保険会社の離職率(新卒3年以内)の目安! 各社を一覧化

保険会社の新卒3年以内の離職率

保険会社の新卒3年以内の離職率の目安の一覧を掲載。具体的な数値を公表していないところも多いが、概ね10~30%で推移している。

大きく分けて損害保険会社と生命保険会社に分けられる。入社後の定着率は2つではやや異なる傾向が見られる。大手であるほどすぐに退職する人は少ないが、それでも1割前後にはなる。

なお、保険会社という括りでも特に代理店になると一気に離職率が跳ね上がる。


損害保険会社の離職率

銀行名 離職率 概要
東京海上日動火災保険 5-10% メガ損保
あいおいニッセイ同和損害保険 7.5% メガ損保
損害保険ジャパン日本興亜 5-10% メガ損保
三井住友海上火災保険 5-10%
日新火災海上保険 10-15%
楽天損害保険(旧朝日火災海上保険) 10-15%
AIG損害保険(旧富士火災海上保険) 10-15%
セゾン自動車火災保険 5-10%
SBI損害保険 15-30%
※ピンポイントデータは2017年に東洋経済新報社が行った調査より

東京海上日動火災保険、あいおいニッセイ同和損保、損保ジャパン日本興亜を指す「3メガ損保」は新卒3年以内の離職率が10%以下に収まっているかその可能性が高い。金融業界全体の中でもまだ離職率が低い方に分類される。

いずれも離職率では大きな差はない。仕事内容、給料水準、年間休日日数、有給消化率が似たり寄ったりのためだ。

年によっても退職者の人数が変動するとはいえ、基本的には高くても1割が上限と考えてよい。

東京海上日動火災保険

東京海上日動火災保険の離職率は未公表となっているが、推定だと5~10%の範囲に収まると考えられる。

給料水準に関しては他社と比べて高く、有給消化率は65%というデータが出ている。有給消化率は特に保険会社としてはトップクラスに入る。

仕事内容は決して楽ではないものの、働きやすい職場作りには力が入れられていて、さらに企業そのもののネームバリューの高さもあって気になるほどのレベルではない。

全国転勤有りの総合職と地域限定のエリア限定総合職では入社後の定着率には違いがあるものの、全体で見れば離職率は1割には満たない。

あいおいニッセイ同和損害保険

あいおいニッセイ同和損害保険では正確な離職率のデータが出ている。

新卒3年以内の離職率は7.5%という調査結果がある。(東洋経済新報社2017年実施によるもの)

メガバンクと同水準となっている。他のメガ損保とも大きな違いはないだろう。

仕事内容、給料水準、残業時間、年間休日の日数には大きな違いが見たらない。したがって、働きやすさの面でもほぼ同じと推定される。

3年後の時点で退職した人が1割を超えるとブラックの要素が心配しやすくなるが、あいおいニッセイ同和損害保険は特にそのような心配が必要なレベルではまったくない。

損害保険ジャパン日本興亜

損害保険ジャパン日本興亜では正式な離職率が公表されていないものの、推定では他のメガ損保と同じく5~10%に収まっていると予想。

同じように、仕事内容、給料水準、残業時間、年間休日の日数には大きな違いが見当たらない。

エリア総合職の初任給は20万円以下になっていて低賃金のように思える部分もあるものの、年収で考えると金額の乖離はそれほどない。

ただし、メガ損保の中では会社全体の仕組みの変動が激しい傾向にはある。大規模な配置転換を行う人員整理(リストラ)があったりする。

これの情勢によっては離職率が上がる可能性は残されている。1割未満という現状でも、今後どうなるかは不明。

上記以外の損保

損保業界

上記のメガ損保以外のところの場合、離職率はやや高い傾向が見られる。

セゾン自動車火災保険は会社の評判が比較的良好で離職率も高くはないと推定される一方、日新火災海上保険、楽天損害保険(旧朝日火災海上保険)、AIG損害保険(旧富士火災海上保険)はやや高い印象がある。

