大和総研の採用大学は、東大、京大、慶應義塾大、早稲田大、一橋大、東京外大、阪大、上智大、東工大、千葉大、名大、神戸大、九大、北大、ICU、中央大、同志社大、お茶女大、筑波大、国際教養大、岡山大、法政大、明治大、立教大、都立大、大阪府大、関西学院大、立命館大、東京理科大、横国大、東北大、青山学院大、関西大、電気通信大、広島大、静岡大、学習院大、津田塾大、東京女子大、日本女子大、APUなど。
偏差値が高い大学ばかりが並んでいて、出身大学の学校名によって書類選考の合否が決まる「学歴フィルター」はあると読み取れる。例外は津田塾大、東京女子大、日本女子大、APU。
他のシンクタンクと似たような状況。中堅大学には門戸が閉ざされている企業の1つ。
目次
主な採用大学

大和総研の採用大学は下記の通り。
- 大和総研の主な採用大学
- 東京大学、京都大学、慶應義塾大学、早稲田大学、一橋大学、東京外国語大学、大阪大学、上智大学、東京工業大学、千葉大学、名古屋大学、神戸大学、九州大学、北海道大学、国際基督教大学、中央大学、同志社大学、お茶の水女子大学、筑波大学、国際教養大学、岡山大学、法政大学、明治大学、立教大学、首都大学東京、大阪府立大学、関西学院大学、立命館大学、東京理科大学、横浜国立大学、東北大学、青山学院大学、関西大学、電気通信大学、広島大学、静岡大学、学習院大学、津田塾大学、東京女子大学、日本女子大学、立命館アジア太平洋大学
上記はマイナビの採用実績校に記載されている大学一覧。
採用人数が毎年60~70名前後があるが、出身大学ではだれもが知っている有名な大学が多いのが読み取れる。
学歴フィルターの対象範囲
大和総研における大学群ごとの採用の有無をまとめると、次のようになる。
大学群/職種 | 採用の有無 |
---|---|
旧帝大 | 有 |
早慶上智 | 有 |
難関国公立 | 有 |
GMARCH、関関同立 | 有 |
地方国立(駅弁大学) | 無 |
底辺公立 | 無 |
日東駒専、産近甲龍 | 無 |
大東亜帝国、摂神追桃 | 無 |
Fラン | 無 |
前述のように、出身大学は難関国公立と早慶上智、GMARCH・関関同立などがほとんど。
下限は東京女子大学、日本女子大学、津田塾大学、立命館アジア太平洋大学。
俗に言う「学歴フィルター」がある程度確実に存在すると判断。
国公立大学でも駅弁大学と呼ばれる地方の大学からの採用はなかった。私立大学も日東駒専、産近甲龍をはじめとする中堅私大からの採用はなかった。
《参考:就職の「学歴フィルター」、大学名でのボーダーラインの基準とは!?》
採用されやすい大学はどこ?
大和総研にて採用されやすい大学とそうではない大学を一覧化すると、下記のようになるだろう。
有利/不利 | 対象大学 |
---|---|
優勢 | 旧帝大+3(東京大学、一橋大学、東京工業大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、神戸大学、九州大学、東北大学、北海道大学) 早慶上智(早稲田大学、慶応義塾大学、上智大学) 筑波大学、横浜国立大学、千葉大学、電気通信大学、大阪府立大学、大阪市立大学、名古屋市立大学 GMARCH(明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学、学習院大学)、東京理科大学 関関同立(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学) |
中立 | 東京女子大御三家(津田塾大学、東京女子大学、日本女子大学) |
劣勢 | 上記以外 |
主な大学群の大和総研への採用のされやすさを表示すると、上記のようになる。
GMARCH・関関同立以上はまず優勢

一般的にシンクタンクへの就職者数が多いのは、まずは最難関大学と認識される旧帝大(東京大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、九州大学、東北大学、北海道大学)とそれに準じる一橋大学、東京工業大学、神戸大、そして早慶上智(早稲田大学、慶応義塾大学、上智大学)。
非旧帝の国立大学である筑波大学、横浜国立大学、千葉大学、電気通信大学、大阪府立大学、大阪市立大学なども比較的就職者がいる。
これらに次ぐ難関大学に入るのが、GMARCH(明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学、学習院大学)、関関同立(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)。ここも数多く入社。
大和総研へまとまった数の就職者がいる大学はここまで。上記以外からの採用はかなり少ない。
東京女子大学、日本女子大学、津田塾大学、立命館アジア太平洋大学からも採用はあるものの、割合的には少ない。
地方国公立、日東駒専、産近甲龍は「劣勢」

