
外資系金融の新卒採用における採用人数は、ゴールドマンサックスが40~60名、UBS、モルガンスタンレー、JPモルガンが10~30人、シティグループが20~50名、ドイツ銀行、クレディスイス、BNPパリバ、バークレイズは10名以下。
金融業界としては、日系企業と比較して大幅に少ない。メガバンク、大手証券会社は通常300人以上の採用であることを考えると、かなりの狭き門。
そもそも日本国内では募集がない年度もある。
例年の採用人数
会社名 | 日本国内の採用人数 |
---|---|
ゴールドマンサックス | 40~60人 |
ドイツ銀行 | 5~10人 |
UBS | 10~30人 |
モルガンスタンレー | 10~30人 |
JPモルガン | 10~30人 |
シティグループ | 20~50人 |
クレディスイス | 0~5人 |
BNPパリバ | 0~5人 |
バークレイズ | 0~5人 |
上記は外資系金融各社の毎年の新卒採用人数の目安を示した表。従業員数とインターンシップでの募集人数を考慮して算出した数値。
日系企業の場合だと、毎年実際に入社した人数を掲載するのが一般的。しかし、外資系金融では非公開としている。そもそも日本国内での採用と海外での採用を区別していないところもある。
《参考:金融業界(銀行/証券/保険)の就職難易度の一覧! 偏差値をランキング化》
全体的な傾向

外資系金融は他の業界に比べると1つの企業ごとの採用人数はかなり少ない。
日系企業では全国展開する大手であれば300人以上の採用を新卒だけで毎年実施している。外資系金融は多くても50人程度にとどまる。
ゴールドマンサックス、シティグループは50人程度が上下、UBS、モルガンスタンレー、JPモルガンは30名程度が上限。
一般的な金融機関とは違って、外資系金融は投資銀行業務が中心で、全国各地に支店や営業所を持たず、東京にオフィスがあるだけにとどまるのが理由。
今後の予想
今後の外資系金融の募集人員の予想に関しては、「横ばい」が続くと思われる。
業界そのものの募集状況は、世間一般の景気動向によって左右されるわけではない。好景気だと募集人員が増えるが、不景気になると削減されることは稀。
ただ、分析業務は今後人間から人工知能(AI)に置き換わることが予想され、外資系金融ではリストラが行われる可能性がある。
各社の応募状況

外資系金融各社への応募状況については、基本的に業界上位であるほど応募者数が多くなる。
各社ともにエントリーした学生数に関してこそは公表していないものの、年収の高さ、知名度、事業内容、勤務地を考慮するとある程度までは予想が付く。
各社の応募人員に関しては、下記のページにて詳しく解説。
注目度が大きければ、その分正式にエントリーする人数も多くなる。
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東京都江東区在住。1993年生まれ。2016年国立大学卒業。主に鉄道、就職、教育関連の記事を当ブログにて投稿。新卒採用時はJR、大手私鉄などへの就職を希望するも全て不採用。併願した電力、ガス等の他のインフラ、総合商社、製造業大手も全落ち。大手物流業界へ入社。
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