いずれも残業時間や有給消化率に問題が見られる。各個人によっても実態が異なるため一概には言えないものの、働きやすい職場が整っている可能性が低いと考える。

離職率は10%を超えると予想される。

さらに、SBI損害保険はベンチャーIT企業の性質もある。新興企業ということもあって、さらに会社が合わないと感じる人も増えると推定される。

会社の評判などから推定すると、新卒3年以内の離職率は20~30%近くになる可能性が否定できない。

生命保険会社

銀行名 離職率 概要
日本生命 5-15% 4メガ生保
第一生命 9.7% 4メガ生保
明治安田生命 5-15% 4メガ生保
住友生命 5.8% 4メガ生保
メットライフ生命 10-20%
第一フロンティア生命 10-20%
アフラック生命 10-20%
大同生命 6.9%
アクサ生命 10-20%
※ピンポイントデータは2017年に東洋経済新報社が行った調査より

日本生命、第一生命、明治安田生命、住友生命を指す「4メガ生保」は新卒3年以内の離職率が10%前後に収まっているかその可能性が高い。

ただし、最大手クラスの企業でさえ1割にもなるのは金融業界全体の中でも銀行、損保各社に比べると高い水準である。

いずれも離職率では大きな差はなく、仕事内容、給料水準、年間休日日数、有給消化率では同じくらいだが、それよりも職種による違いで事情が異なってくる。

営業職は断トツで離職率が高い。代理店は50%以上にもなるが、生保本体でも30%以上になるという見方もある。

日本生命

日本生命の離職率は未公表となっているが、5~10%の範囲に収まると推定。業界トップのため、その分定着率は若干だが高めになるだろう。

給料水準に関しては他社と比べて高く、有給消化率は65%というデータが出ている。有給消化率は特に保険会社としては上位に入る。

最も有給消化率あ53%ということで、他の業界に比べると低いのは確か。金融業界でも銀行、損保、証券とほぼ同じ水準。

なお、仕事内容は決して楽ではないものの、働きやすい職場作りには力が入れられていて企業そのもののネームバリューの高さもあって、離職率が30%近くになるわけではない。

全国転勤有りの総合職と地域限定のエリア限定総合職では入社後の定着率には違いがあるものの、全体で見れば離職率は1割程度になると予想する。

第一生命

第一生命では正確な離職率のデータが出ている。

新卒3年以内の離職率は9.7%という調査結果がある。(東洋経済新報社2017年実施によるもの)

損保を含む保険会社全体とも大きな違いはない。

仕事内容、給料水準、残業時間、年間休日の日数には大きな違いが見たらない。働きやすさの面でもほぼ同じと推定される。

有給消化率は66%と公表されている。

3年後の時点で退職した人が1割を超えるとブラックの要素が心配しやすくなるが、第一生命は特にそのような心配が出るほどまではいかない。

明治安田生命

明治安田生命も正式な離職率が公表されていないものの、推定では同じく5~15%に収まっていると予想。

ライバル他社である第一生命と比べて仕事内容、給料水準、残業時間、年間休日の日数には大きな違いが見当たらない。

代理店ではないため、離職率が30%近くに達することは考えにくい。

有給消化率は69.4%で、こちらも他の4メガ損保とほとんど変わらない。

住友生命

住友生命では新卒3年以内の離職率は5.8%と公表されている。

他の生命保険会社に比べるとやや低めの数値になっている。銀行や損害保険と比べても低く推移している。

有給消化率は73.6%。休みの取りやすさでも他の生命保険会社を上回っている。

企業規模ランキングでは業界第4位という順位にはなるが、長く働く人の多さではトップと推測。

上記以外

生保業界

上記の「4メガ生保」以外の生命保険会社となると、離職率もやや高くなると予想される。

いずれも正式な数値は公表されていないものの、業界トップクラスの定着率ではないようだ。

目安としては10~30%の範囲になってくるが、1割は最低でも超えるという見方ができる。

会社の評判でも、従業員数の割には退職者に関する書き込みが多い。

何からの不満を持つ人が多く集まっている証拠とも言えるが、そうしたマイナスのコメントが多ければ離職率も自然と上がるのは予想できる。

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