大学の「学部カースト」の全容! 序列の順位を付けると

大学の学部カースト

大学の学部カーストの全容とはどのようなものなのか。同一大学でも異なる学部間では偉い・偉くないという優劣のある序列があるが、今回はそれに順位をつけてみた。

「ヒエラルキー」とも言われている。中でも上位私立大学で顕著にみられる。学生数が多いこと、偏差値が学部学科で大きな違いが見られるのが理由と考えられる。

基本的には入試の難易度を示す偏差値、就職事情、携わる学問・研究内容のイメージで決まる。


学部カーストの序列一覧

階級 学部 概要
医学部 どこの大学でも例外なく頂点。
貴族 薬学部、歯学部 やや難易度が高い学部。
平民 工学部、理学部、農学部、看護学部
法学部、経済学部、外国語学部、文学部、人文学部
序列内の立ち位置も「ふつう」。
奴隷 新興学部 新興学部はどこの大学でも序列が低い。
〇〇コミュニケーションなどが例。

「学部カースト」では、主要125学部を序列化すると上の表の通りになる。

もちろん、各大学によって異なるところもあるが、平均的に考えるとこのようになる。

どこの大学でもあるような昔からある学部だと、最低でも「平民クラス」には入る。明らかに下位に来るのは新興学部が多くみられる。

神:医学部医学科

学部カーストでも階級が「神」に該当するのは医学部医学科。

これはどこの大学でも例外なくトップに君臨する。偏差値が飛びぬけて高い数値であり、一般的な学部なら名前を書けば合格できるような大学でも、医学部医学科だけは超難関というレベルになる。

偏差値が高いことで医学部医学科の人達は「頭がいい」というイメージがかなり大きい。学内でも特別な存在となりやすい。

ただし、同じ医学部という分類でも看護学科や医療学科に関しては「神」といえるほど学部カーストでの立場が高くない。

医学科以外は偏差値がそれほど高くはないことが影響している。平民クラスと同じくらいまで下がることも少なくない。

貴族:薬学部、歯学部

医学部医学科ほどではないものの、偏差値が他の学部と比べて高いことがほとんどなのが薬学部と歯学部である。

いずれも医学部の次の階級に入る。「貴族」という表現が妥当ではないか。

卒業後の進路は薬学部も歯学部も特殊性が高い。一般企業で事務職や技術職として就職する人が少ない。

基本的には医療機関やそれに準ずる場所で専門性のある職種につく。入試の偏差値のみならず、就職事情も学部カーストには影響を与えている。

世間一般でのイメージもいずれの学部に所属する点だけで「頭がいい」として評価されやすい。

平民:一般的な学部

学部カーストでもふつうの一般的な学部は「平民」になる。

文系・理系問わず、従来からあってどこの大学にもあるようなところは標準的ということで、階級は特に上でもなければ下でもない。

文系の場合は、法学部、経済学部、文学部、人文学部、外国語学部がこれに該当する。

理系の場合は、理学部、工学部、農学部、看護学部がこれに該当する。

これらの学部間でも序列がある事例が見られるが、その順位は各大学で全く異なる。

例えば、ある大学では法学部が理工学部よりも序列で上、別のある大学では工学部が法学部・経済学部よりも上という感じだ。

それでも全体から見ると、これらの一般的な学部の差はほどんどない。医学部・薬学部・歯学部との違いほどはない。

そんなことを考慮し、いずれも「平民」という身分が妥当と判断した。

奴隷:新興学部

1990年以降に誕生した新興学部は、従来からある学部に比べると偏差値が低いところが多い。

具体的には、早稲田大学の人間科学部・スポーツ科学部、MARCH各大学の○○コミュニケーション学部などが例に上がる。

同一大学内でも新しく新設された学部学科だと学部カーストでも順位が下に位置することがほとんど。

入試の面でも、偏差値が低いということでその大学の穴場になっていることも少なくない。

こうしたところでは、就職事情、世間一般でのイメージも決して高いものではない。理系なら理工系、文系なら法・経・文学部と比べてもワンランク下になる。

したがって、学部間のヒエラルキーでは「奴隷」という立ち位置になるだろう。

国公立と私立で意識度に違い

学部カースト~国公立と私立の違い

国立大学:医学部とそれ以外の違いだけ。学部名が何かで有利・不利になることが少ない。

公立大学:上記と同じ

私立大学:全学部間の序列が明確。法学部と経済学部だけでも優劣あり。文系で顕著。

学部カーストはほとんどの大学にあるが、国公立大学と私立大学ではそれを意識されるかされないかには違いがある。

どちらかというと私立大学の方が学部ごとの序列が意識されやすい。

所属大学や出身大学を問われた際には、「大学名+学部名」で答えたがる人も結構いる。これは、同一でも学部間の優劣があるためという点が理由と思われる。

国公立大学の場合、学部カーストが医学部医学科とそれ以外という2つの区分しかない。医学部医学科以外ならどれも同じランクで序列は平行線という意識が強い。

一方の私立大学の場合は、全学部で序列がはっきりしていたり、それが強く意識されることが多い。

早慶上智、MARCH、関関同立の各大学の文系学部では特にこれが顕著にみられる。

学部カーストが強い私大

例えば、早稲田大学なら政経>法>商>国教>社科>文>文構>教>人科>スポという序列ができている。慶応義塾大学も法>経>商>文>SFCという序列がある。

所属大学や出身大学を質問された時に「大学名+学部名」と回答する大学としても知られる。

なお、私立大学でも理系学部ではそれほど学部カーストが意識されることは少ない。そもそも私大は文系の学生が大半で、理系そのものが少数派という事情が背景になる理由と考えられる。

ただし、国公立大学も私立大学も大学間の序列は存在する。

参照①:国立大学の序列とは!? レベルごとの「階級」を順位化

参照②:私立大学の序列とは!? レベルごとの「階級」を順位化

主な大学の学部カーストの実態

大学 学部の序列
慶応義塾大学 医>薬>法>経>理工>商>文>SFC
早稲田大学 政経>法=理工>商>国教>社科>文=文構>教>人科>スポ

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