日立ソリューションズの採用倍率は10~50倍! 就職難易度を考察

日立ソリューションズ

日立ソリューションズの新卒採用の倍率はSE(システムエンジニア)が約10倍、営業、管理部門が約50倍と推定。就職難易度それぞれ「やや易」「かなり難」に該当。

採用人数はここ数年は100~120人前後、内訳はSEが100人、営業が15人、管理部門スタッフが5人前後。

親会社の日立製作所の傘下で、社名に「日立」が付くこともあって、誰もが聞いたことがある企業に当たる。書類選考でほとんどの応募者が落とされ、その中で1次面接から最終面接まで進んで内定を獲得するのは相当難しい。

システムインテグレーターそのものは大人気の就職先というわけではないが、「日立」の社名のインパクトは大きい。


職種ごとの就職難易度

職種 難易度(満5点) 推定倍率/レベルの目安
SE(システムエンジニア) ★★ 10倍、やや易
営業 ★★★★★ 50倍、かなり難
管理部門スタッフ ★★★★★ 50倍、かなり難

日立ソリューションズのSE(システムエンジニア)、営業、管理部門の新卒採用の就職難易度はこのような形になる。いずれも大卒・院卒向けの「総合職」に該当する。

募集状況から、理系が主力とのSEと文系が主力の営業、管理部門スタッフでは募集人員の面では大差がある。後者の2つは一般企業では「事務系」に相当する部門で、特に専攻分野の制限がないことで、常に供給過剰な傾向が見られる。

技術系に相当するSEは採用人数に対して応募者数は事務系ほど厳しい競争にはなりにくい。業務内容と関連する専攻分野を学ぶ情報工学系などに限られるため、事務系と比べて倍率が下がる。

とはいえ、いずれもエントリーシートによる書類選考から最終面接まで残ることはまったく容易ではない。

SE(システムエンジニア)は倍率10倍、難易度は「やや易」

SE(システムエンジニア)

日立ソリューションズの理系を対象とするSE(システムエンジニア)の就職難易度は「やや易」。倍率は約10倍程度と推定。

仕事内容は言うまでもなく、システム開発、ITコンサルタント、ソリューション提供など。

募集対象の学部学科に関しては基本的に情報系統の理工系学部。理系でも通常の物理、化学、バイオ・生物、農学系は対象外。

書類選考から面接まで、情報系の学部学科に所属するという特定のグループに該当する学生の中での競争になる。文系の事務系のように不特定多数の学生間での競争にはならない。

日立ソリューションズは大学生にとっては比較的華やかな印象が大きい会社であるものの、入社時点で高い専門性を求められる分野であるため、応募できる学生は限られる。

そして、採用人数は100人ほどということで、製造業大手としては並みだが、エントリーする学生層が限定されるという理由から、就職難易度は「やや易」、倍率はおよそ10倍と判断。

営業の倍率は50倍、難易度は「かなり難」

ソリューション営業

一方の文系を対象とする営業の就職難易度は「かなり難」。倍率は約50倍と推定。理系の技術系とは対照的に内定獲得が難しい。

採用人数は毎年15人ほど。対して、応募者数は1,000人近くになるのではないかと推定。正式なデータは公表されていないものの、会社規模や知名度、業界の性質を考慮すると、これくらいになると推測。

その一方、募集の対象とする専攻分野は「全学部全学科」。しかも応募方法は「自由応募」のみ。

このような条件により、文系を中心に不特定多数の学生がエントリーしてくる。

実際に応募してくる学生の所属学部は法学部、経済学部、文学部、教育学部、商学部、総合政策学部、外国語学部などだが、これらだけでもかなりの数になる。

文系人口は理工系と比べても大幅に大きい。日本の大学生の文理比率は「文系:理系=7:3」で、圧倒的に文系が多い構造。

情報系の学部学科に在籍する学生が中心で、しかも採用人数が100名近くとなるSE(システムエンジニア)とは、潜在的な応募者の母数そのものがまったく異なる。

その上、社名に「日立」が付くことでエントリー者数がより増える。

文系は特に自分の専攻分野を活かすことを前提に就職先を決める例は少なく、単に「社名に『日立』が付いているから」という理由で志望する学生も少なくないだろう。

こうした事情から、日立ソリューションズの総合職の倍率は50倍と推定。就職難易度は「かなり難」との表現が妥当と判断。

管理部門スタッフ

管理部門スタッフ

管理部門スタッフの就職難易度も営業と同様に「かなり難」。倍率は約50倍と推定。理系の技術系とは対照的に内定獲得が難しい。

採用人数は毎年5人ほど。営業に比べると応募者数は少ないと思われるが、それでも最低数百人は応募するはず。

業務内容は人事、経理などで、募集の対象とする専攻分野は「全学部全学科」。不特定多数の文系学生が応募しやすい構造ができている。

どこの会社にもある仕事内容のため、システム開発等には全く興味関心がない学生も少なからず応募。営業よりもさらに「社名に『日立』が付いているから」との理由でエントリーする例が多い印象。

親会社と比較して

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日立ソリューションズは前述の通り、総合電機メーカー「日立製作所」の傘下の子会社。日立グループに属する。

親会社はテレビCMを放映する企業でもある。ゆえに、社名こそは知っているところ。

知名度が高ければ、その分就職先としては人気度が上がるということで、日立製作所は製造業の中でも特に人気の就職先。

日立ソリューションズはその子会社のため、日立製作所よりは応募者数は確かに少ない。

理系は簡単、文系は大差ない

就活中の文系・理系の大学生たち

ただし、職種によって簡単か難しいかは異なる。

理系を対象としたSE(システムエンジニア)は確かに日立製作所の技術系総合職よりは就職難易度は下がる。

情報工学関係を専攻分野とする学生そのものは少ない上、企業のポジション的にも「日立製作所>日立ソリューションズ」となることが影響。

一方の文系を対象とした営業、管理部門スタッフは採用人数が大幅に少ないこともあって、日立ソリューションズも日立製作所も就職難易度の面では変わらない。

どちらも大手企業の中でも特に内定を獲得するのが難しい企業。運が良かった学生しか入社できない。

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