【全3回】JR東日本のリクルーター面談レポートを公開

リクルーター

JR東日本の総合職ではリクルーター面談が一部の学生を相手に実施。

エントリーシートを提出後に、対象者(主に首都圏の旧帝大・早慶レベルの大学生)に電話で「お話しませんか?」という電話がかかってくる。

正規の選考とは別に実施されるため裏ルートとも言われる。完全に非公開で、時期も就活の選考解禁前も3月から早くもスタート。

※エリア職ではリクルーター制度は存在しない。正規の選考ルートのみ存在。


リクルーター面談の流れ

時期 内容
3月いっぱい エントリーシート提出
3月上旬~中旬 電話がかかってくる
3月中旬~下旬 リクルーター面談1回目
3月下旬~4月上旬 リクルーター面談2回目
4月上旬~下旬 リクルーター面談3回目
4月下旬~5月上旬 リクルーター面談4回目

JR東日本の総合職のリクルーター面談の流れはこんな感じになる。

人や年によって異なることが前提だが、基本的には正規の選考がスタートする6月までにはすべてが完了する。

電話がかかってくる

エントリーシートを提出した後にはリクルーターの担当者から電話がかかってくる。

大学によっては学内セミナーに参加した際に提出したアンケートに沿って電話がかかってくることもある。

「弊社について少し説明させていただきたく、少々お話するお時間いただけないでしょうか?」

このような内容だが、これがリクルーター面談の招待を示す。

ここで面談日時や待ち合わせ場所を決定する。本社以外だと、基本的にはどこか特定の駅で待ち合わせとなる。

時期は3月から開始

リクルーター面談の開始時期は基本的に3月。4月以降になるという話は聞いたことがない。

エントリーシートを提出後のパターンだと、ESの締め切りが3月下旬のため、その前にはリクルーター面談の狙いが合わせられていると考えられる。

学内セミナー由来のパターンだと、3月上旬に開かれる説明会の後の1週間以内には対象者には電話がかかってくる。

面談の場所

リクルーター面談が進んでいくと本社で行うこともあるが、初期段階では喫茶店で実施。

ドトールコーヒー、スターバックスコーヒー、タリーズコーヒーなどでの面談になる。

お茶代はJR東日本の社員が出してくれる。学生側の費用負担は一切ない。

具体的な面談の内容

JR東日本の事業内容

実際にリクルーター面談当日に待ち合わせ場所の指定の駅へ行くと、担当者らしい人を探すこととなる。

無事に見つかったら、「少々お話ができる喫茶店に行きましょう。」と誘われて入店する。

まず最初はリクルーター担当者自身の仕事内容、最終学歴など自己紹介と会社全体の概要の説明が行われる。

その後いよいよ質問してくる。

質問内容

  • 〇〇さんにとって、JR東日本はどんなイメージですか?
  • 志望する職種・部門は何ですか?
  • なぜその職種・部門なのですか?
  • 入社後には何かやってみたいことはありますか? (何をやりたいですか?)
  • 大学ではどんな勉強をしているのか? (ゼミ・研究室の内容)
  • 部活・サークルは何をしていますか?
  • 大学で頑張ったことを教えてください。
  • 他にどんな企業を受けていますか?

特徴的なのは、就活の面接とは違って完全な「面接」というよりも「雑談」形式で話を進めていくところ。

逆質問という形で、途中で学生から社員に聞いてみることもOK。

1回目の面談では、就職に関することはあまりテーマにならない。出身地や通っている大学を選んだ理由、一般入試や推薦入試か、恋愛しているかなどが中心。

会社についても、ホームページに記載れているような全体像が中心。踏み込んだ内容にはなりにくい。

リクルーター面談2回目からだと、いよいよ志望動機や入社後のキャリアプランに踏み込んだ話も出てくる。

3回目からは担当者も課長級になる。志望動機、自己PRで奥深くまで問われる。

いずれの回も面談時間は30分程度が目安。

合否の連絡

  • 通過で来た人にのみ電話・メールで連絡(次回の面談のご案内と称する)
  • 不採用者は連絡なし(サイレントお祈りと同様)

