「学歴は信用なり」の根拠と主な事例を解説

信用が高い高学歴

「学歴は信用なり」とは、出身大学の学校名が各個人の信用度に影響すること意味する。基本的に偏差値が高い難関大学出身者であるほど信用が高い。

院卒・大卒・高卒・中卒といった単に最終学歴の学校区分を示したものではない。

大学全入時代の中、もはや大卒という括りはまったく意味がない。大学名こそが重要。

このような考え方には否定的な見方が少なくないが、実際には出身大学は各個人の一種の「格付け」の指標として見られることがよくある。


学歴(大学名)が重要な理由は4つ

高学歴

参考:どこからが「高学歴」に該当する!? 具体的な基準を分析

主な事例 具体例
就職(新卒) いわゆる学歴フィルター。在籍する大学名だけで書類選考等の合否が決まる。低偏差値校は採用の機会さえ与えられない企業が大手を中心にいくつも存在。
第一印象 学生時代に勉強ができたかできなかったかを示す代表的な指標が出身大学。「どこの大学ですか?」という質問だけでその人の学力がわかってしまう。
人脈づくり 難関大学なら同級生は大手企業に入る。知り合いが大手に入って社会的エリートとなれば、学生時代の人脈が価値のあるものになる。
結婚 結婚を検討する際、相手側が婚約を決断する要素にも。相手の両親が許可を出す根拠にもなる。

「学歴は信用なり」と言われるように卒業した大学の学校名が重要になる理由は上記。

誰もが直感的に感じるのは就職活動の際くらいかもしれない。

しかし、それ以外にも高学歴・低学歴が影響する場面はいくつかある。(低学歴の定義はこちらにて)

就職(新卒採用)

就職活動

学歴不問という企業がいくつかあるものの、基本的には新卒採用では在籍する大学名も1つの採用基準となりやすい。

「学歴フィルター」という言葉がある。

これは、偏差値が高い大学の学生には良い就職のチャンスが豊富にある一方、偏差値が低い大学ではチャンスがあまりやって来ないことを意味する。

企業によっては大学名などまったく気にしないとしているところがあるが、世間全体としてみれば大学名は選考に影響する要素になる。

学歴フィルターとは?

大学名だけで就活の選考(特に書類)での合否が決まる制度。偏差値が低い大学というだけで不採用になってしまう仕組み。

ES等の書類選考で合否

大手企業では特に顕著。応募者数が膨大な数になるため、大学名はES(エントリーシート)による書類選考等での合否に使われる指標になりやすい。

ESの内容ももちろん合否の判定基準になるものの、偏差値が低い大学の学生からの応募ではそもそも読まずに不採用にするやり方もよくあるパターン。

大学名だけで判断されなくても、内容の質が同じだった場合には高学歴の方が有利になる。

例えば、以下の大学に在籍する学生からの応募だった場合、企業の採用担当者はどれを選抜するだろうか?

  • 東京大学
  • 慶応義塾大学
  • 明治大学
  • 日本大学
  • 亜細亜大学
  • 明海大学

ほとんどの人達は、東京大学・慶応義塾大学・明治大学のいずれかを選ぶだろう。

中堅私大の日本大学・下位私大の亜細亜大学、Fランク大学の明海大学には目を向けないことが想定。

>>就職の「学歴フィルター」、大学名でのボーダーラインの基準とは!?

会社説明会・セミナーに参加可否

会社説明会や就活セミナーの予約状況の表示が早稲田大学と帝京大学では異なる表示だったことで炎上した事例がある。

帝京大学の学生がとある企業の会社説明会の予約をしようとしたところ「満席」と表示された。そこで登録情報にて在籍大学を早稲田大学に切り替えたところ「空席あり」と表示されたという事件。

これが会社説明会・セミナーでの予約画面の学歴フィルター・

一定基準以上の偏差値の大学でないと参加できないことを意味する。

低学歴だとこのようなところにすら参加できないということで、大学名の重要性がどれくらい高いかわかるだろう。

第一印象

低学歴では無意味な社会

難関大学を卒業しているというなら、その人の第一印象はプラスに働く。

例えば、次のような場合。

「あなたの出身大学はどちらですか?」

A:「東京大学です。」→「えっ? 東大ですか! 頭いいのですね。」

B:「明治大学です。」→「へえ~。結構いい所出ているんですね!」

C:「帝京大学です。」→「あらっ、そうですか。」

初対面の場合だとこのような会話の流れになるだろう。

完全に学歴が信用の1つになっている。

その人の学力の指標に

出身大学はその人が勉強ができる・できないを判断する指標になる。

具体的な大学名を挙げるなら、以下のようになる。

  • 東京大学:大変勉強ができて優秀。
  • 明治大学:ある程度勉強ができて概ね優秀。学力が不足することはない。
  • 日本大学:ふつう。良くはないが悪くもない。
  • 亜細亜大学:勉強が最低限しかできない。
  • 明海大学:勉強はまったくできない。

