グランドスタッフの新卒採用の倍率は100倍にも! 就職難易度を調査

グランドスタッフの新卒採用の就職難易度

航空会社のグランドスタッフの新卒採用の倍率は全体的に高く、約50~100倍程度になるところもある。就職難易度はどれくらいになるのか。内定獲得まではかなり難しいのは確実。

大卒の就職先でも特に女子学生からかなり人気の職種となっている。華やかなイメージが強い仕事内容のため、毎年例外なく応募者が殺到。多数派の学生が残念ながら不採用となってしまうのが現状である。

グランドスタッフは客室乗務員よりは若干難易度が下がる。総合職(地上職)と比べても事務系・技術系のいずれよりも下がる。それでも、航空会社として入社が簡単であるほどではない。



航空会社ごとの就職難易度

航空会社 難易度(満5点) レベルの目安
ANA系(東京・大阪) ★★★★★ 超難関、内定には運が必要
JAL系(東京・大阪) ★★ やや易、優秀な人材なら内定
ANA系(地方都市) ★★★★★ 超難関、内定には運が必要
JAL系(地方都市) ★★ やや易、優秀な人材なら内定
スカイマーク ★★★★ 難、本当に優秀な人材だけが内定
その他国内の航空会社 ★★★ ふつう、向いている人なら内定
外資系航空会社 ★★★★ 難、本当に優秀な人材だけが内定

グランドスタッフという点ではいずれも同じだが、就職難易度は各航空会社の規模の大きさや知名度に比例して高くなる。

まずはANA(全日本空輸)やJAL(日本航空)の本体または大都市部の空港で募集しているグランドスタッフの難易度が最上位に来る。

その次に外資系の航空会社が来る。採用人数が少ないため倍率は高めである点は同じだが、企業の知名度が国内では高くないため、就職難易度はANA・JALよりは若干下がる。

ANA・JALのグランドスタッフは子会社が多いものの、各拠点ごとでの採用になる会社は所在地によって就職難易度が違う。

地方都市の空港で採用になる企業では、応募する学生数が少ないため「やや易」になる。東京・大阪・名古屋は反対に応募者数が増えるため「ふつう」に該当。

ANA・JAL系

グランドスタッフの倍率が高いJALとANA

ANA・JALの大都市部勤務のグランドスタッフは就職難易度は2社とも「最難関」に該当する。内定までには運の要素も必要になるレベル。

倍率は約50~100倍程度に達すると予想する。企業規模や職種の人気度を考えると、それ以下にはならないだろう。

グランドスタッフは年収、つまり給料水準はどこの会社でもやや低めで、仕事内容の大変さの割には安いという声が少なくないものの、新卒採用ではどうしても華やかなイメージから応募者が殺到する。

その中でも誰もが真っ先にエントリーするのがANAとJALの大都市勤務の募集になる。グランドスタッフの頂点の企業のため、就職難易度が最高値にまで達しているわけだ。

スカイマークやその他の国内の航空会社も親会社になれば難易度は高めだが、ANA・JALと比べると下がる。就職難易度は「やや難」辺りになるだろう。

地方勤務のANA・JAL子会社

地方都市の空港のグランドスタッフの難易度

大手航空会社の子会社、つまりANA・JALの子会社のグランドスタッフは、各空港ごとで採用される。就職難易度は本体よりは下がる。

企業名にANA・JALという名称が含まれているものの、親会社本体でも大都市勤務でもないため認知度が低い。就職先としてのイメージも下がるため、同じグランドスタッフでも就職難易度は下がる。

東京・大阪・名古屋のような大都市の空港では、応募者が多いことから倍率もそれなりに高い。10~30倍程度になると予想する。難易度を一言でいうなら「ふつう」が妥当だろう。

一方の地方都市の空港では、そもそも応募する学生数が少ない。採用人数も若干名になる例が多いものの、大学生の中心が大都市部に集中しているため、倍率はそれほど大きくはならない。

あくまでも目安ではあるが、10倍かそれ以下になると考える。難易度も一言でいうなら「やや易」に該当する。

外資系の航空会社

外資系の航空会社では、そもそも募集している会社が少ない。日系企業とは違って、新卒採用という一括りでは行っていないケースや、毎年実施しているわけではないケースが多い。

新卒採用を行っている場合では、就職難易度は「ふつう」から「やや難」が妥当な表現になるだろう。

ただし、雇用形態が日本国内の会社とが異なり、終身雇用制が確立されていないという不安から、外資系の航空会社は敬遠する人が結構多い。

世界的に見ると大手の有名な航空会社であっても、日本の就職市場ではやや不人気になりやすい。したがって、倍率も30倍くらいが上限と予想する。

総合職よりは簡単

倍率が100倍を超える総合職

グランドスタッフは同じ航空会社の総合職と比べると就職難易度や倍率は下がる。総合職はそもそも採用人数が圧倒的に少ない。

総合職の場合は、ANA・JALでさえも事務系・技術系ともに採用人数がそれぞれ50人以下の年度が多い。平均的見ると20~40人程度に収まっている。

これに対して応募者数は5,000~10,000人くらいにまで達するとの情報もある。軽く100倍は超える計算になる。内定をもらえる人がいかにほんの一握りの人に限られるかがわかる。

グランドスタッフは親会社の子会社での募集が中心で、各空港ごとでの採用、あるいは勤務地が限定されての採用になる。

1つの企業では採用人数が少なくても、全国の各都市の人数を合計すればANA・JAL本体の総合職よりも多い数になる。