日立建機の新卒採用の倍率は20~30倍、就職難易度を公開

日立建機

日立建機の新卒採用の倍率は技術系が約20倍、事務系が約30倍と推定。就職難易度はそれぞれ「ふつう」「やや難」に該当。

採用人数はここ数年は60人前後、内訳は技術系が45人、事務系が15人前後。

建設機械メーカー、重工業・工作機械メーカーではトップクラスの就職先人気度を誇る。誰もが聞いたことがある企業。ほとんどの大学生なら、「何を作っているメーカーなのか?」くらいは大雑把には想像できるところだろう。

ゆえに、1次面接に進むのも結構難しく、最終面接まで生き残るのは至難の業。内定を獲得するのは相当難しい。


職種ごとの就職難易度

職種 難易度(満5点) 推定倍率/レベルの目安
技術系(エンジニアリング系) ★★★ 20倍、ふつう
事務系(ビジネスマネジメント系) ★★★★ 30倍、やや難

日立建機の技術系(エンジニアリング系)、事務系(ビジネスマネジメント系)の新卒採用の就職難易度はこのような形になる。いずれも大卒・院卒向けの「総合職」に該当する。

《参考:重工業の就職難易度の一覧! 偏差値をランキング化

募集状況から、事務系と技術系では募集人員の面では2倍以上の差がある。事務系は特に専攻分野の制限がないことで、特に供給過剰(応募者数が募集人数を大きく超過する状態)な傾向が見られる。

誰でも制限なしに応募できる事務系の場合は、さらに採用人数が少ないこともあって、就職難易度は上がる。

技術系は採用人数に対して応募者数は事務系ほど厳しい競争にはなりにくい。

業務内容と関連する専攻分野を学ぶ理学部・工学部などに限られる点が理由。ゆえに、事務系と比べて倍率が下がる。

技術系は倍率20倍、難易度は「ふつう」

理系を対象とする技術系

日立建機の理系を対象とする技術系の就職難易度は「ふつう」。倍率は約20倍程度と推定。

技術系は公式ウェブサイトでは「機械、電気、材料、物理、制御(通信、情報)など」と記載。

理工学系の学部学科を対象とする。また、理工系でも生物系やバイオ系、農学系は対象外。

書類選考から面接まで、工学部や理学部などの理系の学部学科に所属するという特定のグループに該当する学生の中での競争になる。

対象者が限定されることで、文系の事務系のように不特定多数の学生間での競争にはならない。

採用人数は40人ほどということで、日立製作所等よりは少ないが、エントリーする学生層が限定されるという理由から、就職難易度は「ふつう」、倍率はおよそ20倍と判断。

応募者数に関しては、会社の規模や知名度、事業内容、理工系学部に在籍する学生数を考慮すると、500~1,000人になるのではないかと考える。

なお、日立建機では理系限定で「学校推薦」の制度が使える。自由応募とは違って、教授の指名があることで内定獲得がしやすくなるのは確か。

事務系の倍率は30倍、難易度は「やや難」

文系を対象とする事務系

一方の文系を対象とする事務系の就職難易度は「やや難」。倍率は約30倍と推定。理系の技術系とは対照的に内定獲得が難しい。

ここで言う「やや難」とは、一般的な上場企業の中で比較した場合の難しさを示すものだが、製造業大手としても比較的難易度が高いと感じる。

採用人数は毎年20人ほど。対して、応募者数は500~1,000人程度になるのではないかと推定。

正式なデータは公表されていないものの、会社規模や知名度、業界の性質を考慮すると、これくらいになると推測。

募集の対象とする専攻分野は「全学部全学科」。しかも応募方法は「自由応募」のみ。このような条件により、文系を中心に不特定多数の学生がエントリーしてくる。

実際に応募してくる学生の所属学部は法学部、経済学部、文学部、社会学部、教育学部、商学部、総合政策学部、外国語学部などだが、これらだけでもかなりの数になる。

こうした事情から、日立建機の事務系の倍率は30倍と推定。就職難易度は「やや難」との表現が妥当と判断。

他社と比較して

日立建機は、総合建設機械メーカーの1社である。

工事現場で使う車両などを手掛けることもあって、大学生の間では馴染みが薄い分野ではある。

ただ、社名に「日立」が付くこともあってか、事業分野の割には応募者が多い印象。

See Also:日立建機の採用大学を公開! 学歴フィルターは存在する模様

重機・工作機械メーカーとして

ライバル他社であるクボタ

日立建機は重機・工作機械メーカーと見なされることが多い。就職難易度は下記に類似。

  • 小松製作所
  • クボタ
  • 三菱重工業
  • 豊田自動織機

いずれも日立建機を応募する学生たちの併願先となりやすいところ。

いずれも業界大手ということで、就職難易度と倍率は日立建機と似た事情。

これらの他、トヨタ自動車、本田技研工業、日産自動車、マツダなどの自動車メーカーと併願する学生も多い模様。

もちろん、親会社の日立製作所、あるいはそれ以外の日立グループと併願する学生も結構いるだろう。

採用人数(過去3年間)

日立建機の過去3年間の新卒採用の採用人数は下記の通り。

2018年 2019年 2020年
————————————————-
技術系  30名  48名  52名
事務系  13名   19名   14名

引用:マイナビ2022「(株)日立建機」

全体では60名前後で推移。

技術系(理系)は15名、事務系(文系)は45名前後。

大手企業としてはやや少ない人数。日立製作所などよりも大幅に少ない。


広告

おすすめ記事

製造業の就職難易度と倍率の傾向
業種 会社名
自動車メーカー トヨタ自動車ホンダ日産自動車マツダスバルスズキいすゞ自動車三菱自動車ダイハツ工業
自動車関連サプライヤー トヨタ車体豊田自動織機トヨタ紡織豊田中央研究所トヨタシステムズデンソーアイシン精機ヤマハ発動機住友電装ボッシュブリヂストン住友ゴム工業横浜ゴム豊田合成ジェイテクト大同メタル工業プライムアースEVエナジートヨタ九州愛知製鋼日立Astemo
電機 日立製作所三菱電機パナソニックソニーキャノンキーエンス富士通オリンパスNECシャープ京セラ日本電産村田製作所東京エレクトロンセイコーエプソン富士電機オムロン芝浦機械キオクシア
重機・工作機械 三菱重工業ダイキン工業小松製作所クボタIHIファナック安川電機DMG森精機SMC川崎重工業ミネベアミツミコニカミノルタロームシマノ
鉄鋼・非鉄金属 日本製鉄JFEスチール神戸製鋼所日立金属大同特殊鋼三菱製鋼住友電気工業三菱マテリアル古河電気工業住友金属鉱山JX金属日本軽金属フジクラUACJDOWA古河機械金属リョービ
(業界全体) 自動車業界の就職ランキング! 各社の新卒の偏差値の一覧

上記では自動車・電機・工作機械などの製造業およびそれに関連する企業の就職難易度(新卒採用)と倍率の目安について解説。 《新卒3年以内の離職率》《学歴フィルター》に関して、各々のページにて取り上げる。