ゼネコン/建設業界の離職率(新卒3年以内)の目安! 各社を一覧化

新卒3年以内の離職率が各社で異なるゼネコン

ゼネコンの新卒入社後3年以内の離職率の目安の一覧を掲載。最大手クラスでは5%程度に収まっているものの、中堅クラスになると20~30%になるところも目立つ。

大手5社のような業界トップクラスの企業になるほど、入社後すぐに退職する人は少ない。他の業種と比べるとイメージに対しては低い業界ではあるが、中小規模になると一気に高くなるのは確か。

基本的には文系・理系、あるいは総合職・一般職問わずいずれもほとんど同じくらいと考えてよい。



ゼネコン・建設業界の各社の離職率

企業名 新卒3年以内の離職率 備考
大林組 4.9% スーパーゼネコン
大成建設 6.9% スーパーゼネコン
清水建設 6.1% スーパーゼネコン
鹿島建設 5.4% スーパーゼネコン
竹中工務店 1.6% スーパーゼネコン
長谷工コーポレーション 9.9% 準大手ゼネコン
五洋建設 13.6% 準大手ゼネコン
フジタ 12.0% 準大手ゼネコン
戸田建設 10.6% 準大手ゼネコン
前田建設工業 10.9% 準大手ゼネコン
安藤ハザマ 20.0% 中堅ゼネコン
三井住友建設 9.0% 準大手ゼネコン
西松建設 12.0% 準大手ゼネコン
NIPPO 13.2% 準大手ゼネコン
東急建設 15.0% 中堅ゼネコン
熊谷組 19.0% 中堅ゼネコン
奥村組 19.0% 中堅ゼネコン
鴻池組 8.3% 中堅ゼネコン
東亜建設工業 14.0% 中堅ゼネコン
錢高組 19.3% 中堅ゼネコン
鉄建建設 25.0% 中堅ゼネコン
淺沼組 21.0% 中堅ゼネコン

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ゼネコン大手5社

~大手5社~

大林組、大成建設、清水建設、鹿島建設、竹中工務店

新卒入社後3年以内の離職率…5%前後

ゼネコン・建設業界は全体的に新卒入社後3年以内の離職率が高いといわれているものの、大手5社に限ってはかなり低い水準に収まっている。

日本の民間企業の中でもトップ級に入るほど定着率が良好。「ホワイト企業」と呼べるほどの水準に達し、かなり優秀である。

大林組

大林組の2015年入社の社員の3年以内の離職率は4.9%。「ホワイト企業」と断定できる5%以下の低い水準に収まっている。

大卒向けの就職先としてもかなり人気の企業であるが、定着率も非常に良い。

給料水準が高い点、年間休日が120日確保されていることで、完全週休二日制が確立されている点、その他福利厚生の制度が良い点から辞めていく人が少ない。

有給消化率は46.6%(厚生労働省ホームページより)と低い。

残業時間も月平均27.2時間ということでそれほど短くはない。

それでも、給料水準・カレンダー上の年間休日・福利厚生の制度。ネームバリューなどの部分で満足する人が多いものと考えられる。

大成建設

大成建設の2015年入社の社員の3年以内の離職率は6.9%。5%を超えることから、完全にホワイトと断定はできないものの、10%には収まっていることで問題はないレベル。