JR東日本は「サイレントお祈り」の代表格といえるほど、不採用通知をしない企業だが、リクルーターのルートでもこの流れを受け継いでいる。

「気に入った」と思った学生にだけ通過の連絡を電話またはメールで行い、地齋のリクルーターを案内する。

例えば、1回目のリクルーター面談で落とされた場合、それ以降は担当者から電話連絡は来ない。

合格と判断された人は、2,3日後に2回目の面談のスケジュールを調整する連絡が来る。

リクルーターが付く大学

リクルーター面談の対象学歴

JR東日本の総合職にてリクルーターが付くのは基本的に首都圏または東北地方の旧帝大・早慶レベルの難関大学に在籍する人。

大学ごとのリクルーターの有無
リクルーターの有無 対象の大学
確率大 東京大学、一橋大学、東京工業大学、東北大学

早稲田大学、慶応義塾大学

可能性あり 千葉大学、筑波大学、東京外国語大学、首都大学東京、横浜国立大学

上智大学、国際基督教大学

ほとんどない 地方国公立大学(茨城大学、宇都宮大学、群馬大学、東京学芸大学、東京農工大学、新潟大学、信州大学、山梨大学、山形大学、岩手大学、秋田大学、弘前大学など)

MARCH(明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学、学習院大学)

ゼロ 日東駒専(日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学)、成成名学(成蹊大学、成城大学、明治学院大学)

リクルーター面談が付く可能性を各大学ごとに分けると、上記の表のようになる。

特徴は以下のような感じ。

  • 旧帝大、早慶レベルの大学
  • 首都圏を中心としたJR東日本のエリア内に所在する大学
  • 総合職の社員でOB・OGが多い

これら3つすべて満たした大学でリクルーター面談があると捉えてよい。学部学科はあまり関係はない。

リクルーターが付かない大学

旧帝大または早慶以外の大学では、JR東日本の総合職ではリクルーターが付かない可能性が大きい。

上智大学や国際基督教大学、あるいはMARCHの各大学は難関大学と見なされるのが一般的だが、超大手かつ学閥傾向のある鉄道業界では、総合職ではすでに採用ターゲット校とはなりにくい。

さらに、旧帝大でもJR東日本の管轄エリア外の大学ではリクルーターは付かないと考えてよい。

例えば、北海道大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、神戸大学(非旧帝)、九州大学は他のJRグループが管轄する地域。

実家が関東・東北・甲信越地方という学生ならリクルーターが付くこともあるが、そうではない人だとJR東日本への就職という点ではパワーに欠けると言わざるを得ない。

文系・理系の違い

リクルーター面談そのものに文系・理系の違いは少ないものの、工学系の一部の学生には優遇される場合がある。

土木系、建築系、機械系では、技術系の職種では特定の学科の学生をターゲットとしている関係から、旧帝大・早慶クラスでなくても囲い込を行うために、MARCHクラスの大学の学生にも招待が行く。

国公立では千葉大学、筑波大学などに声がかかる場合は、理系の一部の学部学科の可能性が大きい。

逆に文系の場合は事務系総合職が対象で、学部学科はまったく関係ない都合上、リクルーター面談の誘いがあるのは完全に最高位の大学に限られてしまう。

東大、一橋大、早稲田大、慶応義塾大の4つのみといっても過言ではない。


広告

インターン参加者はやはり有利

インターンシップに参加した学生は、同じくリクルーターが付いた人と比べても有利に選考を進めやすい。

すでに企業にて社員たちと接していて、就活スタートの時点ですでに面識がある状態。

どんな学生が知っているか知らないかでは事情が異なるのは言うまでもない。

リクルーター面談の担当者がインターン参加時の顔見知りであれば、それだけで評価が上がりやすく、結果的に有利になりやすい。