
電力会社の就職難易度は、関西電力は偏差値75、中部電力、J-POWERが70、東北電力、九州電力、JERAが65、中国電力、東京電力、四国電力、北陸電力が60。
電気を提供する業界ということでインフラ企業に該当。どこも経営状況は比較的安定している。そして、知名度もかなり高く、大学生でも電気は日常的に使うもののため、これらの会社を知らない人はいないはず。
不景気に強い業界ということから、就活中の学生からは人気度の高い就職先となっている。「準公務員」というイメージが大きい。
当然ながら、それによって倍率も大きくなる。内定をめぐる競争が激しいことから、就職難易度も高くなりやすい。
目次
電力会社の就職偏差値一覧
偏差値 | 会社名 |
---|---|
75 | 関西電力 |
70 | 中部電力、J-Power |
65 | 東北電力、九州電力、JERA、日本原燃 |
60 | 中国電力、東京電力、四国電力、北陸電力 |
55 | 沖縄電力、ユーラスエナジー、三菱日立パワーシステムズ、日立GEニュークリア・エナジー |
50 | イーレックス、日本原電(日本原子力発電)、レノバ、エフオン、日本風力開発 |
45 | レノバ、エフオン、F-Power、グリーンパワーインベストメント、エネット、ジャパン・リニューアブル・エナジー |
基本的にすべて総合職の就職難易度を示す。
電力会社はインフラ業界の中では採用人数は比較的多い、多い所なら100人以上、中規模でも50~100人ほど。しかし、知名度が高い分、応募者数も相当な人数になる。
書類選考の時点で倍率が数十倍に達する。効率的に選考を進めることを目的に大学名で選抜する「学歴フィルター」も取り入れられているとみられている。
親会社のところは基本的に「買い手市場」。常に応募者が過剰気味。逆に子会社は人手不足が深刻で、新卒採用でも「売り手市場」の傾向。
偏差値75:関西電力

電力会社の中でも特に就職難易度が高いのは関西電力になる。偏差値75に該当。
近畿地方を中心に電力元売り会社で、大都市圏を抱えることもあって就職先としては非常に人気。インフラ会社でもトップ級の難しさ。
特に関西圏に住んでいるまたは出身とする学生であれば、関西電力を知らない人はいない。
業績も安定していることから、インフラ会社への就職を考えた場合、第一志望とする人は相当多い。大阪・京都・兵庫なら第一志望は関西電力になるといっても過言ではない。
内定獲得のためには運の要素が不可欠。人物面だけではとても採用されるのは難しい。そもそも大多数は書類選考で落とされる。面接まで行ける人ですら勝ち組に入るほどだ。
偏差値70:中部電力、J-Power

偏差値70には、中部電力、J-Powerの2社が入る。
こちらは全国的に名前が知られている会社。
中部電力は名前の通り中部地方を管轄する電力元売り会社あが、知名度は全国的に高い。やはり大量の学生が新卒採用に応募する。
応募する学生は中部地方に住んでいる又は出身とする学生たち。母数こそは関西電力の近畿地方よりは少ないが、倍率は100倍ほどになると推定。
就職難易度は相当高く、運がよかった人達だけが内定を獲得できる。
偏差値65:東北電力、九州電力、JERA、日本原燃

偏差値65には、東北電力、九州電力、JERAの3社が入る。
東北電力、九州電力は社名からどこに拠点を置く会社かわかる。大学生・大学院生なら何とかくわかるだろう。
応募する学生はその電力会社が管轄する地方に住んでいる又は出身とする学生たち。
学生人口が多い大都市圏ではないため、就職難易度は上記の電力会社に比べると低い、東北・九州地方の中では人気トップ級に入る。
一般的な上場企業と比較しても就職難易度は高く、比較的知名度が高い大手企業並みの水準。
優秀な人材でなければ内定は獲得できないのは間違いない。
JERAは東京電力グループと中部電力とが出資する発電会社である。両社の燃料事業、日本国内・海外の発電事業を承継し、世界最大級の火力発電会社。
東京電力と中部電力の影響下の企業のため、偏差値65が就職難易度には妥当と判断。
日本原燃は原子力発電所で用いる核燃料をリサイクルする再処理事業を中核とした「原子燃料サイクル」を担う国策民営会社。
原子力発電や核燃料サイクル、そして放射性廃棄物の問題を取り扱ったニュースでしばしば登場する企業。
世間的に注目を浴びる企業なこともあり、学生の間では比較的人気が高い。
全国から応募者が多く集まり、優秀な人材でなければ内定は獲得できない。偏差値65が妥当だと判断。
偏差値60:中国電力、東京電力、四国電力、北陸電力

偏差値60には中国電力、東京電力、四国電力、北陸電力がランクイン。
地方部の電力会社で、大都市とその周辺の地域の電力会社よりは大幅に応募者数が少ないことで、就職難易度も低め。
応募する学生は管轄地域に住んでいる又は出身とする学生たちが中心だが、勤務地に関して大都市圏を希望する大学生が多いこともあって、比較的不人気。
倍率は20~30倍程度が相場と予想。偏差値60がここに該当。
偏差値55:沖縄電力、ユーラスエナジー、三菱日立パワーシステムズなど

偏差値55には沖縄電力とユーラスエナジー、SBエナジーが入る。
沖縄電力の場合、電力元売り会社としては最下位。
管轄エリアが沖縄県のみで、学生数そのものは少ない地域のため、応募者数が少ない。
競争率が低いため、就職難易度も低い。
ただし、沖縄県内に限った就活事情では完全にトップ勢に入るほどの人気の高い企業。
ユーラスエナジーホールディングスは豊田通商と東京電力の合同出資企業で、風力発電事業を中心とした再生可能エネルギー事業会社。
社名こそは知られていないものの、親会社が大手総合商社の豊田通商と電力事業者の東京電力が付いている点から、知名度の割には就職先として比較的人気。
三菱日立パワーシステムズは菱重工業と日立製作所の共同出資による火力発電システム事業を中心とした会社で、理由は同じ。
簡単で誰でも入れるというわけでは決してない。
偏差値50:イーレックス、日本原電(日本原子力発電)、レノバ、エフオン

偏差値50には、イーレックス、日本原電(日本原子力発電)、レノバ、エフオンの4社が入る。
いずれも一般的な人達はあまり聞いたことがないところ。
日本原電は茨城県東海村と福井県敦賀市に原子力発電所を持つ卸電気事業者で、社名から何となくどんな会社か想像できる。
しかし、近年は原子力発電のデメリットが社会的な問題となっている影響で、原子力発電分野への就職は敬遠されやすい。
社名そのものに知名度がない、あるいは好まれない事業分野から、電力業界だが就職先としてはやや不人気。
一般的な上場企業並みの就職難易度。偏差値50という表現が該当。
東京都江東区在住。1993年生まれ。2016年国立大学卒業。主に鉄道、就職、教育関連の記事を当ブログにて投稿。新卒採用時はJR、大手私鉄などへの就職を希望するも全て不採用。併願した電力、ガス等の他のインフラ、総合商社、製造業大手も全落ち。大手物流業界へ入社。
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