このように、大学受験での偏差値は入試の合否の可能性を示す指標だけではない。

大学進学後も引き続き参考にされる指標。偏差値が高い大学であれば、そこの出身者は勉強ができる人として高評価を獲得する。

人脈づくり

人脈

難関大学の学生だちはより質の高い人脈ができやすい。

レベルが高い大学に所属することで、周囲に集る人たちも高学歴になるため。

部活・サークル、ゼミ・研究室の人たちは将来的にエリートになる可能性が高い。

将来的にはそのようなエリートたちと太い人脈ができていれば、何か良い話がもらえることが期待できる。

大企業との人脈ができる

大手企業は学歴フィルターを実施しているが、逆に言えば難関大学の学生は相対的に入りやすいことを意味する。

難関大学の学生であれば、自分は不採用であっても友達が大手企業から内定をもらって入社するなんてことがあり得る。

その友達が将来的に出世して幹部となれば、大企業の偉い人との人脈があることとなる。

例えばこんな感じ。

  • 大学4年時:友達がトヨタ自動車に内定
  • 卒業後:〃がトヨタ自動車に入社
  • 30年後:〃がトヨタ自動車の役員に

→30年後は大手企業の役員と人脈があるということに

そんな人と仕事の相談や商談ができるとしたら、それは大きな価値のある人脈。

自分自身のキャリアにも何かプラスに働くことが予想できる。

卒業後もコネができる

前述の通り、知り合いが大手企業に就職して、その後エリートとなれば大企業の幹部とのコネができることとなる。

さらに、大学の教授とも何かしらのコネができることが想定される。

難関大学の教授となれば、研究で高い実績を上げている人が目立つ。

有名企業や団体との太いパイプを持っている可能性が高い。就職の際に有名かつ優良企業と結び付けてくれる可能性がある。

もちろん、教授全員がそのようなコネを持っているではない。しかし、少なくとも無名大学よりは可能性が高い。

よって、偏差値が低い大学よりはコネの面でも有利になる。

何かのチャンスがやってきやすい

有名大学を卒業しているというわけで何かのチャンスがやってくることもある。

例えば、就職した会社で同じ大学出身者と仲良くなったというようなケース。

同一大学という共通点が根拠になり、自分に対して他人が親近感を持ってくれることが世間ではある。

大学の先輩に当たる人が会社の中で偉いポジションにいれば、自分も出世や配置で有利に動させてくれることが期待できる。

社会に出ても、出世のしやすさは高学歴の方が多い。

一種のコネに近いが、偏差値が高い大学を出ているだけで良いチャンスに恵まれやすい。


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結婚

結婚においても出身大学が重要になることがよくある。

結婚相手の将来性を示す指標の1つになり、「学歴は信用なり」という言葉の通りになる。

結婚では特に以下が求められる。

  • 自分および相手の両親の結婚許可
  • 今後の生活の安定性

恋愛だけなら学歴は実際にはそれほど大切ではない。ただ自分自身の気持ちだけで通せる。

しかし、生計を共にするとなれば話が別。

どんなに相手の性格が良くても、両親の理解と今後の生活の安定性がなければ結婚の実現は難しい。

高学歴なら両親からの結婚が認められやすい

学歴が高いと、両親に紹介したときにスムーズに結婚を認めてもらえやすい。

今となっては恋愛結婚が主流で、親の介入は減ってきてはいるが、以前の時代までは自分および相手の両親の許可は絶対だった。

そして、結婚許可の判断材料の1つになるのが「出身大学」。

例えば、娘が結婚するとする。相手の最終学歴が次に該当した場合、反応はどうなるだろうか?

  • 東京大学:優秀な旦那さんで娘のことも心配はいらない。
  • 明治大学:特に心配はない。
  • 日本大学:どちらとも言えないけど、懸念する点はない。
  • 亜細亜大学:ちょっと将来が心配。
  • 明海大学:将来が心配でなかなか賛成はできない。

学歴に興味関心がない親であれば問題はないが、ある程度の大学を出ている親を持っているとなると、このように捉えることが予想される。

今後の生活の安定性

今後の生活の安定性に関しても、高学歴の相手であるほど不安が下がる。

高学歴は一般的に平均よりも年収が高い。

生計を共にする人の経済力が高ければその分将来の生活も安定する。

低学歴でも高収入の人たちは確かに存在はするものの、割合的に見ると少ない。

統計データで見るなら圧倒的に高学歴の方が平均年収が高い。