
電機メーカー業界の新卒採用における就職難易度の一覧を掲載。内定までのレベルを偏差値化してランキング形式にしてみた。倍率も50倍程度かそれ以上のところが結構ある。
該当する業種は総合電機メーカーのほか、電子部品、産業用ロボット、機械製品を製造する会社である。就活での競争は各企業によってバラバラだが、トップ勢は大学生にとっては人気の業界になる。
文系・理系問わず数多くの応募が殺到しやすいが、中でも採用人数が少ない文系(事務系総合職)は倍率が高くなる。反面、理系(技術職)は募集人数が多いためやや低い。
目次
電機メーカー業界の偏差値一覧
偏差値 | 会社 |
85 | キーエンス、日本信号 |
80 | パナソニック、三菱電機、日立製作所、ソニー |
75 | キャノン、ファナック、村田製作所、京三製作所 |
70 | NEC、京セラ、オムロン |
65 | セイコーエプソン、富士通、安川電機、横河電機、日本電産、スタンレー電気、東芝、シャープ、ニコン |
60 | GSユアサ、ミネベア、小糸製作所、アルプス電気、ブラザー工業、東京エレクトロン |
55 | カシオ計算機、ミツバ、アルパイン、アズビル、太陽誘電 |
電機メーカーは個人向け製品を制作するBtoCよりも法人向け製品のBtoBメーカーが多い。とはいえ、上位ランクインに入るのは有名企業で、個人向け製品も取り扱っている会社が多い。
一方の偏差値60以下になると中堅ランクの会社が中心になる。知っている人もいれば知らない人もいて、さらにローカル企業も多く入ってくる。
大手電機メーカーでは採用人数に対して応募者数が大幅に超過するため学歴フィルターが色濃く残る。
参照:就職の「学歴フィルター」、大学名でのボーダーラインの基準とは!?
日本ならではの保守系の企業も多く、大学別の採用動向を見ると難関大学が多く入っている。
偏差値85はキーエンス、日本信号
電機メーカー業界の偏差値85にランクインするのはキーエンスと日本信号の2社である。
キーエンスはセンサー関係の製品を手掛ける。年収はメーカーとしては飛びぬけて高いこと、取り扱っている製品が高い技術力が求められるものという背景があり、倍率が高く就職難易度が最上位になっている。
日本信号は鉄道・道路交通用信号システムを手掛ける。知名度は決して高いわけではないものの、インフラ関連メーカーということで景気に強いこともあり人気度が高い。
倍率はいずれも総合職などで100倍以上になることが予想される。公式データが公表されていないものの、就職難易度は最大値になる。
書類選考でほとんどの応募者が落とされる。面接に進めても内定を獲得できるのは優秀な学生であることはもちろんこと、さらに運の要素も必要になる。
実際に入社できるのはたまたま運が良かった人たちといっても決して過言ではないレベルになる。
偏差値75~80は超大手

偏差値75~80に入ってくるのは一般的に知られる電機メーカーである。テレビCMも放映するような超大手でもある。
パナソニック、三菱電機、日立製作所、ソニー、キャノン、ファナック、村田製作所、京三製作所はいずれも「誰もが知っている企業」だろう。
採用人数は数百人単位で行っているところが多く、応募者数が多いがそれでも内定獲得が夢のまた夢というほどではない。
理系学生なら技術系の職種の募集が多い背景から、倍率が下がって内定獲得の確率が上がる。文系学生が主流の事務系の職種の募集が少なく、その分レベルは上がる。
ただ、電機メーカーの中で見れば就職難易度はかなり高い数値になりやすい。本当に優秀な人材しかまず内定がもらえないというレベルである。
倍率も事務系を中心に同じく50倍以上にはなってくるだろう。技術職でも20~30倍かそれ以上の水準にはなると予想。
>>文系のメーカー(製造業)への就職は難しい? 倍率はいくつに!?
大学別で見ると、この辺りも難関大学出身者が大きな割合を占める。国公立大学だと旧帝大クラス、私立大学だと早慶上智クラスが主流層になる。
新卒採用でエントリーする学生にとっては、偏差値75以上の企業はどこも難易度はまったく変わらない。言葉で表すと「最難関」が相応しいだろう。
偏差値70はBtoBだが上位メーカー
偏差値70にはNEC、京セラ、オムロン。
こちらもまた多くの人が知っている電機メーカーだろう。ランキング上位の各社と比べるとBtoBが中心になってくる。
取り扱っている製品のイメージがつきにくいこともあって、就職難易度は上位クラスよりも下がる。新卒採用ではどうしても会社のイメージが応募人数と比例しやすい。
それでも偏差値70クラスということで、決して楽々簡単に内定がもらえるような世界ではない。倍率もかなりの値になり、競争が依然として激しい。
同じく理系をターゲットとする技術職の採用人数が多く、反対の文系の事務職は少ない。難易度も「文高理低」の形になる。
偏差値65は専門的な電機メーカーと…

偏差値65もまた有名企業がランクインするものの、背景にある事情は各社で異なる。
大きく分けて2種類に分かれる。
<就職先を分ける明暗>
- 専門的な領域のため知名度が低い
- 知名度は最高クラスだが経営状態が悪い
専門的な領域のために知名度が低いというのは、取り扱っている製品が一般人には馴染みが薄いため、就職先として着目する学生が少ない企業のことを指す。
セイコーエプソン、安川電機、横河電機、日本電産、スタンレー電気はいずれもこちらの分類に入る。経営状態は比較的安定しているが、一般的には馴染みがあまりない。
就職偏差値のランキング上位に比べると就職難易度は下がる。
知名度は最高クラスだが経営状態が悪いというのは、一般的な大学生の間でも広く会社名が知られていて、個人向け製品も多く製作している一方、企業の経営が赤字またはそれに近い状況にある会社を指す。
富士通、東芝、シャープ、ニコンはこれに該当する。いずれも「誰もが知っている企業」だが、希望退職者を求めるなどの状態にあり、経営が良いとはほど遠い。
どちらの場合でも、偏差値65でも面接まで行ける人は一部に過ぎないものの、ほんのわずかな望みしかないというレベルでもない。レベル別の表現をすると「やや難」という言葉があてられる。
偏差値55~60は中堅メーカー

偏差値55~60になると誰もが知っている企業ではない。中規模の電機メーカーでテレビCMを放映しているところは数少ない。
BtoCの領域ではなく、完全に特定の法人を相手にする専門的な電機メーカーであろう。ニッチな領域のため、知っている大学生は全体のわずかな割合にとどまる。
採用人数そのものも少ないところが多数派。技術職でも10人未満になるところも見られ、事務職は1人も新卒では採用しない事例もある。
書類選考では内容が重視され、大手企業のように出身大学で振るいにかける学歴フィルターもないはず。
倍率の目安は10~20倍程度になると考えるが、門戸そのものが閉ざされているケースもあるのが現状。就職難易度は大企業の中では「並み」に入るところが多くなる。
業界別の就職難易度
業界ごとの就職難易度と偏差値 | |
ゼネコン・建設会社 | 重工業 |
情報・通信 | 物流・倉庫 |
石油 | 化学メーカー |
インフラ | 食品メーカー |
製薬メーカー | 総合商社 |
自動車メーカー | 鉄道 |
マスコミ | 外資系企業 |
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東京都江東区在住。1993年生まれ。2016年国立大学卒業。主に鉄道、就職、教育関連の記事を当ブログにて投稿。新卒採用時はJR、大手私鉄などへの就職を希望するも全て不採用。併願した電力、ガス等の他のインフラ、総合商社、製造業大手も全落ち。大手物流業界へ入社。
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