「劣勢」に相当するのは日東駒専(日本大学、東洋大学、駒沢大学、専修大学)、産近甲龍(京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学)をはじめとする中堅私大。
これらの大学からは記載されていないように、採用事例に乏しい。他のシンクタンクでも類似する。
地方国公立大学もまた同じ傾向。採用実績がほとんどなく、旧帝大をはじめとする難関国公立とは事情が異なる。
職種別の採用大学の傾向
大和総研では、同一企業でも以下の職種が新卒採用で用意されている。
- 総合職リサーチ/コンサルティングコース
- 総合職システムコース
いずれも採用大学の傾向には大きな違いはないと思われ、より効率的な選考を実施するために書類選考にて若干は大学名で振るい分けている可能性が考えられる。
リサーチ/コンサルティングコース

リサーチ/コンサルティングコースはエコノミスト、研究員、各種専門コンサルタントとなる職種。文系ということもあって、難関大学への偏りが大きい。
専攻分野に関する指定はなく、全学部全学科となっている。ゆえに、文系の学生が多く応募。そんなことから、より効果的な選考を行うために、大学名を考慮されやすい。
割合的には、全体の8~9割超が難関国公立大学とMARCH・関関同立以上。偏差値60以上の大学に相当。
正確な情報がないためあくまでも推測ではあるが、難関大学出身者ばかりなのは確実。
システムコース

システムコースは、システムエンジニア、システムコンサルタント、データサイエンティストが該当。
基本的には情報工学系の学部学科または研究科を卒業した学生を対象とする。
前述の文系が主流のリサーチ/コンサルティングコースとは違い、特定の専攻分野の学生が有利になる分野。
それでも、採用大学は偏差値が一定数以上の難関大学ばかり。国公立大学は大都市圏に多い難関国公立、私立大学はGMARCH・関関同立以上のランク帯が中心。
理系の分野となると「学歴フィルター」の状況が緩和される企業が多いが、大和総研のようなシンクタンクではそうなりにくい。
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業種 | 会社名 |
---|---|
自動車 | トヨタ自動車、本田技研工業、日産自動車、マツダ、SUBARU、三菱自動車工業、スズキ、ダイハツ、いすゞ自動車、デンソー、アイシン精機、豊田自動織機、ボッシュ、ブリヂストン、日立Astemo |
電機、重機、工作機械 | 日立製作所、ソニー、パナソニック、三菱電機、ファナック、安川電機、三菱重工業、ダイキン工業、小松製作所、クボタ、富士通、東芝、シャープ、京セラ、リコー、日本電産、村田製作所、東京エレクトロン、オムロン、キーエンス、ローム、コニカミノルタ、ミネベアミツミ、シマノ |
鉄道 | JR東日本、JR東海、JR西日本、JR九州、JR北海道、<鉄道車両メーカー>、<信号機メーカー> |
総合商社 | 三菱商事、伊藤忠商事、三井物産、丸紅、住友商事、豊田通商、双日、兼松 |
電力・ガス | 東京電力、中部電力、関西電力、東京ガス、大阪ガス |
石油(資源エネルギー) | ENEOS(旧JXTG)、出光興産、コスモエネルギーHD、国際石油開発帝石 |
情報通信 | NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、日立ソリューションズ |
コンサル・シンクタンク | 野村総合研究所、三菱総合研究所、みずほ総合研究所、日本総研、大和総研、三菱UFJリサーチ&コンサルティング、みずほ情報総研、富士通総研、帝国データバンク、東京商工リサーチ |
銀行 | 三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行、ゆうちょ銀行、三井住友信託銀行、新生銀行、三菱UFJ信託銀行、横浜銀行、千葉銀行、福岡銀行、静岡銀行、京都銀行 |
保険 | 損保ジャパン、東京海上日動、三井住友海上、あいおいニッセイ同和損保、AIG損害保険、日本生命、明治安田生命、第一生命、住友生命、大同生命、富国生命 |
証券 | 野村證券、大和証券、SMBC日興証券、みずほ証券、三菱UFJモルガンスタンレー証券、東海東京証券 |
信販 | JCB、三菱UFJニコス、三井住友カード |
政府系金融機関 | 日本銀行、国際協力銀行、日本政策投資銀行、日本取引所グループ、日本証券金融、農林中央金庫、商工中金、日本政策金融公庫、住宅金融支援機構 |
上記では業界別に各企業の採用大学または出身者が多い大学について解説。学歴フィルターの傾向は濃いところと薄いところがある。
東京都江東区在住。1993年生まれ。2016年国立大学卒業。主に鉄道、就職、教育関連の記事を当ブログにて投稿。新卒採用時はJR、大手私鉄などへの就職を希望するも全て不採用。併願した電力、ガス等の他のインフラ、総合商社、製造業大手も全落ち。大手物流業界へ入社。
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