中国電力の新卒採用の倍率は推定30倍! 就職難易度(職種別)

新卒採用を行う中国電力

中国電力(中国電力ネットワーク含む)の新卒採用の倍率は全体では30~40倍程度と推定。職種別では総合職のうち、事務系が約50倍、技術系が約30倍くらいと推定。

就職難易度に関しては、事務系が「やや難」、技術系が「ふつう」に該当。

採用人数(2021年度採用計画の場合)は中国電力が79人、中国電力ネットワークが70人。前者の内訳は事務41名,情報2名,技術営業2名,電気6名,機械8名,化学2名,原子力2名,
生物1名,土木4名,建築1名。

一方の応募者数は数千人規模になると見込まれる。

業界としてはインフラ企業で、東北地方に拠点を置く企業としては大人気。


職種ごとの就職難易度

職種 難易度(満5点) 推定倍率/レベルの目安
事務系総合職(文系が主流) ★★★★ 50倍、やや難
技術系総合職(理系が対象) ★★★ 30倍、ふつう

中国電力および中国電力ネットワークの事務系・技術系総合職の新卒採用の就職難易度はこのような形になる。いずれも総合職だが、分野ごとに分かれての採用選考。

それぞれのコースはほぼ同じくらいの採用人数だが、日本国内の大学を見ると文系に分類される学部学科に所属する人の割合が高いため、倍率は圧倒的に事務系総合職で高くなる。

一方の技術系は採用人数に対して応募者数はそこまでは肥大化しない。応募する学生が理学部・工学部などに限られるため、事務系と比べて倍率が下がる。

とはいえ、大前提としていずれの職種も倍率が高くて競争が激しいのは確か。そもそも人気の高いインフラ事業者の1社であるため、難関に内定が取れるところではない。

事務系は難易度が「やや難」

事務系総合職

事務系の就職難易度は「やや難」。倍率は約50倍と推定。

事務系とは、募集要項では次のように記載されている。

  • 営業
  • 広報
  • 経理
  • 総務
  • 人事
  • 労務
  • 経営企画
  • 情報通信

全学部全学科を対象としているが、応募者の大半は文系の学生である。仕事内容は管理や営業(企画)とほぼ同じと考えてよい。

文系がほとんどとは言え、日本の学生の割合別で見ても文系が全体の7割を占めていることもあり、事務系に応募する人数が多くなるのは避けられない。

こうした背景をもとに考えると、中国電力の事務職の倍率は50倍近くには達すると考える。採用人数が少ない年だとそれ以上に達することも大いにあり得る。

応募人数が公表されていないため、正確な数値は不明で実際の数とはかけ離れている可能性もあるが、就職難易度が「やや難」に当たるレベルにはなる。

技術系の難易度は「ふつう」

技術系総合職

技術系総合職の就職難易度は「ふつう」レベル。倍率は約30倍と推定。

仕事内容は以下の通り。

  • 火力
  • 原子力
  • 土木
  • 建築
  • 経営企画
  • 情報通信
  • 送変電、配電、経営企画、情報通信(中国電力ネットワーク)

募集対象の学部学科に関しては、募集要項に記載されている。

【中国電力】
<大学>
事務:学部・学科不問
情報:情報処理系の学科・専攻の方
技術営業:建築(設備)、電気、機械等の工学系の学科・専攻の方
電気:電気(電子・通信を含む)系の学科・専攻の方
機械:機械系の学科・専攻の方
化学:化学系の学科・専攻の方
原子力:原子力系または物理系の学科・専攻の方
生物:生物系の学科・専攻の方
土木:土木系の学科・専攻の方
建築:建築系の学科・専攻の方

<高専>
電気:電気(電子・通信を含む)系の学科の方
機械:機械系の学科の方
土木:土木系の学科の方
建築:建築系の学科の方

【中国電力ネットワーク】
<大学>
電気:電気(電子・通信を含む)系の学科・専攻の方

<高専>
電気:電気(電子・通信を含む)系の学科の方

※情報は以下の資格を取得している人でも可とされている。

応用情報技術者,ITストラテジスト,システムアーキテクト,プロジェクトマネージャ,ネットワークスペシャリスト,データベーススペシャリスト,情報処理安全確保支援士,ITサービスマネージャ,システム監査技術者

