JR北海道の採用大学(新卒)を職種ごとに調査

JR北海道

JR北海道の新卒採用における採用大学に関しては、総合職では北海道大、東北大、東京大、東京工業大、一橋大などの旧帝大、私立大学では早稲田大、慶応義塾大などが多め。現業職に当たる鉄道フィールド職・ドライバーコースは北海学園大、札幌大、北星学園大などが主流。

学歴フィルターは総合職にある傾向。学歴フィルターとは、一定の偏差値を下回る学校の学生だと、エントリーシートや履歴書に自分の所属する学校名を書いた時点で不採用またはそうなる確率がかなり高くなるような制度のことを指す。

多くは書類選考の段階で用いられる手法だが、大学名だけで面接にすら進めない流れが典型例だが、JR北海道も職種によっては例外ではない。


主な採用大学

北海道大学

JR北海道の主な採用大学は以下の通り。

大学院卒

秋田大学大学院、岩手大学大学院、大阪大学大学院、北見工業大学大学院、京都大学大学院、熊本大学大学院、群馬大学大学院、芝浦工業大学大学院、東京大学大学院、東京都市大学大学院、東北大学大学院、豊橋技術科学大学大学院、長岡技術科学大学大学院、新潟大学大学院、弘前大学大学院、北海道大学大学院、室蘭工業大学大学院、山形大学大学院、立命館大学大学院

大卒(学部卒)

青山学院大学、秋田大学、旭川大学、岩手大学、大阪大学、小樽商科大学、関西大学、北見工業大学、京都大学、釧路公立大学、慶應義塾大学、札幌大谷大学、札幌学院大学、札幌国際大学、札幌大学、芝浦工業大学、首都大学東京、上智大学、中央大学、筑波大学、津田塾大学、東京工業大学、東京大学、東京都市大学、東京理科大学、東北大学、長岡技術科学大学、名古屋大学、新潟大学、日本大学、一橋大学、法政大学、北翔大学、北星学園大学、北海学園大学、北海商科大学、北海道医療大学、北海道科学大学、北海道教育大学、北海道工業大学、北海道職業能力開発大学校(応用課程)、北海道大学、室蘭工業大学、明治大学、横浜国立大学、酪農学園大学、立教大学、立命館大学、早稲田大学

リクナビ2021「北海道旅客鉄道(株)」より

JR北海道では採用実績校として、どこの大学から新卒採用しているのかを公開。

ここだけを見ると偏差値の違いによる採用実績校の特色が特にないように見える。しかし、総合職と現業職では採用の対象が異なる。

学歴フィルターでまったく事情が異なる。

例えば、北海道大学と北海学園大学では、前者は総合職、後者は専門職の可能性が高い。

国公立大学であるか私立大学であるかはほとんど関係ないが、大学受験の時点での難易度(偏差値)の違いは職種に反映されやすい。

>>鉄道会社の就職難易度の一覧! 偏差値の順位をランキング化

職種ごとの採用大学の傾向

職種毎に問われる出身大学

次に各職種ごとの採用大学の傾向について。

特に書類選考の段階で広く使われている手法が学歴フィルター。

大手インフラ企業では大学名だけで面接まで進ませるか、その場で不採用にするか決める方法となっているケースが多いのが現状。

給料体系が高い総合職で明確な傾向がある。

>>JR北海道の平均年収は約500万円! 職種・年齢ごとでも算出

総合職

総合職

総合職の出身者の多い大学

  • 東京大学、一橋大学、東京工業大学、東京外国語大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、神戸大学、九州大学、北海道大学
  • 早稲田大学、慶応義塾大学
  • MARCH、関関同立

前述の通り、JR北海道の新卒採用の職種の中でも総合職は特に難関大学出身の人が内定者の多数派。

出身大学には明確な傾向が出ている。北大や東北大をはじめ、東大・京大・阪大・九大・東工大・一橋大ような国立大学旧帝大クラスや早稲田大、慶應大といった最難関私立大学が主流派。