東証一部上場の大手企業の中でも離職率の低さで上位に入るのは確か。

同じように給料水準が高い点、年間休日が120日確保されていることで、完全週休二日制が確立されている点、その他福利厚生の制度が良い点から辞めていく人が少ない。

有給消化率は20~30%前後(23%というデータ有り)ということでかなり低い水準ではある。

それでも新卒入社後3年以内の離職率が低い水準ということは、それ以外の点に不満を感じている人が少ないと思われる。

清水建設

清水建設の2015年入社の社員の3年以内の離職率は6.1%。こちらも特に問題なしのレベルで、おおむねホワイトな企業と判断できる。

基本的には他のゼネコン5社に該当するライバル他社と同じ水準である。

同じように給料水準が高い点、年間休日が120日確保されていることで、完全週休二日制が確立されている点、その他福利厚生の制度が良い点から辞めていく人が少ない。

有給消化率は49.9%前後(公式ホームページより)ということで低い水準ではある。

それでも他の建設会社と比べると高い方に入る。まだ休める方に該当するのは否定できない。

新卒入社後3年以内の離職率が低いため、少なくとも給料・カレンダー上の休日日数・福利厚生では満足していると認識できる。

鹿島建設

鹿島建設の2015年入社の社員の3年以内の離職率は5.4%。5%台に入るということで「ホワイト企業」の基準をほぼ満たす。

基本的には他のゼネコン5社と同様に、新卒で就職してすぐに辞めていく人は少ないことがわかる。

給料水準が高い点、年間休日が120日確保かつ完全週休二日制が確立されている点、その他福利厚生の制度が良い点から辞めていく人が少ない。

有給消化率は49.7%前後(公式ホームページより)ということで低い水準ではあるのも共通点ではある。

新卒入社後3年以内の離職率が低いため、少なくとも給料・カレンダー上の休日日数・福利厚生では満足していると認識できる。

有給消化率以外の面では不満を感じる原因となる要素は特に見つからない。

竹中工務店

竹中工務店の2015年入社の社員の3年以内の離職率は1.6%。ゼネコン大手5社の中でも断トツで最も低い水準。

完全に「ホワイト企業」に該当する100人いる中の1人が辞めるかやめないかというレベルで、かなり定着率が良いことが読み取れる。

給料水準が高い点、年間休日が120日確保かつ完全週休二日制が確立されている点、その他福利厚生の制度が良い点から辞めていく人が少ない。

総合職の平均残業時間は47.6時間ということで長い時間に及ぶ。一般職の平均残業時間は8.8時間であるものの、全体で見ると労働時間が短い会社では決してない。

有給消化率は45.5%(平均取得日数:9.1日)ということで低い水準ではあるのも共通点ではあるが、それ以外は不満へ至る制度的な要素はない。

給料水準・カレンダー上の休日日数・福利厚生では満足していると認識できる。

有給消化率、残業時間以外の面では不満を感じる原因となる要素は特に見つからない。

準大手ゼネコン

準大手ゼネコン

~準大手8社~

長谷工コーポレーション、五洋建設、フジタ、戸田建設、前田建設工業、三井住友建設、西松建設、NIPPO

新卒入社後3年以内の離職率…10~15%前後

準大手ゼネコン・建設会社の新卒入社後3年以内の離職率はどこも10~15%ほどで推移している。

ゼネコン大手5社に比べると2桁台に突入する。若干高い水準で定着率があまり良くはない。

  • 長谷工コーポレーション 9.9%
  • 五洋建設 13.6%
  • フジタ 12.0%
  • 戸田建設 10.6%
  • 前田建設工業 10.9%
  • 三井住友建設 9.0%
  • 西松建設 12.0%
  • NIPPO 13.2%

三井住友建設は9%ということで大手5社並みに水準ではあるが、それ以外は1割は超える。

給料水準はそれなりに高く、年間休日も120日を割るほど少ないわけではない。完全週休二日制が確率されている。

一方、有給消化率や残業時間には課題も見られる。有給消化率は5割以下がほとんど。

残業時間も長いと判断する1つの目安である月平均45時間を上回っている事例もゼロではない。

しかも準大手ゼネコン・建設会社だと企業のネームバリューにも最大手よりは劣る。

その分新卒入社後3年以内の離職率の3年以内の離職率が上がるのはやむを得ない。

中堅ゼネコン・建設会社

中堅クラスの建設会社

~中堅ゼネコン・建設会社9社~

安藤ハザマ、東急建設、熊谷組、奥村組、鴻池組、東亜建設工業、錢高組、鉄建建設、淺沼組

新卒入社後3年以内の離職率…15~25%前後

大企業という定義を満たす会社であるものの、業界では中堅ゼネコン・建設会社に該当するのが上記の各社である。

新卒入社後3年以内の離職率はどこも15~25%ほどで推移している。業界上位級よりもかなり高い水準であるのがわかる。

ゼネコン大手5社に比べると2桁台に突入する。若干高い水準で定着率があまり良くはない。

有給消化率や月平均残業時間、年間休日の日数は他のライバル他社と同じくらいのレベル。

しかし、給料水準や会社そのもののネームバリューでは大手よりも劣る。

年収は基本的に業績に比例するため、どうしても中堅クラスになると少ない金額に落ちる。

その上、会社の知名度も低くなることもあり、勤務する会社への愛着心も薄れているのかもしれない。

このような背景から、新卒入社後3年以内の離職率も高いと2割台に突入する。全業界の平均値の3割に近い数値になってくる。

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