬、小林製薬、杏林製薬、東和薬品、大鵬薬品、あすか製薬、ゼリア新薬、シミック |
〃(外資) | ファイザー、アストラゼネカ、ジョンソンエンドジョンソン、ノバルティスファーマ |
化学・素材 | 三菱ケミカル、住友化学、旭化成、積水化学工業 |
上記では製薬会社、化学・素材メーカー各社の新卒採用の倍率と就職難易度について解説。
東京都江東区在住。1993年生まれ。2016年国立大学卒業。主に鉄道、就職、教育関連の記事を当ブログにて投稿。新卒採用時はJR、大手私鉄などへの就職を希望するも全て不採用。併願した電力、ガス等の他のインフラ、総合商社、製造業大手も全落ち。大手物流業界へ入社。
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