引用:マイナビ2021「中国電力(株)・中国電力ネットワーク(株)」

募集要項にて募集対象の学部学科が書かれてあり、文系の学生は残念ながら応募すらできない。

工学部や理学部などの理系の学部学科に所属する学生の中での競争になり、応募できる学生が限られていることもあり、倍率は30倍程度が1つの目安になると考える。

就職難易度は「ふつう」という表現が妥当ではないか。

無名の上場企業や中小企業と比べると確かに入社は難しいが、学生が知っている大手企業の中では低い。

同じく正式データがないため実際の数値とは異なるかもしれないが、背景の事情をもとに考えるとこのあたりが適当かと思う。

他社と比較して

他社との比較

中国電力の就職難易度を他社と比較すると、以下のようにまとめられる

  • 電力会社では大都市圏よりは簡単
  • 中国地方では人気トップクラス
  • 関西(学生が多い地域)からの応募もかなり多い

大手インフラ企業で簡単な傾向

中国電力は電力会社としては、中部電力や関西電力と比較すると確かに入りやすい方。しかし、世間一般の企業と比較すると大幅に難しい。

インフラ企業でも比較的難易度が高い。比較対象になるところといえば、まずは以下の通り。

  • 関西電力
  • JR西日本
  • 関西電力
  • 広島ガス
  • 岡山ガス
  • 大阪ガス
  • NEXCO東日本

いずれも中国地方に住んでいる人であればほとんどの人が知っている有名企業。

そんなわけで第一志望と捉える学生もたくさんいるはず。就職難易度は「やや難」または「かなり難」になるが、中国電力も例外ではない。

関西電力や大阪ガス、JR西日本など全国的に知名度が高いインフラ会社よりは難易度が低いが、それ以外よりは確実に高倍率になると推測。

学歴フィルターはある

中国電力では、採用選考では出身大学に偏りは見られる。インフラ企業は特に学歴フィルターが鮮明だが、電力会社も例外ではない。

「学歴フィルター」とは、出身大学で選考での有利・不利が決まる制度を指す。膨大なESを効率よく振るいにかける手段として使われる。

中国電力の採用大学を見てみると、学校名を偏差値別で見てみると以下のような感じになっている。

内定者の出身大学
採用の有無 主な大学
実績あり 旧帝大:東京大・京都大・北海道大・東北大・名古屋大・大阪大・九州大・東大工・一橋大・神戸大

早慶上智:早稲田大・慶應義塾大・上智大

MARCH:明治大・青学大・立教大・中央大・法政大

関関同立:関西大・関西学院大・同志社大・立命館大

上位ランクの国公立大:広島大・岡山大

地方国公立:鳥取大、島根大、山口大、香川大、愛媛大、高知大、徳島大、高知工科大、兵庫県立大、広島市立大、岡山県立大、北九州市立大、九州工業大
少ない/皆無 上記以外の私立大学

>>就職の「学歴フィルター」、大学名でのボーダーラインの基準とは!?

世間一般で「難関大学」に該当するところが多め。

中でも事務系は厳しい競争のため、難関大学出身者が多くなると予想。

国公立大なら旧帝大クラス、私立なら早慶上智クラス限定ということはないが、中堅私大以下だとハードルになるかもしれない。

採用大学

中国電力の主な採用大学

中国電力および中国電力ネットワークでは採用大学は非公開であるものの、特に多いのが広島大学、岡山大学、京都大学、大阪大学、神戸大学、九州大学、関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学、早稲田大学、慶応義塾大学。

大学の規模を考慮すると、鳥取大学、島根大学、山口大学、香川大学、愛媛大学、兵庫県立大学、広島市立大学、岡山県立大学、北九州市立大学、九州工業大学などからの採用も目立つ。

ほとんどが偏差値が高い「難関大学」に分類されるような大学ばかりになりやすい。

偏差値が最下位クラスでは広島工業大学、広島修道大学、岡山理科大学などに限られる。

国公立大学全般+MARCH級以上の私大が主流なのは確か。