MARCH(明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)、関関同立(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)も概ね採用はされる。

地方国公立大学に関しても、駅弁大学クラスの国立大学であれば採用がある。JR北海道のカバーエリア内であれば、以下の大学が具体例。

  • 小樽商科大学
  • 北海道教育大学
  • 室蘭工業大学
  • 北見工業大学
  • 釧路公立大学

一方、中堅私大以下では総合職では採用例が少ない。

ここで言う「中堅私大以下」とは、具体的には以下のような大学。

  • 北海学園大学
  • 北星学園大学
  • 札幌大学
  • 北海商科大学
  • 日東駒専(日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学)
  • 産近甲龍(京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学)

総合職の内定者は1名いるかいないかといっても過言ではない。

こうした傾向から学歴フィルターの疑いが否定できないと読み取れる。

応募者数が数千件にものぼり、より効率的に選考を行うために学歴で選別しているとも考えられる。

参照:鉄道会社への就職で有利/不利になる大学! 学歴フィルターを考察

現業職

現業部門とは、鉄道フィールド職・ドライバーコースのことを指す。

鉄道フィールド職は技術系現業部門という性質が大きく、ドライバーコースは名前の通り駅員・車掌・運転士。

鉄道フィールド職

鉄道フィールド職

鉄道フィールド職の主な大学

北海学園大学、札幌大学、北海道工業大学、北海道科学大学

芝浦工業大学、東京都市大学

日東駒専(日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学)、産近甲龍(京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学)などの中堅私立大学

上記は鉄道フィールド職の採用人数が多い大学。在籍する学生数が多い北海学園大学、北海道工業大学からの採用人数が多めになりやすい。

保線、車両、施設の保守点検に関連する技術系職種ということで、基本的には理系の学部学科からの採用になりやすい。ゆえに、大学も主に理工学部がある大学、または工業系の大学が多め。

出身大学では総合職のような偏りはなく、「学歴フィルター」も薄いと判断。

ドライバーコース(駅員・車掌・運転士)

JR北海道のドライバーコース(駅員・車掌・運転士)

ドライバーコース(駅員・車掌・運転士)の主な大学

北海学園大学、北星学園大学、札幌大学、北海商科大学、札幌大谷大学、札幌学院大学、札幌国際大学

日東駒専(日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学)、産近甲龍(京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学)などの中堅私立大学

ドライバーコースは運輸系の職種で、駅員・車掌・運転士がここに該当。文系の学部学科からの採用が中心のため、文系の大学からの採用が多め。

北海学園大学、北星学園大学、札幌大学、北海商科大学が多め。

同じく、出身大学では総合職のような偏りはなく、「学歴フィルター」も薄い。

結論:総合職にて学歴フィルター化

学歴フィルターの仕組み

JR北海道の場合、内定者を見ると有名な大学を出ている人が多いように感じる。偏差値が高くて入試の難易度が高い学校が出身校の中ではメジャーな存在。

国公立大学全般、MARCH・関関同立以上の難関私大という限られたレベルの大学がボリュームゾーンとなっている。

こうした傾向を考慮するとJR北海道の総合職新卒採用の際には学歴フィルターが大いにあるものと私は感じる。

リクルーター面談で囲い込みも

リクルーター

さらに、JR北海道にはリクルーター面談も一部の学生をターゲットとして存在する。

リクルーターが付くのは有名な学校の学生に限られているようだ。(北海道大学が多めな印象)

リクルーターが付くと選考は裏ルートで進むことができる。うまくいけば、正式な面接の回数は1~2回程度で内定がもらえる。正規ルートよりも入社の難易度は下がるのは間違いない。

学校名だけでリクルーター面談の有無が決まるため、少なくとも裏ルートとなると学歴フィルターが存在するといえるだろう。

リクルーター面談があるのは、北海道大学に加え、東京大学・京都大学・大阪大学・名古屋・神戸大学・東北大学、東京工業大学・一橋大学、そして慶応義塾大学・早稲田大学に限られると見込まれる。


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