
通信業界、キャリア会社の就職難易度について偏差値の順にランキング形式にする。携帯電話やインターネットプロバイダーの会社がこの業種に該当する。
情報インフラ企業ともいえる業界で、経営状況が良いケースが多く、しかも安定していることから、就活中の学生からは人気度の高い就職先となっている。
当然ながら、それによって倍率も大きくなる。内定をめぐる競争が激しいことから、就職難易度も高くなりやすい。
目次
情報・通信会社の偏差値一覧
偏差値 | 会社 |
80 | NTTドコモ、グーグル、アップル |
75 | KDDI、ソフトバンク、ヤフー |
70 | NTT東日本、NTT西日本、NTTコミュニケーションズ、日本電信電話 |
65 | NTTデータ、電通国際情報サービス(ISID)
ソニーネットワークコミュニケーションズ、シスコシステムズ |
60 | GMOインターネット、ニフティ、新日鉄住金ソリューションズ
伊藤忠テクノソリューションズ、富士通FIP キャノンITソリューションズ、TIS |
上位は携帯電話キャリア会社とグーグル、ヤフー、アップルといった外資系企業がランクインしている。さらに、NTT系の会社も多い。
偏差値60台になると、総合商社系の情報通信会社も入ってくる。大手企業の子会社でシステム関係の業務を事業分野とするところが登場する。
NTT系列の会社を除いては新興企業が多い。ベンチャー企業の参入が多い業界という点でも他と違うところだろう。
偏差値80にはNTTドコモとグーグル

就職難易度の偏差値80台に入るのはNTTドコモとグーグルである。ドコモは誰もが知っている通り携帯電話キャリア会社の最大手である。
日本人口の半数近くはドコモユーザーとなっている。儲かっている企業で知名度が極めて高いことから、就職先としてもかなり人気。
内定をめぐる競争が激しく、毎年例外なく倍率が高い。文系・理系の関係は一切ない。
グーグルもまた誰もが知っている会社で聞いたことがないという人はいないだろう。少なくとも大学生なら100%知っている会社である。
同じく就職先として非常に人気が高い。入社できるのは本当に優秀な学生だけで、普通の人はあっさり不採用となって落とされる。
偏差値75にも携帯電話キャリア、ネット業界大手
偏差値75にはKDDI、ソフトバンク、ヤフーの3社が入るKDDIとは、auのブランド名で知られる携帯電話キャリア会社である。ソフトバンクもまた同じ業界に入る。
シェア的にはNTTドコモには勝てていないものの、それでも一定の固定客を持ち、誰もが知っている企業でもある。

情報・通信業界の中でも携帯電話キャリアは3社とも非常に人気が高い。倍率はどこも低いところは一切ない。就職難易度が高いのは確か。
大手ポータルサイトとして知られるヤフーもこの偏差値75に入る。インターネット関連の会社としては、グーグルの次に人気が高いといえる。
偏差値70はNTT系列
偏差値70にランクインするのは、日本電信電話(NTT)、NTT東日本、NTT西日本、NTTコミュニケーションズの4社が入る。
いずれもNTT系列の会社で同じグループに属する。日本電信電話はNTT東西の親会社(持ち株会社)である。
電話回線やインターネット回線の設備を保有する会社ということで、インフラ業界にも属する。
インフラ業界への就職の難易度とは!? 偏差値の順位をランキング化
もともとは国営企業だったことから、経営基盤は極めて安定している。民営化した後も引き続き人々の生活には欠かせない存在となっているため、倒産のリスクはほぼゼロ。
当然就職先としても人気が高い。準公務員と受け止める学生も多く、こちらも毎年高い倍率となっている。内定までの難易度も携帯電話キャリア会社に次いで高いだろう。
偏差値65はシステムインフラ企業

NTTデータ、電通国際情報サービス(ISID)、ソニーネットワークコミュニケーションズ、シスコシステムズの4社が就職偏差値65に入る。
この辺りからはシステムインフラやソリューションズ関連に携わる会社が入ってくる。商社や製造業、インフラ企業の子会社である例が多い。
「○○コミュニケーションズ」、「○○ソリューションズ」という社名になっている。人気の大手企業のグループ会社ということで、会社の規模に対して応募者数が多くなりやすい。
知名度が高いことが倍率とそれに伴う難易度が高くなっている理由といっても過言ではないだろう。
偏差値60も大手傘下のシステムインフラ企業
- 新日鉄住金ソリューションズ
- 伊藤忠テクノソリューションズ
- 富士通FIP
- キャノンITソリューションズ
- TIS
- GMOインターネット
- ニフティ
就職難易度が偏差値60に入るのは上の7社である。

大手企業傘下のシステムインフラ企業がランクインする。新日鉄住金は製鉄・鉄鋼業界の会社で、その傘下に入るのが新日鉄住金ソリューションズ。
伊藤忠テクノソリューションズは総合商社である伊藤忠商事の傘下の子会社になる。富士通FIPも総合エレクトロニクスメーカー富士通の子会社。
キャノンITソリューションズもカメラメーカー大手キャノンの傘下のシステムインフラ企業である。
親会社は誰もが知っている企業になる。それにより、グループ会社もまた大手という印象が強く、多くの学生が就職先と希望する。
GMOインターネットやニフティはインターネットプロバイダーなどの事業を行う会社である。新興企業だがネット業界では大手になり、こちらも人気が高い。
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東京都江東区在住。1993年生まれ。2016年国立大学卒業。主に鉄道、就職、教育関連の記事を当ブログにて投稿。新卒採用時はJR、大手私鉄などへの就職を希望するも全て不採用。併願した電力、ガス等の他のインフラ、総合商社、製造業大手も全落ち。大手物流業界へ入社。
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