古河電気工業の新卒採用の倍率は5~20倍、就職難易度はやや低

古河電工

古河電気工業(古河電工)の新卒採用の倍率は技術系総合職が約5倍、事務系総合職と一般職が約20倍と推定。就職難易度はそれぞれ「易」「ふつう」に該当。

採用人数はここ数年は100人前後、内訳は技術系総合職が70人、事務系総合職が20人前後、一般職が5~10人程度。

非鉄金属メーカーの中では業界第3位で、住友電気工業、三菱マテリアルに次ぐ規模。誰もが聞いたことがある企業というほどではないにしても、ある程度の人は知っている会社。

ただ、書類選考の段階で簡単に落とされてしまうほどではない。大手企業の中では、一次面接までは比較的多くが進める印象。もっとも、最終面接までたどり着くのはかなり難しい。


職種ごとの就職難易度

職種 難易度(満5点) 推定倍率/レベルの目安
技術系総合職 5倍、易
事務系総合職 ★★★ 20倍、ふつう
一般職 ★★★ 20倍、ふつう

古河電気工業の総合職の技術系、事務系、および一般職の新卒採用の就職難易度はこのような形になる。いずれも大卒・院卒向けの採用区分。

募集状況から、事務系と技術系では募集人員の面では3倍程度の差がある。事務系は特に専攻分野の制限がないことで、特に供給過剰(応募者数が募集人数を大きく超過する状態)な傾向が見られる。

技術系は採用人数に対して応募者数は事務系ほど厳しい競争にはなりにくい。業務内容と関連する専攻分野を学ぶ理学部・工学部などに限られるため、事務系と比べて倍率が下がる。

《参考:鉄鋼・非鉄金属業界の就職難易度の一覧! 偏差値をランキング化

技術系は倍率5倍、難易度は「易」

入社難易度が低い技術系総合職

古河電気工業の理系を対象とする技術系総合職の就職難易度は「易」。倍率は約5倍程度と推定。

技術系は公式ウェブサイトでは「電気、電子、機械、金属、化学、物理、情報など」と記載されている。

ということで、人口が大きい文系は採用の対象外。文系の事務系のように不特定多数の学生間での競争にはならない。

基本的に理工学系の学部学科を対象とする。また、理工系でも生物系やバイオ系、農学系は対象外。

書類選考から面接まで、工学部や理学部などの理系の学部学科に所属するという特定のグループに該当する学生の中での競争になる。

また、会社名も大学生の間では低め。非鉄金属メーカーでも、住友電気工業、三菱マテリアル、住友金属鉱山などは社名に「住友」「三菱」という財閥系の名称が付くが、古河電気工業は少し性質が異なる。「古河」グループであるものの、一般的な財閥系と比較すると大幅に知名度は低い。

ゆえに、新卒採用でもエントリーする人は同じ規模の同業他社に比べて少なく、結果としてその分入社までのハードルは下がる。

採用人数は70人前後ということで、製造業大手としてはやや少ない人数だが、エントリーする学生層が限定されるという理由から、就職難易度は「易」、倍率はおよそ5倍と判断。

応募者数に関しては、会社の規模や知名度、事業内容、理工系学部に在籍する学生数を考慮すると、およそ200~300人になるのではないかと考える。どんなに多く見積もっても500人以上の規模にはならないだろう。

なお、古河電気工業では理系限定で「学校推薦」の制度が使える。自由応募とは違って、教授の指名があることで内定獲得がしやすくなるのは確か。

事務系の倍率は20倍、難易度は「ふつう」

倍率およそ20倍と見込まれる事務系

一方の文系を対象とする事務系総合職の就職難易度は「ふつう」。倍率は約20倍と推定。理系の技術系とは対照的に内定獲得が難しい。

ここで言う「ふつう」とは、一般的な上場企業の中で比較した場合の難しさを示すものだが、製造業大手としても比較的難易度が高いと感じる。

会社名はそれほど大学生の間で広くは知られていないものの、そもそもの募集人員がかなり少ないことが難易度を押し上げる。

採用人数は毎年20人ほど。対して、応募者数は300~400人程度になるのではないかと推定。正式なデータは公表されていないものの、会社規模や知名度、業界の性質を考慮すると、これくらいになると推測。

募集の対象とする専攻分野は「全学部全学科」。実際に応募してくる学生の所属学部は法学部、経済学部、文学部、社会学部、教育学部、商学部、総合政策学部、外国語学部などだが、これらだけでもかなりの数になる。

これらの学部に属する文系人口は理工系と比べても大幅に大きい。日本の大学生の文理比率は「文系:理系=7:3」で、圧倒的に文系が多い構造。この点で、潜在的な応募者の母数そのものは理系とは異なる。

こうした事情から、古河電気工業の事務系の倍率は20倍と推定。就職難易度は「ふつう」との表現が妥当と判断。

なお、事務系総合職でも「理系の方もご応募いただけます。」と募集要項には記載されている。とはいえ、実際のところはほとんどが文系ばかり。入社難易度は低い技術系ではなく、あえて事務系を選ぶ理系学生は実際のところはかなり稀ではある。

一般職も倍率は20倍、難易度は「ふつう」

採用人数が少ない一般職

一般職でも倍率は約20倍と推定する。就職難易度は同じく「ふつう」に相当。

毎年5名前後の採用となっている。総合職の事務系・技術系と比較してもさらに少ない。

ただ、一般職へ応募する人はそう多くはない。本社または事業所への専属となり、転勤は基本的にない。

募集要項では「多岐にわたる部門の実務エキスパートとして会社を支える仕事です。経験に基づくスキルや実務経験を活用して定型化された業務(改善や折衝業務含む)を担当していただきます」と記載。総合職を補完する仕事が中心。

このことから、自宅から通うことを前提する女子学生が応募するが、仕事内容が総合職の一歩後退する印象もあってか、人気度は決して高くはない。

応募者数は100人以下になると推定。倍率は20倍程度が上限だろう。

他社と比較して

数ある会社を受ける就活中の学生たち

古河電気工業は、非鉄金属メーカー業界では第3位にランクインする。当然ながら、就職先としての人気度でも業界内では比較的上位に入る。

ただし、社名に「住友」「三菱」の名が付く会社と比較すると、相対的に人気度は落ちる。

就職難易度がかなり高いというわけではない。応募する人も非鉄金属メーカーという業界に興味関心がある人が中心で、万人向けというわけではないだろう。

>>古河電気工業の採用大学を公開! 学歴フィルターは結構あり

非鉄金属メーカーでは人気度は低め

非鉄金属メーカー

古河電気工業以外の非鉄金属メーカーは下記の通り。

  • 住友電気工業
  • 三菱マテリアル
  • 住友金属鉱山
  • フジクラ
  • UACJ
  • 日本軽金属
  • DOWAホールディングス
  • JX金属

住友電気工業、三菱マテリアル、住友金属鉱山の3社は非鉄金属メーカー大手であるのと同時に、社名に「住友」「三菱」という財閥系の名称が付くことで広く注目され、新卒採用でも多くの学生が真っ先にエントリーするところ。

ゆえに、事務系も技術系も募集人員に対する倍率および就職難易度は高い。古河電気工業はこれら3社よりは簡単。

一方、フジクラ、UACJ、日本軽金属、DOWAホールディングスに比べると会社規模が非鉄金属メーカーで上位に入るため、倍率と就職難易度も高くなると考えられる。

したがって、古河電気工業の就職難易度および倍率は非鉄金属メーカーの中でも「中位」というポジションになるだろう。

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