大同特殊鋼の新卒採用の倍率は10~20倍! 就職難易度はやや易

大同特殊鋼

大同特殊鋼の新卒採用の倍率は技術系が約10倍、事務系が約20倍と推定。就職難易度それぞれ「やや易」「ふつう」に該当。

採用人数はここ数年は45人前後、内訳は技術系が30人、事務系が15人前後。

鉄鋼業界の中では業界第4位だが会社名そのものはそれほど知名度は高くない。とはいえ、採用人数も少ないことから、書類選考でほとんどの応募者が落とされ、その中で1次面接から最終面接まで進んで内定を獲得するのは簡単ではない。


職種ごとの就職難易度

職種 難易度(満5点) 推定倍率/レベルの目安
技術系 ★★ 10倍、やや易
事務系 ★★★ 20倍、ふつう

大同特殊鋼の技術系(理系)、事務系(文系)の新卒採用の就職難易度はこのような形になる。いずれも大卒・院卒向けの「総合職」に該当する。

募集状況から、事務系と技術系では募集人員の面では大差がある。事務系は特に専攻分野の制限がないことで、その分応募のしやすいことから、応募者数が多くなりやすい。

技術系は採用人数に対して応募者数は事務系ほど厳しい競争にはなりにくい。業務内容と関連する専攻分野を学ぶ理学部・工学部などに限られるため、事務系と比べて倍率が下がる。

とはいえ、いずれもエントリーシートによる書類選考から最終面接まで残ることはまったく容易ではない。

《参考:鉄鋼・非鉄金属業界の就職難易度の一覧! 偏差値をランキング化

技術系は倍率10倍、難易度は「やや易」

倍率約10倍と見込まれる技術系総合職

大同特殊鋼の理系を対象とする技術系の就職難易度は「やや易」。倍率は約10倍程度と推定。

技術系の中でも、各職種や部門ごとに専攻分野は指定されている。

募集対象の学部学科に関しては「機械、精密、電気、電子、計測、制御、金属、材料、物理、応用物理など」とマイナビ等には記載。生物・バイオ系や農学系、医療系は対象外。

書類選考から面接まで、工学部や理学部などの理系の学部学科に所属するという特定のグループに該当する学生の中での競争になる。文系の事務系のように不特定多数の学生間での競争にはならない。

さらに、大同特殊鋼は鉄鋼業界の一員で、将来性はあまり期待ができないとニュース等でよく報道される業界の1つ。

大同特殊鋼は鉄鋼部門専門ではなく、特殊鋼鋼材、機能材料・磁性材料、自動車部品・産業機械部品、エンジニアリング、流通・サービスの5部門があり、金属材料のみを取り扱っているわけではない。とはいえ、製造業の中でも近年は新興国の企業との競争も激しくなり、少なくとも安泰な基盤を持つ企業ではない。

こうした事情を考えると、就職難易度は「やや易」、倍率はおよそ10倍と判断。

なお、大同特殊鋼では理系限定で「学校推薦」の制度が使える。自由応募とは違って、教授の指名があることで内定獲得がしやすくなるのは確か。

事務系の倍率は30倍、難易度は「やや難」

20倍くらいが採用倍率と見込まれる事務系

一方の文系を対象とする事務系の就職難易度は「ふつう」。倍率は約20倍と推定。理系の技術系とは対照的に内定獲得が難しい。

採用人数は毎年15人ほど。対して、応募者数は300人程度になるのではないかと推定。正式なデータは公表されていないものの、会社規模や知名度、業界の性質を考慮すると、これくらいになると推測。

その一方、募集の対象とする専攻分野は「全学部全学科」。しかも応募方法は「自由応募」のみ。文系を中心に不特定多数の学生がエントリーするため、不特定多数の中での競争になる。

実際に応募してくる学生の所属学部は法学部、経済学部、文学部、教育学部、商学部、総合政策学部、外国語学部などだが、これらだけでも技術系に応募する理工系学部の学生よりは多くなるだろう。

文系人口は理工系と比べても大幅に大きい。日本の大学生の文理比率は「文系:理系=7:3」で、圧倒的に文系が多い構造。

こうした事情から、大同特殊鋼の総合職の倍率は20倍と推定。就職難易度は「ふつう」との表現が妥当と判断。

他社と比較して

大同特殊鋼は、鉄鋼業界では業界第4位にランクインする。就職先としての人気度はそれほど高くはない。

日本製鉄(旧新日鐵住金)、JFEスチール、神戸製鋼所よりは少なくとも劣る。

テレビCMの放映もないため、大学生によっては馴染みのない企業。しかも、BtoC向けの製品は出していないため、企業名さえも知らない人はかなり多いはず。

鉄鋼業界ではそこまで人気ではないが

鉄鋼業界

大同特殊鋼以外の鉄鋼メーカーは下記の通り。

  • 日本製鉄(旧新日鐵住金)
  • JFEスチール
  • 神戸製鋼所

日本製鉄(旧新日鐵住金)、JFEスチール、神戸製鋼所のどれも大同特殊鋼よりは就職先としての人気度は高い。

ただ、上記と併願して大同特殊鋼にエントリーする学生も多く、就職難易度が大幅に下がるとは考えにくい。

他の業界と比べて

トヨタ自動車

愛知県内に本拠地がある大同特殊鋼ということで、併願する他の業界を挙げると、以下が人気だと感じる。

  • 自動車メーカー
  • 産業機械メーカー
  • 化学メーカー
  • 電気メーカー

特に多いのがトヨタ自動車。同じ愛知県に本拠地があることから、大同特殊鋼と併願する大学生が多いと感じる。同様の理由で、豊田自動織機、デンソー、アイシン精機、トヨタ車体、愛知製鋼を受ける人も結構見られる。

参考:自動車業界の就職ランキング! 各社の新卒の偏差値の一覧

これらの他、三菱重工業、岡谷鋼機、ブラザー工業なども併願者が多いところ。

大同特殊鋼は、トヨタ自動車や三菱重工業などの超大手と認識される企業に比べると就職難易度は下がる。トヨタ自動車、デンソー、アイシン精機など、有名な自動車部品メーカーと比較してもやはり低め。

一方、岡谷鋼機、ブラザー工業、あるいはトヨタ系列の中でも比較的知名度が低めの愛知製鋼、豊田合成などとはほぼ同じ程度と予想。

新卒採用の世界では、特に会社の知名度は就職難易度に比例。普段から馴染みの無い企業となれば、大手企業という括りは同じでも、内定獲得の難しさは下がる。

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