ENEOSの新卒採用の倍率は30~50倍、就職難易度も(職種別)

ENEOS

ENEOSの新卒採用の倍率は事務系が約50倍、技術系が約30倍と推定。就職難易度それぞれ「かなり難」「やや難」に該当。

採用人数はここ数年は120~180人前後、内訳は事務系が60人、技術系が80人前後で推移。

石油業界の中でも「石油元売り」に該当する超人気の就職先。書類選考でほとんどの応募者が落とされ、その中で1次面接から最終面接まで進んで内定を獲得するのは相当難しい。


職種ごとの就職難易度

職種 難易度(満5点) 推定倍率/レベルの目安
事務系 ★★★★★ 50倍、かなり難
技術系 ★★★★ 30倍、やや難

ENEOSの事務系・技術系の新卒採用の就職難易度はこのような形になる。どちらも「総合職」ではある。

募集状況から、事務系と技術系では募集人員の面では大差ないものの、応募者数は圧倒的に事務系が多い。ゆえに、就職難易度も文系側で高い。

技術系は採用人数に対して応募者数は事務系ほど過剰にはなりにくい。応募する学生が理学部・工学部などに限られるため、事務系と比べて倍率が下がる。

《参照:総合商社の就職難易度の一覧! 偏差値の順位をランキング化

とはいえ、いずれもエントリーシートによる書類選考から最終面接まで残ることさえも困難なほどという点では同じだろう。

事務系の倍率は50倍、難易度は「かなり難」

文系が主流の事務系

事務系の就職難易度は「かなり難」。倍率は約50倍と推定。

採用人数は毎年50人ほど。対して、応募者数は2,000人程度になるのではないかと推定。正式なデータは公表されていないものの、会社規模や知名度、業界の性質を考慮すると、これくらいになると推測。

応募できる条件上で学部学科の限定はない。「全学部全学科」と募集要項に記載されている。

このような条件により、文系を中心に不特定多数の学生がエントリーしてくる。製造業のような理系限定のような制限がないことで、応募者が殺到して倍率が増加。

実際に応募してくる学生は法学部、経済学部、文学部、教育学部、商学部、総合政策学部、外国語学部など様々だが、文系人口は大きく、これも競争激化に拍車をかける。

日本の大学生の文理比率は「文系:理系=7:3」。圧倒的に文系が多いこと、理系のように専攻分野による就職事情の違いがないことで、事務系の募集でも供給過剰になる。
(理系は機械系、物理系、化学系、情報系、生物・バイオ系、医学部などで就職事情が異なる)

こうした事情から、ENEOSの総合職の倍率は50倍と推定。就職難易度は「かなり難」との表現が妥当と判断。

技術系は倍率30倍、難易度は「やや難」

理系を対象とする技術系

ENEOSの技術系の就職難易度は「やや難」。倍率は約30倍程度と推定。

募集対象の学部学科に関しては基本的に理工系学部。特に機械系、化学系、情報系などが主流。

理系でも理学部生物学科や農学部、あるいは医療系のような物理・化学以外の分野の学生もターゲットではない。

書類選考から面接まで、工学部や理学部などの理系の学部学科に所属するという特定のグループに該当する学生の中での競争になる。文系の事務系のように不特定多数の学生間での競争にはならない。

採用人数こそはそう多くはないものの、エントリーする学生層が限定されるという理由から、就職難易度は「やや難」、倍率は約30倍と判断。

他社と比較して

他社との比較

ENEOSは、石油元売り会社の中でも業界首位。

当然ながら、就職先としての人気度でも石油業界ではトップ。

元売り各社とは大差ないが、石油専門商社と比較すれば大幅に難関就職先。

石油業界では最上位の人気度

就職先として大人気の石油業界

ENEOS以外の石油元売り会社は下記の通り。

  • 出光興産
  • 国際石油開発帝石(INPEX)
  • コスモエネルギーホールディングス

ENEOSとこれらの企業の就職難易度や倍率の違いはほとんどない。いずれも大人気の就職先。

どの会社も新卒採用では事務系・技術系の採用を実施するが、事情はすべて共通。

他の業界と比べて

他の業界(電力会社)

ENEOSのような石油元売り会社を他の業界と比較すると、人気度で類似するのは下記の業界。

  • 総合商社
  • 鉄道、航空
  • 電力、ガス(都市ガス)
  • シンクタンク
  • マスコミ(新聞、テレビ局)
  • 通信

いずれも経営状況が安定しやすい市場が形成されていて、しかも大学生の間でも主要企業の知名度が高い業界。

さらに、社会的に絶対不可欠な業態のため厳しい営業ノルマとは無縁。

ENEOSのこれらとほぼ同じで、大学生たちが敬遠する要素はどこにもない。

グループ各社(子会社)の状況

子会社 難易度(満5点) 推定倍率/レベルの目安
ENEOSオーシャン ★★★★ 30倍、やや難
NIPPO 3~5倍、易
ENEOSジェネレーションズ 1~2倍、易
ネクステージ 1~2倍、易
ENEOSフロンティア 1~2倍、易
ENEOSグローブエナジー 1~2倍、易
ENEOSジェイクエスト 1~2倍、易
ENEOSウイング 2~3倍、易

ENEOSホールディングスの主力企業「ENEOS(株)」こそは就職難易度は相当高いものの、その子会社では不人気なところばかり。

倍率も1倍を切る「定員割れ」の可能性が考えられる所も結構見られる。

ENEOSオーシャン

ENEOSオーシャンは原油タンカー、LPG船、ケミカル船を運航する海運会社。

業界の性質上、就職先として人気の海運会社ということもあって、ENEOSの子会社の中では就職難易度がトップ級。

倍率はおよそ30倍程度になるのではないかと考える。(事務系)

海運の中では知名度が相当低いものの、採用人数が毎年1~3名程度のため、競争率だけは高い数値になる。

NIPPO

NIPPOは土木施工管理会社。ENEOSグループだが、石油とはほとんど関係がない。

建設業に該当することもあって、石油業界を目指す学生たちは応募しないところだろう。

ただ、資本関係上はENEOSホールディングス傘下ということで、建設業への就職を希望する学生は確かに応募しやすい。

就職難易度は大手企業の中では「易」でありが、倍率は5倍程度にはなると予想。


広告

おすすめ記事

インフラ/資源/総合商社業界の就職難易度について
業種 会社名
高速道路 首都高阪神高速NEXCO東日本NEXCO中日本NEXCO西日本
電力会社 東京電力中部電力関西電力九州電力東北電力中国電力四国電力北海道電力、沖縄電力、北陸電力J-POWER(電源開発)日本原燃、日本原子力発電、ユーラスエナジーHD、SBエナジー、三菱日立パワーシステムズ、イーレックス
ガス 東京ガス大阪ガス東邦ガス西部ガス
情報通信 NTTドコモKDDIソフトバンクNTTデータNTT東日本TIS大塚商会伊藤忠テクノソリューションズ
総合商社 三菱商事伊藤忠商事三井物産丸紅住友商事豊田通商双日兼松
石油 ENEOS出光興産コスモエネルギーHD国際石油開発帝石富士石油石油資源開発三井海洋開発

上記では総合商社、電力、ガス、鉄道、高速道路関連(インフラ、資源関連)の就職難易度について解説。