経済学部は就職に有利になる? 金融業界や公務員に強いなのか?

文系の学部の中でも経済学部は比較的就職に有利になるという意見が多い。特に不景気になると理系が大幅に優勢になる反面、文系はなかなか内定がもらえない。

リーマンショック直後の約5年間は就職口が見つからないという人が少なくなかった。理高文低という現象が有名なのは記憶に新しいかもしれない。




ただし、経済学部に至っては悪い影響はそこまで大きくはならなかった。法学部についても同じことがいえるが、文系の中では卒業直前でも内定が1社もない「無い内定」の人は少なかった。

金融業界への就職に強い

金融業界への就職が多い経済学部

経済学部の場合は特に金融業界への就職が多い。製造業やその他サービス業へ入社する人も少なくないものの、銀行・保険・証券会社へ行くケースが目立つ。

学んでいる分野やお金のことであるという点が理由の1つだろう。さらに、古くからある学部ということで、新興企業よりも歴史が長くて安定した会社へ行く人が多いのも理由だろう。

ただし、理系の学生のように大学で学んだことが就職後の仕事内容へ直結しているというわけではない。

特定の就職先に偏っていると言えるほどではない。金融を志望する学生が多いのは確かだが、過半数といえるほどの割合にはなっていない。

工学部が技術職として就職するというパターンとは大きく違う。この点では、他の文系の学部と変わりはない。




公務員も結構多い

経済学部ならではの傾向としてはもう1つ当てはまることがある。それは、公務員になる人が多いという点。

公務員として官公庁へ入る人の出身学部としては、法学部と並んで経済学部が多い。文学部や国際・外国語系の学部、教育学部と比べると公務員になる学生の割合は大きい。

公務員になる際には試験に合格しなければならない。ここで、法経学系で学ぶ分野が問われる。法学部や経済学部に所属する学生にとっては、公務員試験の内容と直結している。

法学部なら文系でも就職に有利!? 不利になる確率が低い!

他の文系学部と比べて公務員となる人が多いのはこのためだろう。国家公務員でも地方公務員でも傾向としては同じ。

ただし、私立大学と国公立大学の学生ではやや傾向が違ってくる。私立は民間企業に就職する人が多い一方、国公立は特に地方部で公務員になる例が目立つ。




就職で不利になる学部とは?

就職に不利な学部

ところで、文系の中でも就職に不利になる学部とはどこなのか。このような疑問を感じたことがある人が結構いるのではないか。

統計的に見ると、文学部があまり良くはないように感じる。就職先としても、法経と比べると有名な大手企業に入社する人が少ない。公務員となる人の割合も小さい。

一流と見られるような就職先に入る人が少ないのが、文学部のデメリットかもしれない。

文系という分け方では同じでも、経済学部は社会学系に分類される。一方で文学部は人文学系に分類される。

人文学系の学部は就職の面ではあまり実績が良くない。法学部や経済学部が有利になる傾向があるのは確かだろう。

【大学のお金】文系と理系の学費、その差はいくら違うのか!?

なお、文系では国公立のみならず私立大学でも学部学科で学費の違いはほとんどない。

もし勉強したい内容よりも就職の面を重視したいと考えているのであれば、法学部や経済学部を狙うのも1つの選択肢かもしれない。

実際、就職事情を学部選びの基準と考えている高校生も少なくない。不景気になると一気に理系が人気になって文系が不人気になる理由でもある。